東和グループ総裁の孫娘でゲーム実況者のシアン・ユエンは、祖父からの結婚催促を嫌がり、支社でカーナビ会社の維林の売り上げを1割アップさせ、存続させられたら今後は自由にさせるという約束を取り付け、経済援助ナシ、肩書ナシ、身バレ厳禁の条件付きで維林がある西安に向かう。すると、高校時代に好きだったシュー・イエンシーと遭遇してしまい……。

ニン・モンからチャンソンホテルの結婚式場の予約を依頼されたシャ・チエンは、チャンソンホテルとの悪縁を思い出して少し惑うが、仕事を請け負うことにする。ソン・ジョニンは仕事でホテルを訪ねてきたシャ・チエンを疑うが、結局誤解を解いてシャ・チエンの能力を試みることにする。

ホー氏グループの社長ホー・チアオイエンは、幼い息子シャオバオと暮らしている。天才児だが心に深い傷を持つシャオバオは言葉が話せず、聞かんぼうでいつも周囲を困らせてばかり。一方、児童心療内科の医師チン・イーユエは、元カレへの恨みから彼の受賞を阻止するために表彰式の会場へ。そこで二人はひと悶着を起こす。二度と会うことはないだろうと思っていたはずが、シャオバオをきっかけに思わぬ形で再会することに。

ITが大きな進化を遂げた近未来の中国。緑藤（リュートン）大学の学生の間では、“ウィッシャー”というアプリが話題となっていた。ウィッシャーに願いを言うと、それに対する簡単なタスクが課せられ、タスクを達成すれば願いが叶うという。裘文東（チウ・ウェンドン）は、大切にしている馬の稲妻（シェンディエン）が製革工場に連れていかれてしまうと知り、１日以内に飼い主を見つけてほしいと願う。すると“緑藤大学で新入生を迎えよ”というタスクが課せられ、達成のために大学へ向かうが…。

春暉高校にリン・シーという名の女子転校生がやって来た。初登校の日、シーは学校一のイケメンで成績優秀のジー・ジュンシンを見つけると、「久しぶり」と言って抱きつき胸に耳を当てる。ある理由から、ジュンシンの友達になりたいと願うシーは「どんな条件ものむから」とジュンシンに頼み込む。シーはジュンシンが出した３つの条件を１つずつクリアするが、最後の１つは難問だった。シーが困り果てていたその時、ハプニングが起きる。

零（れい）州一の豪商・沈謙（しんけん）は皇太后から下された縁談を断るため、娘の沈妙（しんみょう）には決まった相手がいると嘘をつく。君主を欺いた罪に問われないためには1カ月以内に娘を嫁がせなければならず、用心棒募集の名目でひそかに婿を選ぶことに。ところがそこへ小役人の裴衍禎（はいえんてい）が結納を用意して乗り込んでくる。裴衍禎は「以前の約束どおり令嬢を頂きにきた」と求婚するが、沈謙は約束した覚えがない。体よく断ろうとすると裴衍禎は意外な話を切り出す。

長距離走の選手だったジョウ・ティエンは、脚のケガをきっかけに現役を引退。その後は裏方としてスポーツ事業に貢献したいと考えていた。就職面接の日、猫カフェから逃走した猫を追いかけ、勢い余って通行人にぶつかってしまう。男性が救急車で運ばれるのを見て不安に陥るが、気を取り直して星翼プロダクションの面接に挑む。ところが希望部署だったスポーツ事業部は新社長のリストラ断行により縮小され、ティエンの面接もキャンセルに…。

冷淡で仕事にしか興味がなく“演技王”と称される俳優の穆廷州は時代劇「偉大なる首輔」の撮影を控えていた。役に没頭するあまり、自分の相手役となる明華公主を夢に見て、バス停で見かけた漢服姿の明薇を明華公主と重ねる。そして偶然にも商談で訪れたホテルで通訳として同行した明薇と出くわすのだった。ほどなくして漢服モデルと通訳を兼業していた明薇に「偉大なる首輔」主演女優のオーディションの誘いが来て…

時宜（シー・イー）は傾城の美貌を持つ人気声優。そんな彼女は収録先から移動中、空港で偶然、周生辰（ジョウション・チェン）という男性に出会う。周生辰とは時宜が吹き替えを担当する作品の主人公で、思い入れのある人物だった。時宜はとっさに周生辰を呼び止め、彼のメールアドレスを手に入れる。周生辰はドイツ在住の准教授だった。２人がメールでやり取りすること半年、時宜の親友・宏暁誉（ホン・シャオユー）が西安に出張することになる。奇しくもその頃、周生辰も西安の研究所を訪れていた。

