治療のために小七と交際をしようとした方冷は、デートを計画したり、彼女のお店に大量注文をすることで小七を喜ばせようとする。しかし恋多き方冷が本気であるはずがないと思った小七は、遊びにつきあう時間はないと言って交際を断ってしまう。だが、病気から彼を救えるのは小七しかいないという事実を知らされたことで、彼女は考え直し、方冷の窮地を救うために駆けつける。そして方冷を救うため、偽りの恋人になることを約束する。

発信器を取り戻すためにFグループで働き始めた小七。「科学に興味がある」と言って、発信器がある科研部に書類を届ける仕事を振ってもらう。科研部を訪れた小七は、担当研究者の目を盗んで、発信器（青い石）を持ち出すことに成功するのだが、そのタイミングが方烈の展覧会のオープニングと重なり、彼女は方冷に連れられて展覧会の会場へ行くことに。発信器をバッグに隠し持ったまま、小七は気もそぞろで出かけていくのだった。

火災から助け出さられた小七は、体が回復するまで方冷の家で過ごすことになった。方冷は彼女を看病するために、家で仕事をする。展覧会の会場に発信器を置いてきたことを思い出した小七は慌てて現場へ行くが、焼け跡から発信器を見つけ出すことはできなかった。ケプトン星へ帰るすべをなくした小七は絶望する。展覧会を中止に追い込んだ方烈の母は、これを機に、方烈を会社に入れようと画策するが、従おうとしない息子に頭を悩ませる。

江雪が持ってきた防犯カメラの映像によって、青い石を盗んだのが小七であることを知った方冷。小七に騙されていたことにショックを受け、彼女を問い詰める。一方、自分が宇宙人であることを切り出せなかった小七は途方に暮れ、ケプトン星へ帰る最終手段として、地球での死を試みるが、何度も失敗する。彼女が自殺を図ろうとしていること知った方冷は慌てて小七のもとへ駆けつけるが、素直になれず、高圧的な態度を取ってしまう。

方冷の心の治療のためには、まず徹底的に褒めることだと教えられた小七は、あの手この手で方冷を持ち上げ、さらにストレス解消のため、彼をランニングに誘う。そんな２人の様子を遠くから見ていた江雪は、何とかして小七を陥れようと、防犯カメラの映像を使い、小七が青い石を盗んだ犯人であることを匂わせる記事をネットに流す。記事を見た会社の同僚たちの態度が冷たくなる中で、小七を心配して駆けつけてくれたのは方烈だった。

ある朝、小七のもとに江雪が訪ねてきて、方冷から身を引くよう警告する。出社した小七は、恋人関係の解消を方冷に求める。しかしそれは江雪の警告に従ったからではなく、偽りの恋人を続けるのがつらかったからだ。その頃、小七のせいで会社が騒ぎになっていることを知った方冷の父は、方冷を呼びつけ、小七との関係を断つよう迫る。方冷は、小七を秘書室から出すことを条件にその場をなんとか切り抜け、彼女を方烈の部署へ送るが…。

方冷の胸の中に発信器があると確信した小七は、最初に発信器の存在を感じた時の状況を再現すべく、方冷の心臓をドキドキさせようと、あの手この手で迫る。彼女と方冷の仲を応援したいと思っている方烈は、何とかして兄をたきつけようとする。一方、方冷と小七の仲を裂くことに余念がない江雪は、方冷の記憶データから小七の記憶を消すため、方冷の指紋を入手しようとする。そこで彼女が頼ったのは、ずっと自分に対して従順な方烈だった。

方冷は小七の記憶をなくし、以前の冷酷な総裁に戻ってしまった。韓秘書は記憶データを方冷に見せようとするが、そこで初めて、データの中から小七に関する記憶だけが消えていることを知る。一方、主治医の張医師は記憶が消えた原因を探るために小七のもとを訪れる。話を聞いた小七は、方冷の病気を治すために力になりたいという気持ちを新たにする。そんな時、方冷と小七に関するゴシップがリークされ、メディアが騒ぎはじめたのだった。

