ろうやかくは侍女を養成するための組織。江家はろうやかくの侍女に子弟を任せることに。侍女の水無瑕（すいむか）は、兄の赤金鳳尾針が競売に掛けられているのに気がつき、華灯坊に行く。そこで江白玉（こうはくぎょく）に出会った水無瑕は、赤金鳳尾針を奪い合うが負けてしまう。そこで賊に襲われるも、沈青鯉（しんせいり）に助けられる。その後、江家を訪れた水無瑕は江白玉に再会する。

監禁を抜け出し、こっそり鬼市へと向かっていた江白玉は、侍女の水無瑕に馬小屋に連れていかれる。次の日、江天凌（こうてんりょう）との手合わせを行った江白玉は、あと１点という、よい成績を収める。水無瑕は江白玉が仕込んだ眠り薬入りの湯船に浸かり、眠り込む。目が覚めると、八喜（はっき）に頼んでおいた行動の合図である真珠粉が届いていたが…。

鬼市に行った水無瑕は、重傷を負った沈青鯉を助ける。屋敷に戻って湯船に浸かっていた江白玉は、血の臭いがすると水無瑕に言われるも、うまくごまかす。ろうや霊草を煎じていた水無瑕の所に来た江白玉は、その秘薬を飲もうとするが、水無瑕に邪魔される。江白玉に榴蓮飴をもらった水無瑕は、沈青鯉の所に持っていく。

沈青鯉は、なぜ仮面を着けているのかという水無瑕の問いに、顔に傷があるからだと嘘をつく。一方、江白玉を補佐するために同じ部屋で就寝することになった２人。水無瑕は、あの手この手で江白玉が屋敷を出ていくのを阻止しようとする。江白玉と水無瑕は別々に、流行り病の蔓延する北湾村に向かうが、そこで遭遇してしまう。

うまく北湾村に潜り込んだ江白玉と水無瑕だが、結局 各自の目的は達成できずにいた。江府に戻った２人は、江老夫人から江州七夕祭行きの許可を得るべく、斉徳隆（せいとくりゅう）が補佐する江天凌との勝負に挑むのだった。山の洞窟で行われたその勝負は危険に満ちており、４人はそれぞれの想いを胸に秘めて難関を突破していくのだが…。

沈青鯉と水無瑕は、お互いへの想いを胸に秘め、生涯の伴侶の腕輪を別々に手に入れる。屋根の上で出会った２人は、いい雰囲気だったが、水無瑕は沈青鯉が腕輪を着けていることに気づき、誤解してしまう。自分への贈り物だと知らない水無瑕は、腕輪を渡すのを諦める。沈青鯉と水無瑕の２人は、お互いの想いを知らず、すれ違うのだった。

富貴里を調査するために、江白玉と水無瑕は小説の続編を書いて馬三（ばさん）に取り入る。続編の見事な出来栄えに馬三も感心し、無事に富貴里への侵入に成功。だが予想に反して何も収穫が得られなかった。一方、馬三の手下を見つけた江天凌は、江白玉と水無瑕と共に華灯坊へ行く。折枝（せつし）の協力の下、情報を聞き出すが…。

慈善会で、流民の収容所建設と労働契約を15万両の高値で入札した万馬堂が人売りの黒幕だと疑う江白玉と水無瑕は、確証をつかもうとする。そんな中、流民を拉致する馬三を見つけ、流民を保護して官府に一報する。その後、万馬堂の店主 馬如龍（ばじょりゅう）が馬三の命を狙うと察した２人は、それぞれ救出に向かうのだが…。

官府は馬三の死亡をもって事件解決とするが、江白玉、水無瑕は納得がいかない。２人は兄や父の死に馬如龍が関わっていると疑うものの、決定的な証拠はなかった。残された唯一の手がかりは、馬三が死に際に水無瑕へ渡した香り袋だ。だが、袋の中には薬草以外の物は入っていない。しかも水無瑕は突然、目の病にかかってしまう。

授業の実践として町に横行している偽造品を摘発すべく江白玉、水無瑕ら４人は市場調査を開始し、偽造品の裏に隠された実状を知る。一方、父親の借金の肩代わりを迫られている斉徳隆を助けようと方雲成（ほううんせい）は独自で開発した化粧品を売ろうと試みる。江白玉は沈青鯉に扮した自分が飲まされたのは八喜が取り違えた媚薬と知り…。

