60年前の辛く悲しい思い出。苦しみ続けてきた思い出。少年と出会ってからの思い出。全て大切な想い。

商店街で椿の姉・陽子と出会った卜部。挨拶して立ち去ろうとするが、喫茶店に寄ろうと誘われる。

少年が見えない。誰も私のことを意識しない。触ってほしい……。もういいの……。思い残すことなんて。

文化祭の以来、椿は卜部を抱きしめたくなる衝動にかられていた。椿の変化に気づいた卜部は…。

2つの鈴。姉の心配をする妹。「疫病」で家族を亡くした幼き少女。神社の跡に建てられた学園。

元彼に復縁を迫られて困っているという早川に頼まれ、椿は一日だけ早川の彼氏役を引き受けることに。

手を振る少女。抱きつく少女。楽しむ少女。さみしがる少女。苦しむ少女。逃げ出す少女。そして……。

椿は町で偶然、中学のときに片想いをしていた早川愛香と再会し、公園で話すことになった。

夕子さんに会いに来た少女。怪人「銅人（アカヒト）」さんの噂。囚われた「ゆうこ」さん。

不穏に蠢く影。六十年前の「疫病」。新しく生まれた感情。突き落とされた少年。無くなった過去。

記憶を喪失した幽霊。何もできない少年。すれ違う2人。少年の決意。屋上で向き合う2人。

丘が寝癖で乱れた卜部の髪を整えてやったところ、卜部の顔が露わになり周囲の注目を集めてしまう。

卜部の胸を触る夢を見た椿。リアルな指先の感触が頭から離れないまま、町を歩いていると…。

卜部は陸上部に勧誘されるが、部活に興味はないと断ってしまう。だが、本当の理由は別にあった。

賑やかな模擬店が並ぶ文化祭。訪れた人の怖いと思うものが見えてしまうお化けやしき。死装束の夕子。

椿は、丘が上野を「公平くん」と呼ぶことを知り、自分も卜部から「明くん」と呼ばれる姿を想像するが…。

怪異調査部の夏合宿。あんパンとお茶。錆びついた水道管。背伸びした水着。二人目の幽霊探索。

熱い日差しの下、グラウンドでサッカーの授業を受けていた男子生徒たちの関心はプールに集中していた。