タン・マオに追い詰められたチー・ユーは、天星筆の力を使って逃げ出し、その人ならざる力を目にしたタン・マオは呆然とする。出張中、スーシーとチー・ユーの家には空き巣が入るが、不思議なことに盗まれた物は見当たらない。皆が首をひねる中、スーシーはハードディスクが消えていることに気付く。一方、盗み出したハードディスクが偽物だと知ったタン・マオは、口を滑らせたシューモンに疑いの目を向ける。シューモンはそんなタン・マオに、２人の仲を公表するよう迫るが…。

チー・ユーの行動に疑念を深めたウェン・スーシーはわざと彼を食事に誘うが、チー・ユーは言葉巧みに話題を変え、食べ物には一切、手を伸ばそうとしない。一方、ジアン・ユーは監視カメラの映像から、スーシーがＨＤＤを入手した夜に別の人物も現場にいたことに気づき、さらに着ていた制服から、その人物がツァイ・シューモンの秘書・シャオ・ディーであったことを突き止める。タン・マオは自分のＨＤＤを盗んだのはシューモンだと知り、急きょ彼女にプロポーズするが…

いずれ訪れる別れによって傷つかないよう、あえてスーシーのことを突き放すチー・ユー。その様子を見ていたハオシューは、スーシーに謝りに行くように言うが、チー・ユーは聞く耳を持たない。シューモンがハードディスクを持っていることを知ったタン・マオは、楽合とＴＹ社の提携発表の場で、２人の結婚を報告すると同時に、シューモンの退職を宣言。怒るシューモンを無理やり車に乗せ、彼女の家へ。タン・マオの態度に身の危険を感じたシューモンは、ひそかに録音機のボタンを押す。

ジアン・ユーはタン・マオの指示でツァイ・シューモンを見張っていたが、シューモンが隙を見て自分の秘書シャオ・ディーに証拠品のHDＤを託し、それをウェン・スーシーに渡すよう依頼。テレビの報道からシューモンの転落死を知ったチー・ユーは、タン・マオに疑念を抱く。一方、シューモンの死に動揺を隠しきれないタン・マオはジアン・ユーにシャオ・ディーの行方を捜させる。

スーシーの手元にハードディスクがあると知ったタン・マオは、チー・ユーを引き離した上でスーシーに接近し、一緒に警察へ行こうと提案。ところがシャオ・ディーからシューモンが死ぬ間際の音声が届いたことにより、真相を知ってしまったスーシーは、そのままタン・マオに拉致される。一方、ハードディスクを持って家を出た悠悠も何も知らずにタン・マオの秘書の車に乗り込んでいた。教会風の冷凍スタジオで目を覚ましたスーシーに、タン・マオは自分に協力するかどうか選択を迫る。

冷凍スタジオに監禁されてから一夜明け、病院で目を覚ましたウェン・スーシーは、タン・マオに真相を問い詰めようとするが、チー・ユーに止められる。危険を察知したタン・マオは海外逃亡を図るが、チー・ユーに行く手を阻まれ、絶体絶命に。一方、ドーラはスーシーを呼び出し、芸能界からの引退を告げる。かつてスーシーはドーラの将来を案じて、彼女に大手事務所への移籍を勧めたのだが、ドーラはスーシーに捨てられたと思っていた。しかしようやく2人の間で誤解が解ける。

チー・ユーは写命師だと小謎から聞き出したハオシュー。一方、事件の記憶がないことを不審に思うスーシーは、チー・ユーに手の甲の傷を見せて問いただす。チー・ユーは一物堂を訪れ、命よりも大事なものとは何か尋ねるが、有無は也橙に聞けと答えて居場所を教える。チー・ユーを尾行し、也橙との会話を盗み聞きしたハオシューは２人の正体を知るのだった。也橙はこれまでの経緯をハオシューに見せ、スーシーのために、あるものを差し出すよう提案する。