沈青鯉はいつも疲れた時に１人で訪れている場所に、誕生日を迎えた水無瑕を連れていき、雛菊の花束を贈って、これからも毎年、誕生日を共に祝うと約束する。そして仮面の下に隠された顔を知りたいという願い事をかなえてあげるために、水無瑕に目隠しして顔に触れさせる沈青鯉。そのまま２人は、初めての口づけを交わすのだった…。

江白玉と水無瑕は流民で薬を実験している万馬堂に突入する。馬如龍は通報を受けた官府に拘束されるが、薬を開発していたはずの蕭開楨（しょうかいてい）の姿はなかった。屋敷に戻った江白玉と水無瑕は、江老夫人に呼び出される。事件解決の功績を称えて褒美が与えられると思いきや、そこに準備されていたのは数々の結納の品であった。

江白玉と水無瑕は婚姻を取りやめるため、仮病など、さまざまな手段を使うが、ついに大奥様が発作で倒れる。だが、婚姻の取りやめだけで事は済まず、２人は相性が悪いと水無瑕はろうやかくに送り返されることに。新しく来る侍女を待つ５日間は、八喜の不輸賭坊にとどまるのだった。そして皆で華灯坊に集まり別れを惜しむのだが…。

水無瑕は崇安の奉公先を探すが、ろうやかくの名簿には遠方の雇い主しか記載されていなかった。江白玉は江老夫人を説得するが、抵抗むなしく淑静（しゅくせい）をあてがわれる。淑静に始終見張られていたため江白玉は外出もままならず、無情にも水無瑕がろうやかくへ戻る日が来てしまう。迎えの馬車に乗り込もうとする水無瑕を呼び止める声が、雨中に響く。

再び江家に戻ることを許され、江白玉の補佐役の続行が決まった水無瑕だが、喜びもつかの間、秋（しゅう）閣主が２人にろうやかく訪問を促した。そこで２人を待ち受ける試練とは？一方、斉徳隆の元へ頭痛の種である賭博好きの父親が突然現れ、縁談を持ちかけてきた。それを見て慌てた方雲成は、江家の若様のふりをしてその場をしのごうとするが…。

華灯坊を訪れた江天凌は、折枝に酔い潰れた夜のことを謝り、婚姻を申し出る。折枝は１人の男に縛られたくないと言うが、江天凌は引き下がらない。一方、ろうやかくを訪れていた江白玉と水無瑕は、手土産の人参の箱の中から、カビの生えた紙が見つかったとの報告を閣主から受け、紙に記された文字を確認しようとするが…。

ついにこうかくの遺した処方箋の解読に至るが、それは意外なものだった。水無瑕は兄が殺された理由を知り、真相究明を心に誓う。一方、沈青鯉が自分と江白玉の関係に嫉妬していると勘違いした水無瑕は、誤解を解こうと頭を悩ますが…。折枝にますます夢中になる江天凌だが、いまだ自分の気持ちが分からずにいるのだった。

水無瑕は江白玉に好意がないことを伝えるが、どうやら理解されていない様子。思い悩む水無瑕の元を訪ねた沈青鯉は、生涯を共にしたいと求婚する。これを受け、水無瑕も沈青鯉との将来を考え始める。一方、折枝への想いを深めた江天凌は、江白玉の必死の説得にも耳を貸さない。告白を決断し、着々と準備を進めていく。

ある夜、崇安が地震に見舞われ、江天凌は華灯坊にいる折枝を捜し回る。江府では方雲成が斉徳隆を連れて避難し、用意していた非常食などを差し出すが受け取ってもらえない。一方、屏風が倒れかかり、身をていして水無瑕をかばった江白玉が首を負傷してしまったことで、江老夫人は２人がやはり相克しているのではと疑うのだが…。

地震の時に危険を顧みずに助けられたことで、水無瑕は沈青鯉よりも江白玉が気になり始める。江白玉を好きになるはずがないと言いながらも、崇拝者から届いた手紙に夢中になっている姿に嫉妬を隠せない。折枝も地震がきっかけで、江天凌の告白を受け入れる。そして２人は、周りがあきれるほどの熱愛ぶりを見せつけるのだった。

