財布をなくして落ち込んでいた雲朶だったが、拾い主が届けてくれて大喜び。そんな中、社長室から泣きながら出てくる実習生たちの姿を見て不安にかられる雲朶。孫の話によると、実習生のうち正式採用されるのはたったの２人。そして失敗続きの雲朶の途中評価は急降下！孫のアドバイスを受け、再び祁睿峰を取材しにプールを訪れた雲朶は、水着姿の唐一白を間近で見た瞬間、慌てて逃げ出してしまう。

雲朶と祁睿峰の英語のレッスンがスタート。夜遅くまで２人が仲良く勉強する姿を目撃した唐一白は、嫉妬心から雲朶を家まで送り届ける。一方、祁睿峰にひそかに思いを寄せている女子水泳部部長の向陽陽も、２人の姿に嫉妬心がメラメラ。そうとも知らず、向陽陽の前で雲朶を褒めまくる祁睿峰！そんな中、雲朶が作成した南陽体育大学水泳部の動画ニュースが社長の目にとまる。雲朶のランキングは…？！

雲朶は同じ実習生の程美と、財布の拾い主の林梓と食事をすることに。程美は憧れの投資家ジェームス・リンではないかと質問するが、林梓は笑って否定する。一方、南陽体育大学では北江体育大学の水泳部との合同練習が始まる。しかし初日から北江体育大学のエースである欧陽恒と南陽体育大学の部員がケンカする始末。そんな中、突然、林梓が雲朶の助手として採用され、雲朶は驚いて目を丸くする。

唐一白のタイムが伸びていないことに気づいた祁睿峰は、唐一白に理由を問いただす。しかし自分でも何が理由か分からず悩んでいると打ち明ける唐一白。そんな中、青空ネットは唐一白が過去のレースで欧陽恒に勝利したものの、選抜チームに失格となったというニュースを配信する。閲覧数を増やすために林梓がわざとそのような記事を書いたと確信した雲朶は、林梓に詰め寄り２人は言い合いになる。

合同練習中、欧陽恒との対決に敗れた祁睿峰は翌朝、両校の部員の前でむちゃな泳ぎを強行し、怪人ぶりを見せつける。そんな中、唐一白はドーピング疑惑のためドリーム杯の参加資格取り消しもあり得るということを袁コーチに告げられる。話を聞いた祁睿峰は、抗議しようとコーチに食ってかかるが、正式発表があるまでは様子を見るしかないという言葉にぶち切れ！その足で青空ネットに乗り込むのだが…。

タイムが伸びずスランプ気味の唐一白は、とうとう伍コーチに携帯をとりあげられてしまう。伍コーチは唐一白のドーピング疑惑が一気に拡散されたのも全て、記者である雲朶と親しくなったせいだと説教をする。一方、唐一白に電話をかけた雲朶は、つながった瞬間に切れてしまい不安になる。その上、家に帰った雲朶は、大家から突然、出ていってほしいと言われ荷物ごと追い出されてしまう。

帰る家がなくて途方に暮れていた雲朶と再会した唐一白は、雲朶を男子寮に連れていく。ルームメートの明天に事情を話し、雲朶だけを残し唐一白と明天は祁睿峰の部屋で寝ることに。ちょうどその時、上半身裸の祁睿峰が現れ雲朶は絶叫してしまう。一方、程美は林梓が雲朶のために用意した部屋の下見に行き、きれいに飾られた部屋を見て驚く。そして眠れない唐一白は、雲朶のいる部屋を訪ね…。

祁睿峰から引っ越し先を紹介してもらった雲朶。なんとそこは、唐一白の家！そうとも知らず唐一白の家に着いた雲朶は、初日から唐一白の母親の路晨に気に入られる。一方、ドリーム杯の参加選手に選ばれず落胆する唐一白。袁コーチから助言されるものの、その意味をつかめずにいたが、雲朶の言葉からヒントを得る。そして久しぶりに家に帰った唐一白は、自分の部屋の異変に気づき…？

唐一白は、スタート地点に戻ろうとの思いから、雲朶を誘い、高校のプールを訪ねる。過去を思い出し、いろんな思いに浸る唐一白。そんな唐一白に雪朶は、とっておきのストレス解消法を伝授する。ある日、チームメートの陳子強は唐一白が不調であると知り、ドリーム杯のメドレーリレーの第4泳者になるチャンスをくれとコーチにじか談判する。陳子強と第4泳者の枠をかけ、一発勝負に出た唐一白は…？

雲朶は唐一白のゴーグルに書かれた祁睿峰のサインを消そうとスポーツ店を訪れる。そこへ偶然やってきた向陽陽。雲朶が大家から男の子を紹介してもらうとの話を聞いて、気乗りしない雲朶に一緒について行ってあげると話す。向陽陽は雲朶に祁睿峰への想いを語り、すっかり仲良くなった２人は街の中で祁睿峰と唐一白にばったり遭遇する。スカートをはいている向陽陽を見た祁睿峰は、思わず…。