ドーラが芸能界を引退すると聞いたフー・ドンカイは、ついに彼女に告白、ドーラの心は揺れ動く。一方、リン・ハオシューを不憫に思ったワン・シャオミーに厳しく問い詰められたウェン・スーシーは、ハオシューが自分を深く愛していたことに気づく。思い出話に花を咲かせるハオシューとスーシー。初めて出会った時からスーシーを想い続けたハオシューだが、打ち明けることなく、スーシーから離れることを決断する。引越しの日、ハオシューは「次の駅は未知」の完結編をスーシーに渡すようチー・ユーに託す。

スーシーのために愛を渡すことにしたハオシューは、チー・ユーと共に有無の元へ向かう。ハオシューが残していった漫画の完結篇を読んだスーシーは、彼の想いに気付き、涙を流すのだった。ハオシューの新居で突然、体に異変を感じたチー・ユー。鏡を見ると肩に淡く光る印が浮かんでいた。３つの災いを回避したはずのスーシーもなぜか弱々しく見える。北斗に戻る日が近づく中、チー・ユーはスーシーの星図を確かめに行こうとするが、也橙は潔く諦めるよう忠告する。

チー・ユーはスーシーとデート中、ホワシャオに呼び出される。かつてスーシーの入院中に、スーシーの父と悠悠の気の流れを修正したが、その際にワン・シャオミーを取りこぼしたため、彼女の星図に異変が生じていたのだ。ワン・シャオミーとリン・ハオシューが結ばれることを阻止するよう、ホワシャオに頼まれたチー・ユーだが、逆にワン・シャオミーに対し、積極的に愛を追い求めるよう諭す。そしてホワシャオに「全員から自分たちの記憶を消す」と宣告されたチー・ユーは、残り少ない時間をスーシーとともに過ごす決意をする。

自分と同じ印がスーシーの肩に浮かんでいるのを見たチー・ユーは、星図館を訪ね、館長にその理由を問いただす。館長は日月玉の驚くべき秘密と自身の計画について、明かすのだった。也橙もまた、ある目的のために館長と結託していたことを知ったチー・ユーは、也橙と格闘。也橙は日月玉の出現はもはや止められないと告げ、スーシーのもとへ戻るように諭す。全ての記憶を取り戻したスーシーは、チー・ユーと共に最後の夜を過ごす。

ラストデートの日、日の出を見に浜辺へ出掛けたチー・ユーとウェン・スーシー。スーシーは眠っているチー・ユーを浜辺に残し、親しい人に別れの挨拶を済ませると、館長を訪ねる。館長はスーシーを捜しに来たチー・ユーから天星筆を奪い取ろうとするが、危機一髪でホワシャオがそれを阻止、日月玉を操って権力を得ようと企んだ館長の陰謀を暴く。天星師の身分をかけて有無（ヨウウー）と取引したチー・ユーは、星隕門（せいいんもん）をこじ開けて、スーシーを救い出すが…。

米七七（べいしつしつ）は瀾嶼（らんしょ）の遺品を呂敖（りょごう）に渡すために密かに西院を抜け出すが、呂敖が米七七の侍女、阿衡（あこう）と話すのを聞いてしまい、阿衡は呂敖の密偵であり、呂敖は米七七を殺そうと企んでいたことを知る。西院に戻った米七七は厳しい罰を受け命さえも危うくなるが、そこに知らせを聞いた呂敖が駆けつけてくる。しかし、助けられた米七七は、呂敖の剣を奪うとその切っ先を呂敖に向け…。

突然、呂敖（りょごう）を訪ねた高（こう）太妃は、麗（れい）夫人が呂敖に毒を盛ったのは自分だと自白し自害したと告げる。疑いが晴れた米七七（べいしつしつ）は、西院から出られることになったが、米七七は受け入れない。それを予想していた小印子（しょういんし）は一計を案じ連翹（れんぎょう）を連れて…。輿で迎えに来た呂敖と共に帰ってきた米七七だったが、呂敖が設けた２人だけの祝いの席をすっぽかす。