江白玉は自分に気持ちが傾き始めた水無瑕を見て複雑な気持ちになり、水無瑕は自分の心変わりに動揺し、別々の生活を提案する。一方、軽率な提案で折枝を怒らせてしまった江天凌は華灯坊での新たな催し物を企画し彼女の信頼を取り戻す。しかし２人が親密にしているところを江琥（こうこ）に見られ、交際を猛反対されるのだが…。

江白玉は、自分が沈青鯉であることを明かそうとするが、赤金鳳尾針は兄の物だと、水無瑕が語り始めたため思いとどまる。その手で父の敵を討とうとしていたやさきに、実は敵の妹が水無瑕だったと知り、衝撃を受ける。江白玉は、華灯坊で浴びるほど飲み、折枝に決心はついたと言うのだが、もんもんとした心は晴れなかった。

兄が生きていると確信した水無瑕は必死に行方を追うが、捜索は困難を極めていた。一方、斉徳隆は街中で騒ぐ斉東強（せいとうきょう）から自分を守ってくれた方雲成に対して一層心を惹かれるが素直になれず、そうしている間に方雲成はある決断をしていた。そして江天凌は父親の反対を押し切り、折枝に会いに行こうとするが突然気を失ってしまい…。

蕭開楨を見つけた沈青鯉は、７年前の事件について問いただす。蕭開楨を連れて脱出を試みるが、馬如龍に動きを察知されて乱闘に。しかも薬品に引火して大爆発を起こしてしまう。一方、現場に駆けつけた水無瑕は、そこで沈青鯉の仮面と、右腕に傷のある男の遺体を見つける。生きていたはずの兄が死んだのは、沈青鯉のせいだと思い込み…。

水無瑕は蕭開楨の助言により、江白玉の記憶が戻るように刺激を与え続けた。２人で華灯坊や不輸賭坊を見渡せる場所に行き、水無瑕は思い出を語るが江白玉の記憶は戻らず、何の感情もないと言い放たれたうえ、雨の中に取り残されてしまう。その翌日、江白玉はくしゃみをする水無瑕を気遣い、風邪薬を買ってきたのだが…。

方雲成が江府を去ると知っても、気持ちを打ち明けられずにいる斉徳隆。勇気を出して方雲成の部屋を訪ねるが、すでに出発したあとだった。部屋に残された書きつけを見て、素直な気持ちを吐露する。その時、背後から聞き覚えのある声が響いた。一方、自分の病を知った江天凌は、折枝に会うため思い出のあの橋へ行くことを決心する。

江白玉は、叔父江琥が７年前に父こうかくを殺したことを知り、動揺を隠せない。江天凌は、母からの遺伝で病にかかっていたが、江琥がこうかくを殺したことが裏目に出てしまう。こうかくが自分の体を使い、薬を試していたことを蕭開楨から聞いた江琥は、己の非道な行いを悔いるのだった。そして、江老夫人や江天凌の見ている前で…。

ZH社の社長で建築士のチャン・イーは、仕事を辞めて主夫として家庭を支える優しい夫チャン・シンと可愛い娘シャオシャオとの３人暮らし。ある日、チャン・イーは夫のスマホに届いた、見知らぬ女性からの意味深なメッセージに気づく。また夫がホテルを利用したことがわかり疑心暗鬼に。思い悩みながらもなんとか仕事を終わらせ、夫とテレビ電話をつないだ時、背後にうつりこんだ女性の影を見てしまう。

チャン・シンが無断でシャオシャオにキッズモデルをさせていたことを咎めたチャン・イーは、お詫びにピアスをプレゼントされる。別の日、チャン・イーは友人のジンフォンとチャン・シンが共同で幼児教育の事業を起こしたことを知る。チャン・イーは最近浮気を疑っていたとチャン・シンに詫びるが、その後、車の中で避妊具を購入したレシートをみつけてしまう。さらに、もらったピアスは、ネックレスを買った時の付随品だったことがわかる。

ヤン・イエンの協力のもと夫を尾行し、女性とカフェで抱き合っている姿を目撃したチャン・イーはショックで取り乱し、娘のシャオシャオを怒鳴りつけてしまう。仕事でも成果が出せず義母には母親としての態度を叱責されボロボロ。その時、ヤン・イエンに呼ばれ、浮気相手はシャオシャオの幼稚園教諭のスン・ウェンウェンだと知らされる。会社の弁護士に、離婚訴訟について相談し、親権と家が欲しいことを打ち明ける。