雲水宮が梁聯（りょうれん）に奇襲されるが、身を以て梁聯を食い止めた樊卓（はんたく）の犠牲で白山水（はくさんすい）は逃げ延びる。その後、梁聯は良山郡を攻め落とし雲水宮を成敗した功績で元武（げんぶ）により十一侯の一人に選ばれたのだった。一方、懸壺堂の医者・韓遇春（かんぐうしゅん）に扮した賢国の丞相・李雲叡（りうんえい）は、亡き王の遺言に従い丁寧（ていねい）に人王玉璧を渡すため長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）に接触し…。

賢国との戦に備えて岷山剣会が半年早く開催されることになり、丁寧（ていねい）は人王玉璧を使って修業に励む。一方、丁寧への復讐を企む孫醒（そんせい）は岷山剣会に出るために葉甄（ようけん）と取引きし、腐容丹をもらって第四境へと達する。こうしていよいよ岷山剣会の日がやってくる。だが、その直前に境地を無理に突破しようとして倒れてしまった丁寧は…。

元武（げんぶ）による祭天の儀を経て岷山剣会が開幕。これまでの対戦に負けた宗師たちの剣が眠る岷山剣塚で最初の予選が始まる。そこで剣会の名簿第1位の葉浩然（ようこうぜん）と対戦して勝利した丁寧（ていねい）は無事に予選を通過。だが、顔を隠した対戦者・孫烈（そんれつ）の正体が孫醒（そんせい）と気づいた南宮采菽（なんきゅうさいしゅく）は深手を負い、その場に居合わせた謝柔（しゃじゅう）も彼に毒を盛られて…。

丁寧（ていねい）とともに予選を通過した姜黎（きょうれい）は、薛忘虚（せつぼうきょ）から洞主の証である白羊短剣を授けられる。そして、岷山剣会の2日目。姜黎は孫醒（そんせい）と対戦して敗退、決勝は丁寧と孫醒の対決となる。そこで孫醒は卑劣な手を使って丁寧を殺そうとするが、第四境に達した丁寧は孫醒に見事に勝利する。一方で薛忘虚は弟子たちが見守る中で息絶えて…。

岷山剣会で優勝した丁寧（ていねい）は続天神訣を得るため、漂う瘴気に心を狂わせられる危険を冒し神訣山洞の中へと入っていく。すると、朦朧とする彼の脳裏に10年前の記憶が甦る。葉甄（ようけん）と愛を誓い合ったときのこと、公孫浅雪（こうそんせんせつ）が九幽冥王剣を返して去っていったときのこと──それらは梁驚夢（りょうけいむ）が丁寧として生まれ変わる前の記憶だった…。

姜黎（きょうれい）が岷山剣会の褒賞式で薛忘虚（せつぼうきょ）の敵を討つと決心し、丁寧（ていねい）は元子初を通して葉甄（ようけん）の容（よう）宮女に挑戦状を送る。一方、3日後に林煮酒（りんしゃしゅ）が処刑されるという情報が流れ、商家の令嬢、夜策冷（やさくれい）、白山水（はくさんすい）が梧桐酒舗に集まる。そこで命がけで林煮酒を救出する覚悟を決めた夜策冷は、梁驚夢（りょうけいむ）の位牌を託した丁寧から師匠の言葉を聞いて…。

岷山剣会の褒賞式で岷山剣宗への入門を辞退した姜黎（きょうれい）は、白羊洞の洞主を継ぐこと、容?（ようし）と対戦することを願い出る。これを聞いた元武（げんぶ）は薛忘虚（せつぼうきょ）の死の裏に何かあると察してこれを聞き入れる。その頃、大浮水牢に東門から侵入した長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）と白山水（はくさんすい）は林煮酒（りんしゃしゅ）を助け出すと夜策冷（やさくれい）が待つ西門を目指す。すると、思いがけない人物が現れ…。

林煮酒（りんしゃしゅ）を救出して西門に到達した長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）と白山水（はくさんすい）。そこには梁聯（りょうれん）だけでなく葉甄（ようけん）も待ち受けていた。すると、夜策冷（やさくれい）は長孫浅雪に「師匠を頼む」と言い遺し自分の身を挺して3人を逃す。こうして逃げ延びた林煮酒は岷山剣宗に身を隠す。そんな中、長孫浅雪は丁寧（ていねい）に危険が及ぶのを心配するが、彼の正体に気づいてしまい…。

孤山剣蔵の手がかりだった白山水（はくさんすい）、丁寧（ていねい）、林煮酒（りんしゃしゅ）の持つ玉牌が揃い、求めていた宝は岷山剣宗の続天神訣と霊虚剣門の至宝である大刑剣で、霊虚剣門は風蕪の王室と関係があることがわかる。その頃、夜策冷（やさくれい）の後任として監天司の司首となった黄真衛（こうしんえい）もこの情報を元武（げんぶ）に伝えていた。折しも?国は国境を侵す風蕪に出兵する予定で…。

