絵本作家の娘ニエンシーがシャオフェイの子供だと気が付いたチンフイの母メイユエ。シッターの仕事を断るものの、情が移っていたメイユエは…。

母メイユエの計らいで、家族ぐるみで生活し始めたシャオフェイとチンフイ。しかし、なかなか以前のようには２人の距離を縮められずにいた。

劉恋（榴蓮＝ドリアン）はシングルマザーの子。潔癖症で口やかましい母親からは試験管ベビーとして生まれたと言われ続けてきたが、その母親が突然他界してしまう。榴蓮は母親の骨壺を抱えて元カレの寧遠を訪ね、寧遠が介添人を務める予定の結婚式についていくことに。結婚するのは大学時代に榴蓮や寧遠と親友だった馬迪で、後にあることが理由で決別していた。榴蓮は結婚式を散々かき乱したあと、母親の墓地を購入するため業者を訪れるが…。

３日間 会社を無断欠勤していた榴蓮は、同僚のエコー写真を利用して妊娠したとウソをつき１か月 休暇を取ることに成功する。その後 母親の職場から帰宅すると易祖竹が家を訪れていた。榴蓮は母親が使っていた部屋を貸し出す広告を出しており、易祖竹が応募していたのだ。すると隣人の段おじさんがやってきて榴蓮のベランダ越しに家に入ろうとするが、足を滑らせ病院に運ばれることに。病院で待つ間、榴蓮は倒れた母親が運ばれる情景を思い出していた。

榴蓮の住む団地の下の階で一人暮らしをしていた老女が孤独死を遂げる。腹をすかせた飼い犬が吠えていたことで発見されたのだ。榴蓮は母親の務めていた老人大学でレディー林と知り合いになる。ダンスの好きなレディー林は自分の人生を大切にできる独り身のすばらしさを主張、榴蓮にも勇気を与えるのだった。ところが榴蓮が帰宅すると部屋は同居人の祖竹によってすっきりと片づけられ、母との思い出の品・ディスコボールがなくなり…。

祖父が入居する施設から呼び出された榴蓮。文芸公演への参加を要請され入居費９万元の支払いを求められる。大金が必要になった榴蓮は会社を訪れ部長からMD社との交渉を請け負う。MD社の担当は昔の友人で仕事のパートナーでもあった馬迪だった。馬迪は過去の埋め合わせとして“タフガール”のデザインを任せてもいいと提案してくる。その後、榴蓮は寧遠に絵の買い手を探してほしいと頼みに行くが、この数日ある男に尾行されていることに気づき…。

祖父の居住費を元カレに借りてしのぐことになった榴蓮。マッチングサイトで出会った男性たちとデートをして夕食代を浮かせるという作戦に打って出るが、日替わりで出現する奇妙な男たちを相手にストレスが募っていく。ある時、榴蓮は母親が結婚資金として自分に保険をかけていたことを知る。母親は生前、家に生活費を入れるかどうかで榴蓮と頻繁にバトルを繰り広げていた。そして養老施設の文芸公演が開催、榴蓮はある詩を朗読し…。

母親が自分に掛けた保険を手に入れたい榴蓮はVIO脱毛を敢行、マッチングサイトで出会った馬野のアトリエに行く。アトリエは以前、母親が務めていた老人大学内に構えられていた。突然結婚をオファーするも馬野にドン引きされた榴蓮だったが、めげることなく今度は個展会場へと足を運ぶ。しかし馬野に絵の才能をケナされたため啖呵を切って立ち去るのだった。そんな中、山竹の夫が突然現れ山竹を無理やり車へ連れ込む。山竹の夫を撃退させた榴蓮は落ち込む山竹と語り合い…。

山竹は職場で新人男性の教育係を任されるが、実は会社側が既婚者の山竹をパートにして男性を後釜にする思惑だった。激怒した榴蓮は馬野を連れ山竹の職場に乗り込み大暴れする。その帰り、榴蓮は馬野の作品集の表紙を描く約束をしていたことを知らされる。七夕の日、榴蓮はMD社の仕事を同僚の伍佳楽に丸投げして、馬野の新しいアトリエに絵を渡しに行く。馬野とキスする榴蓮だったが、その時に寧遠の姿が頭に浮かぶ。榴蓮は突然アトリエを飛び出して…。

榴蓮は突然ネットショッピングにドはまりする。帰宅後、宅配の小包が山積みになった部屋を見て心配になった山竹は、榴蓮を禁欲セミナーへと連れていく。そこにはバラエティーに富んだ依存症状を持つ人たちが集まっていた。榴蓮はカウンセラーの言葉に従い、数日前、数か月前、数年前へと少しずつ記憶をたどっていく。そこには常に榴蓮を叱咤激励する母・劉閔之の姿があった。ある時、榴蓮が家に戻ると、彼氏になる一歩手前の寧遠が劉閔之から食事に招かれていて…。