訪ねてきた呂敖（りょごう）から逃げ出した米七七（べいしつしつ）は、不条理な罰を受けている凌千思（りょうせんし）の侍女を見かけ助ける。たまたま出会ったりょてつと一緒に米七七がいるのを見た呂敖はりょてつを殴ってしまい…。今度は凌千思に毒が盛られ、米七七の仕業だという噂が王宮に広がる。そんな中、ある日の夜遅く、連翹（れんぎょう）が呂敖のもとを訪れ米七七が芝居に招待したいと言っていると告げる。

どうやっても米七七（べいしつしつ）が怒りを解かず自分のことを許してくれないことに悩む呂敖（りょごう）は、小印子（しょういんし）の言に従い、米七七の機嫌を取るために、自ら手彫りした大量の米七七に似せた人形を送るが…。娘、凌千思（りゅうせんし）を都から送り返された凌万山（りょうばんざん）は、呂敖が自分から兵を取り上げようとしていることに気づき、凌千思を連れ武装して都に向かう。

羚（れい）に捕らえられた凌千思（りょうせんし）は、三生花（さんせいか）に救い出される。三生花は凌千思について王宮に行くことになるが、北蒼の太子、羯（けつ）が、かつて自分を助けてくれた思い人が凌千思であることを知り…。凌千思を連れて一隊の兵と共に王宮に入った凌万山（りょうばんざん）。都の外に大軍を待機させ、謀叛を起こすつもりだったが、呂敖（りょごう）はそれを察知していた。

凌千思（りょうせんし）に成りすまして王宮に入り込んだ三生花（さんせいか）。呂敖（りょごう）は、米七七（べいしつしつ）を振り向かせるために、凌千思に一緒に沐浴するように、そして米七七には沐浴する２人の背中を流しに来るように命じる。呂敖の狙いどおり米七七はやきもちを焼くが、三生花は丑清璃（しゅうせいり）が米七七とそっくりなことに気づき驚く。そして、丑清璃の正体を確かめるために…。

自分を守って水に落ちた呂敖（りょごう）を米七七（べいしつしつ）は許そうと思うが、偶然、呂敖が阿衡（あこう）に米七七の見張りを命じるのを聞いてしまい、再び呂敖のことを突き放す。三生花（さんせいか）が子宝祈願のため寺に参拝したいと呂敖を誘い、呂敖は縁結びで有名なその寺に仲直りのために米七七も伴い出かける。しかし、互いに意地を張って先に独り帰った米七七の輿が山道に差しかかった時…。

自分を守るために深手を負った阿衡（あこう）を懸命に看病する米七七（べいしつしつ）。やがて、意識を取り戻した阿衡は呂敖（りょごう）がいかに米七七のことを思っているかを米七七に訴える。巫即（ぶしょく）の術から逃げられず、巫即のもとで暮らすことになった羚（れい）。町の夜市に２人して出かけるが、羚は貧しい子どもたちを助けるために人体切断の手品を見せて金を稼ぐが…。

呂敖（りょごう）を呼び出した米七七（べいしつしつ）は、自分を殺そうと思っていたのかと問う。呂敖は狼毒のことを話し、米七七を殺そうと思ったができなかったと語る。米七七は１度だけと呂敖を許し、呂敖にその母の遺品を渡す。米七七が呂敖を愛していることを知り、気力を失ってしまった巫即（ぶしょく）。羚（れい）は、兄の羯（けつ）に居場所を知られた後も、そんな巫即を何とか励まそうと居座るが…。

りょてつの婚礼の夜、酔っぱらった呂敖（りょごう）は米七七（べいしつしつ）の前で狼毒の発作を起こす。満月の夜、呂敖が発作を起こす所を狙い、王宮を襲撃した北蒼（ほくそう）の太子、羯（けつ）。それに便乗して兵を引き連れた高（こう）太妃と三生花（さんせいか）も乗り込んでくるが…。またしても自分は利用されたと感じた米七七は巫即（ぶしょく）に王宮から連れ出してくれるよう助けを求める。