ツイ・シーイーは名門・ツイ家の令嬢だったが、幼い頃、父親が権力闘争に巻き込まれ姿をくらましたことをきっかけに口が利けない状態だった。その時宜の母方の伯父で太傅のツイ広（ツイ・グアン）は、皇帝崩御の密書を受け戚（チー）貴嬪の幼子、劉徽（リウ・フイ）の即位を助ける。その頃、都のある中（ちゅう）州から遠く離れた西（さい）州では百戦錬磨の呼び声高い小南辰（しょうなんしん）王こと周生辰（ジョウション・チェン）が軍を率いて凱旋していた。

故郷を離れ、寧州で一人暮らしをするジョン・ダーチエンは、今日が29歳の誕生日。インテリアデザイナーの仕事は好きなものの、社畜のように働かされ、３カ月前に別れた元カレが同僚であるため、不本意な異動まで命じられてしまう。だが退勤後に社外で待っていたのは昔の同級生イエン・ジュンゾー、そして疎遠になっていたミー・ランだった。誕生日を祝おうと来てくれた２人に、仕事も恋も行き詰まっていたダーチエンは複雑な思いでついていくが…。

余声声（ユー・ションション）は27歳の芸能記者。ある日、余声声は人気のアイドルグループのリーダージャン・イーのイベントに参加、ジャン・イーと同年同月同日生まれという運命的な縁から、ジャン・イーと食事をするチャンスをゲットする。実は余声声は同じ小宇宙のメンバー・裴伽樹（ペイ・ジアシュー）のファンであり、自分の担当するアカウント「娯楽探偵」が存続できるよう、ジャン・イーのファンを装ってイベントに潜入、ジャン・イーに独占インタビューをするというもくろみだったのだ。

江南の小さな町・雲莱鎮で胡一家は精肉店を営んでいた。ある日、貧しそうな書生風の少年が店を訪ねて来る。親同士が決めた阿嬌（胡嬌）の許婚・許清嘉だ。親と死に別れた許清嘉は胡家に身を寄せて勉学に励み、７年後、みごと科挙に合格、それも第２位の「榜眼」として帰ってきた。線が細く腕力のない許清嘉との結婚を阿嬌は断固拒否するが、許清嘉は世話になった胡家への恩返しのためにも絶対に結婚すると言い張るのだった。

10年前、幼くして父を殺された陸錚（りく・そう）は、長じて錦衣衛総旗となっていた。父を殺め、彼自身にもケガを負わせた下手人と目されるのは、こそ泥の少年・李霧（り・む）。その男は相変わらず泥棒稼業から足を洗えずにいたが、事件の夜、背中に傷を負わせてしまった名も知らぬ少年への罪悪感が消えず、消息を追い続けていたのだった。そんななか、北方の諜報組織・夜不収（やふしゅう）の李東方（り・とうほう）が都に現れ…。

程家の四娘子、程少商は幼い頃から両親とは離れ離れで暮らしてきた。ある日、田舎の別宅に送られていた四娘子の元に程家から使いが来る。十数年も出征中だった両親が帰還するというのだ。わが物顔で振る舞う老婢に指示され馬車に乗る四娘子だったが、馬車の中にはなぜか汗の臭いが。その様子を高台から観察していた光禄勲副尉の凌不疑は、凱旋早々に武器を着服する嫌疑人を追っていた。凌不疑は配下を引き連れ馬車を止めると、馬車の中から意外な答えが返ってきて…。

タン・ジアオは人気の恋愛小説家。次回作の取材のために豪華客船に乗り、ダイビングで溺れかけたところをウー・ユーに助けられる。数週間後、目が覚めるとなぜか家中のものが乾燥しており、車も砂埃をかぶっている。親友でSF小説家のジョウ・シアオユーに会った帰りに車の調子が悪くなったため、修理を頼もうと立ち寄った店でウー・ユーと再会する。しかし整備士となったウー・ユーは、タン・ジアオのことを全く知らない様子だった。

病弱なホー・ランは、偶然入った美容室で、ある男性に髪を洗ってもらう。優しく柔らかな声に心を惹かれ、その日の光景を何度も夢に見るようになったランは、後日、再びその店を訪ねる。そして、その男性から聞いていた美容師の番号“33番”を指名するが、出てきたのは女性だった。店員からその男性が臨時で手伝いに来ていたシアオ・ハンだと聞かされたランは、そのままタクシーに乗りシアオが暮らす小州村へと向かう。

稀代の手練（だ）れ、胡一刀（こいっとう）と苗人鳳（びょうじんほう）は好敵手でありながら友情も育んでいた。しかし蒼（そう）山で手合わせした際、胡一刀は毒の塗られた刀で斬られて命を落としてしまう。胡一刀の下男・平四（へいし）は命懸けで胡一刀の息子・胡斐（こひ）を守り、平斐（へいひ）と名乗らせた。胡斐は父の死から13年後、商家堡（しょうかほ）で雨宿りしていた飛馬ひょうきょくの馬春花（ばしゅんか）らと知り合う。