猫を飼って福を招こうと考えた榴蓮は部屋の模様替えに着手。飼い猫の引き取り手を探していた男に住環境のチェックを受けるが、偽装妊娠がバレたことで危険人物認定され猫を飼う計画が台なしになる。一方、馬迪からオファーのあった“タフガール”プロジェクトは進んでいたが、タフガールのコンセプトとは真逆のインフルエンサーが起用されることになっていた。納得がいかずブチ切れた榴蓮は、妊娠はウソだと告げ会社を辞めるのだった。

ある日、隣の朗おじさんの息子、剛剛がベランダを伝わって榴蓮の部屋へ入ってくる。榴蓮は剛剛を連れてフリーマーケット会場へ向かい、自分の絵を売り始める。剛剛から父親のことを尋ねられた榴蓮は、子供の頃を思い出す。幼い榴蓮は父親を突き止めるため、母親の周囲にいる男性の顔のパーツを描いては、まだ見ぬ父親のことを連想していた。そして大人になってからも榴蓮は試験管ベビーを斡旋する会社に問い合わせの電話を入れるが、先方からは意外な回答が…。

朗おじさんから榴蓮のもとに衝撃のニュースが舞い込む。なんと莫大な遺産を持つ社長が重い病にかかり、死ぬ前に愛人との間に生まれた娘と一目会いたいというのだ。社長の秘書は娘は榴蓮で間違いないと太鼓判を押す。榴蓮は寧遠を変装させて祖父の記憶を引き出そうとすると、祖父の口からは驚きの言葉が…。そして親子鑑定の結果を聞くため社長の病室を訪れた榴蓮は、初めて会う瀕死の初老の男に戸惑いながらも思いの丈をぶちまける。

再度寧遠のもとへ会いに行った榴蓮。しかし寧遠はプロポーズを断られた瞬間から榴蓮とは別の方向の人生を歩んでいて、とっくに榴蓮への愛は消えていることを伝える。榴蓮は孤独に打ちのめされ、泥酔しながら“母親の木”に泣きながらすがるのだった。翌朝、すっかり生き返った榴蓮は、夫と離婚し北京でキャリアを積むことを決めた山竹と共にドライブへ繰り出す。到着した海辺はかつて劉閔之が榴蓮の父親とデートに行った思い出の岬だった。

南川テレビでディレクターをしているチャオ・チャオイーは、“学生時代に好きだった人の今は？”という企画を考え、高校時代に恋心を寄せていたイェン・モーに想いをはせるのだった。一方のイェン・モーはイギリスで健康状態を測定できるブレスレットを考案し、名を挙げていた。そんなある日、チャオイーが担当するインタビュー番組の司会者がケガを負いチャオイーが急遽、司会を務めることになるのだが、ゲストとして現れたのは…。

チャオイーはグァンチャオのせいでテストでカンニングをしたことになってしまう。だが、それがきっかけとなりイェン・モーの隣の席に座ることに。物理の授業でイェン・モーと一緒に実験をすることになるが、その報告書をクラスメートが汚してしまう。放課後、報告書を書き直すためチャオイーは実験室に１人で残り、もう一度実験をやろうとするがうまくいかない。そんな時、そこにイェン・モーが現れて、チャオイーに声をかける。

高校時代。普段から成績の悪いチャオ・チャオイーとハオ・ウーイーとフェイ・ダーチュアンの３人はひょんなことから退学の危機に直面する。退学を免れるには次の月例テストで目標順位をクリアしなければならない。家が金持ちのハオ・ウーイーは母親が家庭教師をつけてくれることに。チャオ・チャオイーとフェイ・ダーチュアンはクラスメイトである学年トップのイェエン・モーに勉強を教えてくれるよう頼みに行くのであった。

試験も終わり日常を取り戻したチャオイーだったが、席替えでは、再びイェン・モーの隣の席を選ぶ。その後、ふとしたことで手をつないでしまい、胸の高まりを覚える２人。そんな中、急遽クラス全員で山へバーベキューに行くことになった。道中、同級生のネクタイを褒めるチャオイーを、じっと見つめるイェン・モー。バーベキューを楽しむ一同だったが、フェイ・ダーチュアンがこっそり持参した酒が、思わぬ事態を招くことに…

そっけない態度をチャオイーに謝りたいと思ったイェン・モーはグァンチャオに相談する。早速、映画のチケットを用意したイェン・モーだったが…。ユー・ミャオミャオに自分はチャオイーの疫病神だと言われショックを受けるウーイー。さらに秘密にしていたダーションとの交際をチャオイーに知られてしまい、２人の関係はギクシャク、やがて大ゲンカに。グァンチャオはチャオイーに真の友とは何かを諭す。チャオイーとウーイーの友情の行方は？

久しぶりに家に帰ってきたイェン・モーの母親は、モーのクローゼットに彼の趣味とは違うＴシャツを見つける。学校でのいじめを疑った母親は弟のフェイ・ダーチュアンに探りを入れると、思わぬ答えが返ってくるのだった。そんなある日、モーとチャオイーは買い物の途中で偶然遭遇する。だがモーは一緒にいた母親に知らない人だと言い、そのまま立ち去ってしまう。一方、ウーイーはダーションに渡すはずのカードを担任のガオに渡してしまい…。

