白鳳九（はくほうきゅう）と東華帝君（とうかていくん）が婚儀を控えた碧海蒼霊で幸せな時間を過ごしていた頃、緲落（びょうらく）は二人の婚儀の間に血涙を奪うよう聶初寅（じょうしょいん）に指示していた。そして、迎えた婚儀の日。東華帝君は二人の結婚を阻もうとするきこうに腹を立てるが、彼女を魔界へ送り届け毒を抜くことに。一方、白鳳九は一向に婚儀の宴に現れない東華帝君を待ち続けて…。

婚儀を挙げられず傷心のまま青丘に戻った白鳳九（はくほうきゅう）。彼女は折顔（せつがん）から身ごもっていることを知らされ、迷った末に独りで生んで育てることを決意する。そして、神仙として生まれ変わったようせいていに自分の修為を与えた後、人間界へと修行に出かける。そこで東華帝君（とうかていくん）にそっくりな息子を生み滾滾（こんこん）　と名付けて二人で暮らしていた白鳳九は…。

東華帝君（とうかていくん）はようせいていに帝君の位を継がせると宣言すると白鳳九（はくほうきゅう）に会う。そして、彼女に心の臓で作った指輪を贈るが受け取ってもらえず、重霖（ちょうりん）に自分が死んだら彼女に渡してほしいと頼む。こうして、決死の覚悟で緲落（びょうらく）との対決に向かった東華帝君。彼は天命に抗っても白鳳九との縁を守り、彼女のために命を懸けようとしていた…。

共に生きる縁はなくても死ぬ縁はあるはずと東華帝君（とうかていくん）を助けに向かった白鳳九（はくほうきゅう）。彼女は東華帝君の心の臓で作った指輪の力で結界をくぐると、弱った東華帝君に代わって緲落（びょうらく）と戦い始める。そこで、白鳳九は緲落に斬られて血を流すが、その血を浴びた緲落が思いがけず苦しみだす。そして、彼女と東華帝君の流した血が合わさると…。

周放（ジョウ・ファン）とケンカをした秦清（チン・チン）のことを心配した左宇霖（ズオ・ユーリン）は、２人の関係を修復しようとするが、なかなかうまくいかない。一方、宋凛（ソン・リン）は、周放のことが忘れられず、宋洛（ソン・ルオ）から周放の様子を聞き出していた。そんな中、如惠（ルーフイ）は自宅に霍辰東（フオ・チェンドン）を招き、娘とうまくいくように仕向けるが、その気のない周放は気まずい気持ちになる。

宋凛に頼まれ、ウエディングドレスのデザインをすることになった周放。依頼人から妻へのサプライズとしてドレスを贈りたいと言われ、周放は丁寧に話を聞く。宋凛は周放との距離を再び縮めるため、何かと周放を気遣う。一方、左宇霖は大学時代の友人から新規事業の提案を受け、宋凛に協力を仰ぐことに。

汪澤洋（ワン・ゾーヤン）の浮気相手だと思っていた沈培培（シェン・ペイペイ）が、実は周放と同じく汪澤洋にだまされていたと知った秦清は、周放と３人で会うことに。沈培培は周放に今までのことを謝罪し、２人は友達になる。ついに周放がデザインしたドレスが完成し、結婚式が始まる。幸せな２人の姿を見た宋凛は思わず周放と手をつなぎ…。

秦清は左宇霖の浮気を疑い、周放の家で落ち込んでいた。本当のことを知っている周放は左宇霖をかばうのだが、秦清は聞く耳を持たない。一方、宋凛は宋洛が自分ではなく、霍辰東に勉強を教えてもらっていることにショックを受けていた。そんな中、周放は再び盗用疑惑の記事を掲載されてしまい…。

周放は自分を陥れた人物として泉野（チュエン・イエ）を疑う。心配した沈培培が周放の元を訪れると、偶然、霍辰東と出会う。霍辰東に送ってもらうことになった沈培培は、霍辰東に自分の気持ちを伝えようとするが、うまくいかない。一方、意を決した周放は、泉野に直接会いに行くが、デマを流したことを認めようとはせず…。

娘を心配した如惠は自宅に風水師を呼ぶ。すると周放の将来は安泰だと大絶賛される。しかし向かいの家に宋凛が住んでいることに気づいた母は大激怒！周放を連れて、宋凛の家へ向かう。如惠は宋凛に、娘とどういう関係かと聞くと、宋凛は一方的に思いを寄せているだけだと伝えるのだが、そこに宋洛が帰宅する。

