ロミオたちが隠し撮りした写真を見てルーカスは動揺を隠せない。そこへウーシュアンが出勤しルーカスに仕事を頼むが、ルーカスは怒ってウーシュアンを怒鳴りつけオフィスを飛び出す。ウーシュアンはレスリーと郊外のレストランでデートするが、レスリーと話していてもルーカスのことばかり考えてしまう。その夜、レスリーはマンションの下までウーシュアンを送って行く。ウーシュアンはルーカスとの同居を隠そうとするが、結局ばれてしまい、レスリーはすぐにでも引っ越すようウーシュアンに迫る。

翌日、遅れて出社したルーカスは、仕事の資料をすべて整理してウーシュアンに渡し辞表を提出する。ルーカスはその日から「バイトの達人」の仕事に戻る。ジアジアは修理のできたバイクを店に取りに行くが、２人組のチンピラに追われ乱暴されそうになる。２人組は指名手配中のバイク窃盗団で、バイク店の社長が通報したためジアジアは警察に助け出される。窃盗団の取材をしていたウーシュアンが警察署に行くと、ジアジアが襲われたという知らせを受けて駆けつけたルーカスとばったり会う。

夜、ウーシュアンが部屋で荷物をまとめていると、レスリーから電話が入り引越しの手伝いに来られなくなったと言う。１人で引越しの用意を終えたウーシュアンは部屋を出ようとするが、ちょうどルーカスが帰ってきてウーシュアンはわざと片付けが終わらないフリをする。ルーカスが手伝いようやく引越しを終えた２人は、最後の晩の記念にと思い出の居酒屋に行く。今までの思い出を語り合い、楽しく過ごした２人が酔っ払って帰って来ると、そこにはレスリーが帰りを待っていた。

夜の街に飛び出したルーカスはジアジアを襲った２人組に出くわし、乱闘の末に警察沙汰になる。ウーシュアンも取材のため警察署に駆けつけると、ルーカスの父親が保釈手続きをするところに出くわし、ルーカスの父が脳医学の権威として有名な医師であることを知る。ウーシュアンは仕事があると渋るが、結局はレスリーに押し切られ、行くことにする。同じ頃、ルーカスはJJの実家の温泉旅館にジアジアとJJの３人で行くことになるが…

失恋の傷を癒すため、JJの実家の温泉旅館に出かけたルーカス。気分転換にと、そこでアルバイトをすることになる。だがそこへあらわれたのは、婚前旅行に来たレスリーとウーシュアンだった。ルーカスとウーシュアンはお互いに避けようとするが、結局どこへ行っても顔を合わせてしまう。感情を抑えきれなくなったルーカスはウーシュアンにもう一度 選択を迫り、自分を選ぶなら今夜 部屋に来てほしいと言う。気持ちが揺れるウーシュアンだが…

旅館のイベントでルーカスとレスリーは真っ向から対決、ウーシュアンをめぐって殴り合いになる。止めに入ったウーシュアンは、ルーカスの前で先輩を選ぶときっぱり宣言してしまう。夜９時、部屋に戻ったルーカスの元へ現れたのはジアジアだった。ジアジアは涙ながらにルーカスへの思いを訴えるが、ルーカスは部屋から出て行ってしまう。絶望したジアジアはルーカスの電話を使ってウーシュアンにニセのメールを送る

レスリーとの結婚を決め、ルーカスとの別れを決意したウーシュアンは、慌ただしく結婚の準備をするうちに少しずつルーカスのことも忘れかける。そんなある日、ライバル雑誌の表紙にルーカスがスクープされる。ルーカスにシャンユンを殺した疑いがかけられていると言うのだ。報道を見たウーシュアンはすぐに会社へ行きルーカスは殺人犯ではないと断言。自分がライバル誌の報道を覆すと社長に約束し、取材に飛び出していく。

ルーカスの父から話を聞き、ルーカスの無実をますます確信したウーシュアンはシャンユンの母の所へ行く。彼女からも事故直後のルーカスの様子を聞き、ルーカスが殺人者ではないという状況証拠はそろうが、決定的な証拠がない。しかしその夜、ウーシュアンが持ち帰った写真を見てレスリーが意外な事実を発見。そしてウーシュアンはメイホアンをおびき出すだめに一計を案じ、追い詰められたメイホアンはついに真相を語る。