チャオイーたちの高校はテストが終わり、冬休みに。休みが明け、新学期が始まった頃にチャオイーとグァンチャオの実父が学校に現れる。２人は実父から食事に誘われるが、グァンチャオは昔の恨みから、父をこっぴどく追い返すのだった。一方、イェン・モーは家に帰ってきた父親の様子に違和感を覚え、不倫をしているのではと疑いを持つ。真相を突き止めるため、変装をして尾行をしている最中、チャオイーと出くわしてしまう。

チャオ・チャオイーはイェン・モーから父親が誰と会っていたのか聞かれるが、本当のことを伝えられずにいた。モーはチャオイーとの約束どおり、チャオ・グァンチャオに実の父親と食事に行くよう話をするが案の定断られる。だが思いがけずチャオイーの過去を知るのだった。そんなある日、チャオイーの家から帰る途中、フェイ・ダーチュアンがモーにある書類をダーチュアンの姉に渡すよう頼むのだが、そこに書かれていたのは…。

順位を上げたのもつかの間、再び成績が低迷するチャオ・チャオイー。夜遅くまで勉強しても成果が出ず、思い悩む。心配した両親から塾通いを提案され、ひとまず受け入れることに。フェイ・ダーチュアンはそんな彼女を元気づけようとネットカフェに連れて行くが、イェン・モーから思わぬ誤解を受けてしまう。一方、バスケチームへの参加を目指す兄のグァンチャオは、ハオ・ウーイーにコーチを依頼する。一度は断ったウーイーだったが…

来学期から文系クラスと理系クラスに分かれるため、それぞれ自分の進路について真剣に考え始める。学年成績1位と2位のイェン・モーとチャオ・グァンチャオは北京での夏期講習に参加できることになった。そこへなぜかチャオ・チャオイーとハオ・ウーイーとフェイ・ダーチュアンもついていく。各自手持ちの現金をイェン・モーに預けて、列車で北京へ出発。旅行気分もつかの間、到着早々ハプニングに見舞われる５人であった。

夏休みも終わり、高校２年生となったチャオイーたち。新学期早々、ウーイーからの爆弾発言に驚くチャオイー。しかしその裏にはグァンチャオとダーチュアンの計略が…。それぞれが進路を模索し始める中、チャオイーはイェン・モーと約束したイギリス留学の件を家族に話せずにいた。授業で扱ったキング牧師の演説をきっかけに、ガオ先生はチャオイーたちに「夢はあるか」と問う。また先生自身も次の夢、そして未来に思いをはせるのだった。

フェイ・ダーチュアンとの賭けがバレれたチャオ・グァンチャオは意を決してハオ・ウーイーに謝罪に行く。そんなグァンチャオにウーイーは掃除を言いつけこき使う。一方のチャオ・チャオイーはイェン・モーと映画鑑賞に。ある日、チャオイーのクラスに転校生がやってくる。彼女のあまりの美しさにスン・ジェンチーは一目惚れし告白するのだが、あっさりフラれてしまう。だが、そのことが原因でとんでもない事件が起こり…。

イギリス留学の準備を着々と進めるチャオ・チャオイーとイェン・モーだったが、チャオイーの家族に悲劇が起こり、事態は一変する。チャオイーはそのことをイェン・モーに打ち明けられず１人悩み続けるのだった。イギリス留学にも暗雲が立ち込め、２人の関係は次第にギクシャクしていく。ー方、チャオイー一家を気にかけるハオ・ウーイーはチャオ・グァンチャオの本当の気持ちを知り、彼の気持ちをおもんぱかって心とは裏腹の誓いを立てる。

チャオ・チャオイーが留学を諦めると知り、イェン・モーは母親にある相談をする。モーの話を聞いた母親は翌日チャオイーのもとを訪れるのだった。それから４年がたち、高校を卒業した南川第一高校の仲間たちはそれぞれの道を歩み始めていた。チャオイーはモーのことを忘れようと努力していたが、義父の思わぬ言葉に当時のことを鮮明に思い出し涙する。そんなある日、チャオイーはイギリスにある姉妹校への派遣プログラムに誘われるのだが…。

幼い頃から憧れていたイギリスの大学に入学できたイェン・モー。しかし、その顔に嬉しさはなく、誰とも親しくなろうともせず、再び孤独な学生生活を送ることになる。イェン・モーとチャオ・チャオイーはお互いのことを想いつつも、すれ違う。結局一度も連絡を取らないまま大学生活を終える。その後、２人とも社会人になり、思いがけない形で再会するのであるが、わだかまりを解くことができず、最悪の事態を招いてしまう。

チャオ・チャオイーとイェン・モーの間のわだかまりは、依然として解けずにいた。そんな中、ハオ・ウーイーの強引な頼みでお見合いの替え玉をやらされることになったチャオイーは、お見合いの最中にアニーと食事に来たモーと出くわしてしまう。そこでモーが取った行動とは…。一方、ダーチュアンはモーにビジネスの話を持ちかけるが思いどおりにいかない。ウーイーは新境地を開こうとするが編集長との意見が合わず途方に暮れるのだった。