秦清が父親の病気のことを知ってしまい、周放は急いで病院へ向かう。秦清の父は、娘への思いを打ち明ける。そして手術当日、病院には心配した宋凛もやってくる。最初は驚いた周放だったが、宋凛の優しさに改めて気づくことに。そして病院からの帰宅途中、２人は如惠の姿を見つけ、急いで隠れるのだが…。

周放のもとを訪れていた汪澤洋。しかしその姿を見た宋凛は、周放が自分に相談もなく汪澤洋にお金を貸したことを知り、激怒する。汪澤洋は自分のしたことを正式に公表し、周放の盗用疑惑は晴れる。そして周放は泉野と一緒に仕事をすることに。一方、元彼との仲を疑う宋凛は左宇霖を呼び出し、酒を飲むが…。

周放は蘇州の工場へ行き、無事に交渉は成立する。そして蘇州からの帰り道、大雨が降り、前がよく見えない中、周放の運転する車は…。一方、周放のことが心配な宋凛は、自宅で周放の帰りを待っていた。だが交通事故のニュース映像に周放の車が映っていることに気づいた宋凛は急いで事故現場へと向かう。

周放と宋凛の仲を疑う如惠は、娘の家に押しかけ、そのまま泊まることに。周放は母に宋凛への思いを伝えようとするが、如惠は宋凛のことを認めようとしない。一方、左宇霖を中心に進めている事業に周放の意見を取り入れたいと言う左宇霖に、宋凛はこれ以上、彼女の負担を増やしたくないと難色を示す。

周放のブランドの生地に健康被害に関わる問題があることが分かり、周放は再び窮地に立たされる。宋凛もまた、会社での対応に追われていたが、この件には百賽（バイサイ）グループが関わっている可能性を感じ始めていた。実は蘇嶼山（スー・ユーサン）が宋凛の会社を買収しようとしていたのだった。一方、周放を心配した秦清は飲みに誘う。

ついに蘇嶼山に万楓（マンフォン）グループを奪われてしまった宋凛。株主たちは宋凛に対し、再起するために力を貸すと言うが、宋凛は少し休むと伝える。周放が宋凛を心配して連絡をしても、宋凛は周放の前でつらい姿を見せようとしない。そして宋凛は辞任することを誰にも言わないようにと部下の陳晨（チェン・チェン）に告げるのだが…。

霍辰東は宋凛に、周放への未練はもうないと伝え、仕事上のアドバイザーになることを提案する。一方、宋洛はアメリカ留学のために約束した成績もクリアし、兄にそのことを報告する。だが宋凛はすでに留学の手配を進めており、宋洛に書類を渡す。そして宋凛は沈迪（シェン・ディ）に電話をして宋洛のことを頼むと伝える。

宋凛は周放と行くはずだった絵画展に１人で行くと、いきなり女性とぶつかる。その拍子に宋凛の服に酒がかかるが、女性は謝らず、いきなり画家の名前を叫び、絵画を返却するよう訴える。呆れた宋凛が霍辰東との約束の場所に向かうと、そこに現れたのは…。一方、周放は蘇嶼山のパーティーに参加するが…。

白鳳九（はくほうきゅう）は宋玄応（そうげんおう）の妖刀で斬られて怪我を負う。すると、そこに駆けつけたようせいていが宋玄応を阻むと白鳳九と宋玄仁（そうげんじん）を地下宮殿から逃す。そして、ようせいていと宋玄応の死によって承虞国は平和を取り戻したのだった。だが、自分のせいでようせいていが命を落としたことを悔やんだ白鳳九。彼女は宋玄仁の制止を振り切ると崖から身を投げて…。

人間界での記憶を失くした東華帝君（とうかていくん）は太晨宮で目覚める。その頃、人間界で鎖魂玉を手に入れた聶初寅（じょうしょいん）は魔界に戻り、それを緲落（びょうらく）に献上する。一方、いつかようせいていを神仙として生き返らせたい白鳳九（はくほうきゅう）は遺体を幽冥司の冥主・しゃこしゅうに預けると青丘へ戻る。そして、天族の皇太子・夜華（やか）との婚礼の支度に追われる叔母の白浅（はくせん）と会って…。

成玉（せいぎょく）とお酒を飲んだ白鳳九（はくほうきゅう）は父・白奕（はくえき）から滄夷（そうい）神君との縁談について打診される。そこで辛い恋を忘れる機会かもしれないと同意した彼女は約定書に爪印まで押してしまうが、酔いから醒めると後悔して縁談を取り消そうとする。ところが、白奕は叔父・白真（はくしん）の説得にも応じない。そこで、仕方なく滄夷神君に直談判しにいくと…。