急に体調に異変が起きたメイホアン。皆の励ましもあり、ルーカスはメイホアンの命を救う。ウーシュアンはルーカスへの疑惑を晴らすために結婚式の前夜も徹夜で原稿を書き続ける。レスリーは１人で荷物の整理を終えるが、気持ちが晴れず酒場で１人酒を飲む。一方、メイホアンの件で医学への情熱を取り戻したルーカスは、父の待つ家に戻り、医学部への復学を決める。

レスリーとの結婚式当日の朝、ウーシュアンはグァンリン夫妻の付き添いで教会に向かう。途中でグァンリンは腹痛を訴え、実は妊娠３ヶ月だと打ち明ける。ウーシュアンは、２人をすぐに病院へ向かわせ、１人で車を降りて教会へと向かう。だが,教会には誰もいない。しばらくしてようやくレスリーが現れるが…

再び負け犬生活に逆戻りしたウーシュアン。以前と同じように仕事に没頭し、過去のことも忘れようとする。そんなある日、会社にJJが現れルーカスの近況をウーシュアンに伝える。ルーカスから何の連絡がないことに苛立つウーシュアンを見て、社長は休暇を取るよう無理やり休ませる。戸惑いながらもウーシュアンは一人旅を決意する。

美しい日の出を見て感動し、再び人生を前向きに生きる勇気を取り戻したウーシュアン。その時、携帯にルーカスから電話が入り、そしてそこに本人も現れる。実はルーカスはウーシュアンの母に頼まれ、ずっとバイクでウーシュアンのあとを追い、旅を見守っていたのだ。朝日の中 ルーカスは改めて愛を告白し、ウーシュアンはついに８年の距離を乗り越える決心をするが…。

ようやく付き合い始めたルーカスとウーシュアンだが、ルーカスは父の勧めるアメリカ留学のチャンスを前に悩み、ウーシュアンはルーカスの友人たちとのギャップや、出産のタイムリミットに苛立つ。ウーシュアンの不安を感じ取ったルーカスは父にウーシュアンを正式に紹介し、父とウーシュアンの前で将来必ず結婚すると宣言する。

付き合い始めたものの、年の差を痛感する毎日のウーシュアン。そんな中、ウーシュアンはルーカスの大学で開かれた留学説明会の取材に行き、ルーカスが本当は留学したがっていることを知る。家に帰ったウーシュアンはルーカスを問い詰め大ゲンカに。

自分を変えようと決意したルーカスは猛勉強の末、研究チームに参加するための口頭試問を受ける。ルーカスの受け答えは、ルーカスの父や以前ルーカスを処分した教授を感服させるものだった。その後、偶然再会したウーシュアンとルーカスは、互いにケンカのことを謝り仲直りする。

爆発事故から奇跡の生還を果たしたウーシュアン。ウーシュアンを助けたトラック運転手は、ウーシュアンをルーカスの元へ送り届けてくれる。試練を乗り越えた２人は改めて愛を誓い合い、ルーカスは２年間のアメリカ留学へと旅立つ…。

大御（たいぎょ）国を代表し、東（とう）国遣御使団との名誉をかけた腕比べをすることとなった尚芸館五子の面々。それぞれに準備を重ねるうち、あっという間に開催の日はやってきた。第１戦目の種目は“舞芸”――しかし、大御国代表である唐九華（とう・きゅうか）は、激しい練習のせいで脚をケガしており…。

第３戦“算術”の勝負を前に、李心遠（り・しんえん）に危機が迫る。第二皇子の活躍により己の座が脅かされるのではないかと恐れた皇太子が、刺客を放ったのだ。尚芸館に現れた黒装束の刺客。間一髪で心遠を救ったのは独孤牧雪（どっこ・ぼくせつ）だった。剣を交えた刹那、ある事に気づいた彼は不覚を取ってしまい…。

東（とう）国に勝利した記念に、尚芸館で祝賀会を開きたい――唐九華（とう・きゅうか）の提案に一同は大賛成。沈依依（しん・いい）が取り仕切り、見事な料理の数々も完成して、祝賀会は始まった。しかし、独孤牧雪（どっこ・ぼくせつ）の姿が見当たらない。依依が彼の部屋に行ってみると、そこには４人に宛てた書き置きが…。

尚芸館の義勇兵たちが軍営に到着した。しかし、毎日待機ばかりを命じられて訓練にも参加できず、彼らの不満が噴出する。覚悟のほどを示し、李（り）将軍に直談判する沈依依（しん・いい）たち。その熱意に打たれた李将軍は、脱落者を出さずに訓練を突破すれば、義勇兵たちを独立部隊として認めると約束し…。

