学会フォーラムに、競合関係にあるシー・イエンとイー・ヤンが登壇する。壇上では控えめな発言にとどめたイー・ヤンだったが、舞台を降りたシー・イエンにはっきりと宣戦布告をする。一方シューイーは、姪の存在が近くなるにつれ、シー・イエンに近づいた当初の目的を知られることへの恐れが大きくなっていく。

シー・イエンの誠実な態度に触れ、シューイーはいつか真実を話そうと決意する。やがて旧正月の休暇を迎え、それぞれ実家に帰省するシューイーたち。一方、ルオシャンに既読無視され続けたグアン・ジーが気持ちを確かめるべく彼女の実家に向かうと、見知らぬ男性と結婚式の相談をするルオシャンの姿があった。

帰省中に先輩の結婚式に出席したシューイーは、元カレのユエ・シンジョウに同伴したチン・ロージーに招待客の面前で侮辱される。駆けつけたシー・イエンの車へと乗り込むシューイーと、シューイーの後を追ってきたシンジョウは、そこでようやくロージーの叔父が誰なのかを知る。予想外の展開にシューイーは……。

ロージーの叔父から事の真相を聞いたシー・イエンは、シューイーとの待ち合わせの場所に一度は向かいながらも冷たくあしらってしまう。シューイーはすべて打ち明けようと決意していたものの、シー・イエンの態度にただ言葉を飲み込むしかなかった。一方、ルオシャンとグアン・ジーの関係も新たな局面を迎える。

シューイーの書いたイー・ヤンに関する記事を見て、シー・イエンは彼女の気持ちが自分にないと思い込む。シーユエには退職を迫り、独占取材も拒否、挙句シューイーのSNSまでブロックし、彼女に繋がるすべてを切ろうとするシー・イエンだったが、一方で銘豫雲創の古参の役員から解任を迫られていた。

人生の目標を定めたシーユエは、再びユー・ヨウの聴講に行くなど真剣に仕事に向き合い始める。一方、楽安が黒馬科技に対抗できると期待した、新たな提携話も暗礁に乗り上げつつあった。そんなとき、イー・ヤンと慈善パーティに出席したシューイーは、シー・イエンと元カノだという女優の再会の場に出くわす。

銘豫雲創に向かったシューイーは、見知らぬ女性とシー・イエンの親しげな様子を見かける。後日、気持ちを切り替えて再度シー・イエンを訪ねるが、けんもほろろに追い返され、結局シューイーは連絡先を削除してしまう。一方、シーユエが男子学生に告白されるシーンを見たユー・ヨウは心中穏やかではいられず……。

シューイーとの関係を推すシーユエから援護メールを受け取ったシー・イエンは、シューイーの家に駆けつける。思いがけず具合の悪そうな彼女の姿を見たシー・イエンは彼女を病院へと連れていくが、胸にある言葉は口にできない。翌日、シューイーが病院で目覚めると、傍らに寄り添うシー・イエンの姿があった。

シーユエのアシストもあり、ようやくよりを戻したシューイーとシー・イエン。シーユエもまた編集部に復帰し、シューイーと出張に行くなどキャリアを重ねていく。一方共に職を失いロージーと罵り合うシンジョウは、未練がましくシューイーの家を訪れる。しかし、そんなシンジョウにシューイーたちは決別を告げる。

父シアンチョンのため一肌脱ぐことにしたグアン・ジー。そんなとき楽安とシー・イエンの元へ、イー・ヤンが合併話を持ちかけてくる。リードしているかに見えた黒馬科技もまた、チップの開発に行き詰まっていた。一方シューイーは、多忙な中でも惜しみない愛情を示してくれるシー・イエンにますます惹かれていく。

デマを広めたユーリンと言い合いになり、利き手をケガしたシューイーは、ここぞとばかりに愛嬌を発揮しシー・イエンに甘える。そんなシューイーを自宅に呼び寄せ、世話という名目でベタベタに甘やかすシー・イエン。しかし、同じベッドで眠ってもキスすらしないシー・イエンに、シューイーは不安を抱き始める。

黒馬科技との対等な提携の道を探るシー・イエンは、楽安を買収したいイー・ヤンに対して一歩も引かず交渉に当たる。そんなときシーユエが事故に遭う。シューイーやユー・ヨウらが急ぎ病院に向かうと、そこには歌手ソン・ユエランの姿が。怪訝に思うシューイーに、シー・イエンがソン・ユエランとの関係を明かす。