白鳳九（はくほうきゅう）は滄夷（そうい）神君との縁談を白紙に戻すが、彼は彼女の心が変わるのをいつまでも待つと言い残す。その後、迎えた白浅（はくせん）と夜華（やか）の婚礼の日。青丘に花嫁を迎えにくる役目を引き受けた東華帝君（とうかていくん）が司命（しめい）、連宋（れんそう）とともにやってきて、白鳳九は青丘の姫の身分で東華帝君と対面する。そして、彼女は東華帝君とは初めて会ったふりをするが…。

辛い恋を忘れるはずが、東華帝君（とうかていくん）が自分に興味を持っている様子で、行く先々に現れることに戸惑う白鳳九（はくほうきゅう）。その頃、天宮では千花盛典が開かれ、成玉（せいぎょく）が60年に一度だけ育つ花の霊を披露するが、失態を犯して連宋（れんそう）に助けられる。一方、お見合いから逃げ出して温泉で湯浴みを始めた白鳳九は、またしても東華帝君に出くわして…。

白鳳九（はくほうきゅう）は温泉に忘れてしまった腕輪とかんざしを取り返すため、東華帝君（とうかていくん）が一人になるのを見計らって会いに行くが、新米の神仙たちの前で恥をかいてしまう。さらに、天君（てんくん）の開いた宴で酔っ払ってしまい、東華帝君に介抱されることに。そこで意地を張ってしまった白鳳九は次に東華帝君が現れると、手巾に姿を変えて隠れるが…。

白鳳九（はくほうきゅう）が化けた手巾を東華帝君（とうかていくん）が持ち去ったことに焦った甥の阿離（あり）。彼は折顔（せつがん）に頼んで東華帝君から手巾を取り返してもらおうとするが、体よく追い返される。その後、白鳳九は東華帝君に燕池悟（えんちご）との決闘の場へ連れて行かれる。そこで彼女は東華帝君のてんこうとうに守ってもらうが、思いがけず燕池悟と梵音谷の隙間に飛ばされてしまい…。

60年に1度しか開かない比翼鳥族が住む梵音谷に落ちた白鳳九（はくほうきゅう）と燕池悟（えんちご）。第二王子・相里萌（しょうりほう）に助けられた二人は梵音谷から出られないとわかると、正体を隠し夜梟族の公主と王子のふりをして学府に通い始める。そんな中、学徒が参加する競技大会の賞品がようせいていを神仙に生まれ変わらせることができる蘋婆果だと知った白鳳九は…。

茶道の講義に憧れの先生ではなく代理の先生が来ると聞いた相里萌（しょうりほう）の妹・潔緑（けつりょく）は白鳳九（はくほうきゅう）の手を借りて嫌がらせで教室に罠を仕掛ける。実は彼女の憧れの先生とは療養のため楽師として梵音谷に滞在するきこうを、10年に1度見舞う東華帝君（とうかていくん）だった。結局、東華帝君本人が現れ再会を果たした白鳳九だったが、彼の前では素直になれず…。

白鳳九（はくほうきゅう）は講義の間もきこうがつきっきりで東華帝君（とうかていくん）の世話をするのが面白くない。しかもきこうと“闘茶”で負けて悔しい思いをする。また、何としても蘋婆果を手に入れたいと考えた白鳳九は満月の夜、燕池悟（えんちご）が作った抜け道を辿って蘋婆果を盗みにいく。すると、なぜか東華帝君が一人の妖女と体を絡ませているところに迷いこみ…。

鎮魂玉で化身を作った緲落（びょうらく）の邪悪な気を浴びて寝こんだ白鳳九（はくほうきゅう）。東華帝君（とうかていくん）の床で目覚めた彼女はきこうに見られて誤解されるのではないかと慌てる。そんな中、東華帝君は勝手に燕池悟（えんちご）と居所を交換して白鳳九と一緒に暮らし始める。その強引さに戸惑いつつも、蘋婆果を盗もうとしたことがばれた白鳳九は仕方なく彼の言うことを聞いて…。

競技大会の決勝に出られることになった白鳳九（はくほうきゅう）が宴を開くと、東華帝君（とうかていくん）に丹薬を届けにきた連宋（れんそう）も阿離（あり）を連れてやってくる。その後、燕池悟（えんちご）はきこうのために蘋婆果を手に入れようと競技大会に向けて練習を始め、白鳳九も東華帝君の下で猛特訓に励む。一方、相里萌（しょうりほう）はかつて片想いの相手にもらったコオロギが死んだことに大騒ぎし…。