飛狐峪（ひこよく）で対峙することとなった大御（たいぎょ）軍と陀西（ださい）軍。尚芸館の義勇兵たちにとっては初めての戦だが、楊子安（よう・しあん）と沈依依（しん・いい）は事前に相手の出方を研究し、万全の策を練っていた。さらに、依依が発明した新兵器・火雷団子もある。やがて、決戦の幕が上がり…。

「まさか…本当にあの方なのか？」――沈依依（しん・いい）が持つ司南佩を目にした韓（かん）尚書は心の内でつぶやいた。一方、そんな動揺など知る由もない依依は、永華殿へと急ぐのだった。やがて、戦勝を祝う宴が。そんななか依依は、蝶依（ちょうい）の出生の秘密を解く鍵となる司南佩を失くしていることに気づき…。

突然降って湧いた、沈依依（しん・いい）と韓玉児（かん・ぎょくじ）の縁談。慌てた依依は韓尚書に断りの言葉を残し、そそくさと酒楼を後にするのだった。一方、塗（と）御史暗殺をはじめとする一連の事件の解明を願う楊子安（よう・しあん）は、宰相でもある父・文淵（ぶんえん）に、韓尚書への疑惑をぶつけるが…。

書斎にある隠し部屋を出た楊文淵（よう・ぶんえん）は、迎えに来た見知らぬ男と共に、いずこかへと去っていった。偶然それらを目撃してしまった子安（しあん）の心に、言い知れぬ不安が湧き上がってゆく。父の書斎へと滑り込み、書棚の裏にしつらえられた隠し部屋に足を踏み入れた子安が、そこで発見した物とは…。

父が偽金造りの黒幕ではないか――楊子安（よう・しあん）は、その疑念と苦悩を打ち明けた。それを聞いた沈依依（しん・いい）は、決めつけるのはまだ早いと励ましながらも、ある秘策を思いつくのだった。そんななか、唐九華（とう・きゅうか）が聞きつけてきた情報がきっかけとなり、事件は新たな展開を…。

尚芸館の卒業試験が始まった。しかしそれは、生徒同士が相談することも、書物を参考にすることも許可するという風変わりなもの。しかも、配られた問題用紙は、何と白紙ではないか。頭を抱える同窓の仲間たちを尻目に、沈依依（しん・いい）たち尚芸館五子の面々は、思い思いに己が学んだ全てを書き記し…。

韓（かん）尚書の暗躍により、謀反の計画は着々と進行しつつあった。尚芸館の卒業式が宮中で執り行われるその日、手薄になった警備の隙を突いて行動を起こそうというのだ。この企みを知り、尚芸館五子にすべてを明かした小柔（しょうじゅう）。運命の日は明日――彼らは陛下の命を守るために立ち上がり…。

皇太子を首謀者に祭り上げ、韓（かん）尚書によって仕組まれた謀反は失敗に終わった。すべて水泡に帰したと悟った韓尚書は自ら命を絶ち、後宮を揺るがした大事件は幕を閉じたのだった。それから１年後、“凝香閣”改め“五味居”には、懐かしい顔ぶれがそろっていた。五味居の女将はもちろん…。

霍宇光（かくうこう）と衛兵・田虎（でんこ）殺害の容疑者となった元仲辛（げんちゅうしん）は第５寮長で犬猿の仲である劉生（りゅうせい）に捕らわれる。逃げれば罪を認めたことになると劉生から念を押された元仲辛だったが、翌朝、逃亡してしまう。一方、雲霓（うんげい）と小花（しょうか）から殺人犯として告発された劉生は、牢送りとなる。そんな折、王寛（おうかん）は元仲辛を見つけ、逃亡の理由を聞く。

劉生（りゅうせい）が殺害され、王寛（おうかん）に容疑がかかっていると知った第７寮は動揺する。陸観年（りくかんねん）は第７寮に王寛の捜索を命じるが、趙簡（ちょうかん）には韓断章（かんだんしょう）の捜索を頑なに続けさせる。その結果、陸観年の裏切りを知ることになる趙簡。一方、元仲辛（げんちゅうしん）は雲霓（うんげい）をなだめすかし、隠された事実を聞き出す。その頃、劉生の死に怒り狂う第５寮の者が王寛を捜しまわっていた。