楽安と黒馬科技の提携が業界に漏れ、投資先の管理能力を問われてしまうシー・イエン。しかし、シー・イエンがメディアに対し沈黙する中、シューイーが提携に好意的な記事を書いたことで世論の風向きが変わり、役員の信頼をも勝ち取る。公私共に助け合えたことで、二人は互いを唯一無二の相手だと確信する。

美貌と実力を兼ね備える建築士のスー・イン。彼女は６年前、テレビ番組でガラスの家を手がけたことにより一躍有名になる。ガラスの家を依頼したのは、心臓外科医チン・ユンションとその婚約者ミー・スーだった。互いに深く思い合う２人に感動したスー・インは、海辺にロマンチックなガラスの家を造る。だが６年が経ち、ガラスの家にはたくさんの問題が生じていた。家主のユンションは原形を保ちつつ家を修繕する方法を探すが…。

ガラスの家の修復で再び番組を制作することになった。スー・インは６年前は何が残念だったのかと聞くと、ユンションは家の中で虹が見たかったと答える。スー・インは屋内で虹を作る方法を模索する。２人で照明専門店を見に行くが、店内でブレーカーが落ちて暗闇になってしまう。借りた服を返しに行った病院の食堂で服が汚れたスー・インはユンションの部屋で着替える。室内でミー・スーの写真とチューリップの水栽培を見つける。

スー・インはガラスの家の修繕案を作るため、飲まず食わずで働き続ける。ユンションは予告編に関して釈明するためＳｕ設計事務所を訪れるが、仕事で忙しいスー・インは会おうとしない。事務所のスタッフやドゥー・フイシュエンは、根を詰めて働くスー・インを心配していた。何とかスー・インに気持ちを伝えたいユンションは、ラジオでメッセージを流すことにする。メッセージを聞いたスー・インはガラスの家を訪れるが…。

健康診断で胃カメラを受けなかったスー・イン。ユンションはどうにかして受けさせようとし、フイシュエンと協力して策を練る。スー・インは検査を受けたが結果を勘違いしてしまい落ち込む。スー・インはガラスの家でミー・スーの願い事リストを見てしまう。リストには毎日虹が見たいと書かれていた。ピーター・リウはスー・インの体調不良を理由にして建築士を交代させようとするが、フイシュエンは当然反対する。リウが裏で動き始めた。

リウからスー・インを交代させるよう迫られるフイシュエン。しかし、スー・インは虹ガラスを完成させ、家の修復と番組収録が本格的に始まった。胃の検査の結果を聞くために病院を訪れたスー・インはユンションと会う。スー・インから心臓外科に戻らないのかと聞かれたユンションは、自分の本当の気持ちを思い出す。ガラスの家の修復が完成し、家を訪れたユンションはスー・インから想像しなかったミー・スーの思いを聞くことになる。

打ち上げの席のゲームで、スー・インはユンションにキスをする。驚くユンションだが、何だかいいムードに。一方、シュー・ミンシーはフイシュエンに長年の思いを告白するが、酔っていた彼女は何も覚えていなかった。「ハウスデザイン」に新たな依頼が持ち込まれる。依頼主の要望はかなり難しいものだったが、低予算で完成することを求められる。スー・ズーヤンとスー・インがプランを提案し、スー・インのプランが選ばれたのだが…。

海辺でのキスを“ゲーム”だと説明したユンション。これにショックを受けたスー・インは、怒って彼を避けるそぶりを見せる。しかし鈍感なユンションは、なぜ彼女が怒っているのか分からず、徐々に２人は疎遠になっていく。一方、酔った勢いでフイシュエンに告白したミンシーだったが、彼女の態度はつれないままだ。思い悩んだミンシーは仕事でミスを連発するように。スー・インは、そんな彼を助けるべく解決の場を設けるのだが…。

同じ街に出張したスー・インとユンションは夜食を共にし急接近する。その後、風邪をひいたスー・インの家に来て点滴をするユンション。スー・インはそのお返しに、ユンションにミニチュアのガラスの家をプレゼントする。海が見える家の設計は、スー・インが思いついたガラスを使用するものの、依頼主の希望で施工はズーヤンが行うことになる。そしてスー・インは海辺で再会した６年前の恋人と思いもよらぬ形で関わっていくことに…。