丁寧（ていねい）は姜黎（きょうれい）らと風蕪に向けて出発。国境近くで風蕪の兵に追われていた烏?紫を助ける。その頃、風蕪では国師の戦摩訶（せんまか）が賢国との盟約を守ろうとする風蕪（ふうぶ）王を裏切り、?国の皇子・元子翰（げんしかん）に取引を持ちかけていた。元子翰はこれを弟・元子初（げんししょ）を亡き者にする好機と考え、元子初を風蕪の太子・耶律蒼狼（やりつそうろう）の伏兵が待つ谷へと向かわせ…。

戦摩訶（せんまか）に王殺しの罪を着せられた耶律蒼狼（やりつそうろう）と烏?紫（うれんし）を丁寧（ていねい）たちが救出。一方、偶然、元子初（げんししょ）を助けた長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）と白山水（はくさんすい）は追ってきた梁聯（りょうれん）と戦い念願の敵討ちを果たす。そして、丁寧たちは深手を負った長孫浅雪を連れ、聖女である烏?紫の案内で無愁鎮へ。その聖域には霊虚剣門の掌門・拓跋無愁（たくばつむしゅう）によって大刑剣が封印されていた…。

丁寧（ていねい）を庇った謝柔（しゃじゅう）は戦摩訶（せんまか）に殺され、戦摩訶の人質となった烏?紫（うれんし）は自ら腹を刺す。すると、そこに現れた拓跋無愁（たくばつむしゅう）によって烏?紫は一命を取り止め、大刑剣の封印が解かれたのだった。その剣を抜けるのは王者の気を持つ者のみ。そこで丁寧が剣に手を伸ばすともう一人、剣に手をかける競争者が現れる。なんとそれは元武（げんぶ）だった…。

耶律蒼狼（やりつそうろう）に風蕪の民を賢国に送り届けるように頼まれた丁寧（ていねい）。彼は民を姜黎（きょうれい）と南宮采菽（なんきゅうさいしゅく）に託すと、自分は長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）と二人で囮となって?軍を引きつけることにする。一方、元子翰（げんしかん）の陰謀で蠱毒を盛られた元子初は元武（げんぶ）の前で無礼な発言をして禁足となる。その頃、霊脈を見つけた丁寧は長孫浅雪と一緒に第七境を目指して修練を始め…。

葉甄（ようけん）が密かに梟中郡の兵を送って脅迫したことで離軍は撤収。黙軍は方綉幕が率いる?軍と交戦するも敗北を喫する。こうして葉甄は見事に賢国・離国・黙国の合従策を破ってみせ、帰国した元武（げんぶ）は彼女をねぎらう。一方で、葉甄が梁驚夢（りょうけいむ）を未だに忘れていないことに苛立ちを見せた元武は、彼女に丁寧（ていねい）の正体は梁驚夢だと告げて…。

元子初（げんししょ）の発言は毒を盛られていたためとわかり、元武（げんぶ）は息子の罪を許すが、梁驚夢（りょうけいむ）を殺した過去を問われると後悔はしていないと言い切る。一方、長孫浅雪（ちょうそんせんせつ）を葉甄（ようけん）の継承者・葉新荷（ようしんか）にさらわれた丁寧（ていねい）は、梧桐酒舗で待ち受けていた葉甄と対面する。そして、息も絶え絶えの長孫浅雪を岷山剣宗へ連れ帰ると二人きりで最期の時を過ごし…。

葉甄（ようけん）は梟中郡の術で元武（げんぶ）の体の動きを封じると、王宮の門を開け放つ。すると、夜策冷（やさくれい）の敵討ちを悲願とする陳玄（ちんげん）が林煮酒（りんしゃしゅ）を連れて元武の寝殿にやってきて、丁寧（ていねい）も本命剣にした大刑剣を手に王宮の門をくぐり葉甄と対峙する。こうしてついに、梁驚夢（りょうけいむ）が丁寧として生きながら10年もの間、待ち望んできた復讐の時が訪れるが…。

貧しい義賊の娘・米酒児は、役人から逃れようとして雲衣坊の店主・駱胤燃の部屋に迷い込む。店の主任・鹿以菱と自分が瓜二つだと知り、捕らわれたくない一心で主任になりすますが、右も左も分からずトラブルを連発してしまい・・・。

鹿以菱になりすました酒児は阿貴たちの待つ長楽村に帰る。李ばあさんが突然倒れ、病院につれていくが、道中、酒児は海上商会の裴卓が乗った車にひかれてしまう。一方、雲衣坊では突然姿を消した鹿以菱の行方を追い胤燃が彩綾閣を訪れていた。

雲衣坊に現れた裴卓に正体を見破られそうになるものの、何とかごまかす酒児。その一方で、長楽村の李ばあさんの薬代を稼ぐために、無断で雲衣坊の顧客に服を届けようとするが、思わぬ事態を招いてしまう。

胤燃は自分が大切にしていた洋裁の手引き本を渡すが、酒児は関心を示さず木の上に放り捨てる。それを取り戻そうとした胤燃は木から落下して負傷。看病をすることになった酒児、もののはずみで胤燃とキスしてしまう・・・。