ワン・ズーリーは、けがの原因が番組側にあると主張して譲らない。フイシュエンは、事故の原因が判明するまでは責任の所在は分からないと言う。また、リウはスポンサーの天地建工に、事故の責任はスー・インにあると言う。ヤン・ジョンウェンは、建築士だけに責任を負わせることに難色を示し、プランを練り直すスー・インに協力することを約束する。ズーヤンも事故の原因をスー・インに負わせようとするが、ティエン・メイの反発に遭う。

同僚のジャン・イーセンが操作ミスでユンションのトロフィーをオークションにかけてしまう。取り戻そうとする病院側と、それを買い取りユンションにサプライズであげたいスー・インとの競り合いが始まる。折しも元カレのジョンウェンがＳｕ設計事務所を訪れ、スー・インに犬の世話を数日頼み、２人はペットサロンへ行く。部下の軽率な発言でそれがユンションに知られてしまうが、スー・インとユンションの関係はガラスの家で急展開を迎える。

晴れて恋人同士となったスー・インとユンションはラブラブな日々を過ごす。ユンションは病院の同僚にも２人の関係を公表。しかし、ジョンウェンは穏やかではない。スー・インはジョンウェンから愛犬ビスケットを預かるが、脱走事件に発展。ビスケットは無事に見つかり事なきを得たが、ジョンウェンとの関係が再び動き出す。ジョンウェンはバザーに出品されたスー・インの品物を高額で買い占め、新しい恋人ユンションについて調べ始める。

残業続きのスー・インのために、ユンションは夜食を手作りして彼女の事務所をたびたび訪れたり、車で送ったりしている。一方、ジョンウェンも、仕事で彼女の事務所を訪れてはスタッフ全員に高級な食事を振る舞う。２人はスー・インを巡って互いにけん制し合うのだった。慈善バザーで多額の寄付をしたジョンウェンに寄付証明書を渡そうと、ついにユンションはジョンウェンの元を訪れて、スー・インは今は自分の恋人だと宣言する。

「ハウスデザイン」の番外編をミンシーが担当することになった。しかしスポンサーのジョンウェンサイドは、スー・インが番組に出ないかぎり協力はできないと難色を示す。焦ったプロデューサーのリウは、彼女の友人でもあるフイシュエンに、スー・インに出演交渉してくるよう迫る。しかしフイシュエンが拒絶したことから２人は口論になり、警察沙汰を起こしてしまう。このトラブルを機に、フイシュエンは職場を去る決意をする。

リゾートで社員旅行を楽しむＳｕ設計事務所の社員たち。フイシュエンやユンションも加わり楽しい時間を過ごす。仕事を辞めたフイシュエンはミンシーに励まされ気持ちを入れ替える。ミンシーはチャット相手のハンドルネーム“頑張った者勝ち”がフイシュエンだと知り衝撃を隠せない。ジョンウェンのスー・インへの執着は深まり、ユンションの過去の婚約者のことまで調べ上げる。だがスー・インは元恋人からの仕事を断り続けるのだった。

病院でジョンウェンはユンションの診察を受けに来て、スー・インとの交際を阻止しようとするが、ユンションは一歩も引かない。やがてジョンウェンは海辺の開発に手をつけ、ガラスの家が取り壊される可能性が出てきた。ちょうど最近、ユンションはガラスの家をコンテストの作品として出展するようスー・インに勧めていたところだった。厳しい選択を強いられることになったユンションは、スー・インに内緒でガラスの家を守ろうとするが…。

司伯栄（しはくえい）の件で司良紅（しりょうこう）から厳しく叱責され、心の闇を深めていく司徒鴻（しとこう）。ぼくようちんとの取り引きに応じ、司（し）家に伝わる空遁術（くうとんじゅつ）の秘籍を盗み出そうとするが、司良紅に目撃されてしまう。そこへ池丘白（ちきゅうはく）に姿を変えたぼくようちんが現れ、司徒鴻を取り込んで司良紅を殺害する。池丘白が司良紅を殺したという噂が広まり、対応に頭を悩ませる元老（げんろう）たち。

雪鷹（せつよう）領に作られた神魔（しんま）の井戸が開かれ、東伯烈（とうはくれつ）の墓から大勢の悪魔が放たれる。東伯雪鷹や元老たちは異変に気づき雪鷹領へ向かうが、いくら倒しても悪魔は次々に襲ってくる来る。海神宮（かいじんきゅう）の宮主（きゅうしゅ）・太叔（たいしゅく）は、自らを犠牲にして墓の蓋を閉め、悪魔と共に井戸の中に消える。