秦施（チン・シー）は独身の敏腕女性弁護士。２年前、師匠の卞静（ビエン・ジン）は秦施を自らの勤め先でもある大手法律事務所に入れるため、既婚者と偽って推薦した。架空の夫を仕立てて採用された秦施だが、その才能を所長夫婦に買われてシニア弁護士に上りつめる。一方、名門大学を卒業した陽華（ヤン・ホワ）は家に引きこもり、親に見合いを迫られながら株取引に明け暮れる毎日。そんな縁もゆかりもないはずの２人が、パーティー会場で偶然顔を合わせ・・・。

侯爵家の世子・衛起（えいき）は結縁司の独身男子番付で毎年1位の人気者だが、実際には全く結婚が決まらないことに焦って神頼み。桃の木の下で願を懸けるが、そこに現れたお尋ね者の仮面の義賊、晴天狐と過って唇を重ねてしまう。その晴天狐の正体は周縁（しゅうえん）。衛起が院首を務める青雲書院に男性のふりをしてやってきたお転婆女子だった…。

大スターで人気女優のワーには、ノンという御曹司の婚約者がいたが、ある日ノンが浮気をしていたことが発覚する。ワーの専属メイクアップアーティストであるガットは、そんなワーをそばで支え続けていた。しかし、ある晩お酒に酔ったワーに関係を迫られ…？

人気作家であり、兄弟子であるハン・ランの新刊のサイン会に駆けつけたスー・ジンジンは、車から降りてきた男のせいで着ていたセーターがダメになってしまう。男の名はグー・ロン、グー氏グループの御曹司だった。怒るジンジンを尻目にグー・ロンは会社の会議室へ向かうも、そこで次期会長に指名されたことに反発して逃げ出す。自分の身辺警護を探す必要を感じたグー・ロンは、あることに気づき、再びジンジンを訪ねる。

晁（ちょう）王朝に従わぬ夜北（やほく）の地に、“疫病神”と呼ばれる１人の娘がいた。その名は葉凌霜（よう・りょうそう）。凶事を予見する力を持つ彼女は不吉な存在であるとされ、恐れと好奇の対象となっていたのだ。秋の大祭でのこと、巨大な狼・雪狼王から親友の七海蕊（しつかい・ずい）を救おうとした葉凌霜は、逆に窮地に陥ってしまう。「危ない」という七海蕊の声が響き渡った時、疾風のごとき速さで飛び出した何者かが彼女を救い…。

アイドルグループSMASH（スマッシュ）のマネージャーを務めるポップ・プリムは、ある日、年上の女性プンと一夜を過ごす。翌日、ポップはSMASHの担当を外されてしまう。会社を辞めて、新しいグループAGain（アゲイン）を作ろうとするポップだが…？

春家の令嬢・しゅんとみは公平な裁きを求める人々の訴訟を助ける訟師になることが夢。彼女の父・春大山（しゅんたいさん）が冤罪で訴えられると法の知識を活かして奔走、審理では高額の手付金を払ったのに役所に現れなかった訟師に代わって自ら父の代言を担当する。そんな彼女を手助けしたのは、正体を隠して臨水楼の御者を務める美青年だった…。

死者の死因を突き止める特別組織、ＨＤＭＩで働く法医解剖医のＪＤ。ある日、10年前に亡くなった俳優、モク・ユーサム主演の映画「羊頭判官」を模倣した連続殺人事件が起きる。最初に殺されたのは妻子ある男性と不倫していたリョン・マンジンだった。殺害現場には羊のかぶり物が置かれ、そこにはある人物の血痕が残されていた。事件を捜査することになった熱血刑事、ラウ・ジーミンは、モク・ユーサムの追悼記念展に張り込むことになる。

家具デザイナーのシア・ティエンは、5年間交際したシュー・ゾーハオと別れてすでに5年目。今は美容外科医のグワン・シンと交際中で、完璧な恋人に満足していたが、仕事では親友のソンと立ち上げた工房「夏松（シアソン）工作室」が経営難に陥っていた。そんなある日、シンが隠れてお見合いすると聞きつけたティエンは様子を探りにカフェへ乗り込むが、そこで偶然にも元カレのゾーハオと再会！　さらにゾーハオの携帯電話を間違えて持ち帰り…

シュー・ジンジンは高校２年の女の子。ある日の登校途中、トラブルに見舞われ、憧れの男子ガオ・ジャンの注目を浴び、親友たちには笑われてしまう。元凶となったのは、体重100キロの巨漢、転校生のカン・ジアウェイだった。一方、ジアウェイはチアリーダーのシュー・ヂンヂンに一目惚れ。いつもオンラインでチャットしている相手ではないかと思う。そんな中、クラス対抗バスケットボールの決勝戦があると知り、ジアウェイはある計画を立てる。

弁護士のルオ・ベンはある日、車で移動中、高速道路で交通事故が発生し立ち往生となる。そこに突然、医師のジャン・イエンが車に乗り込み、事故現場に向かうようルオ・ベンに伝える。最初は関心のなかったルオ・ベンだったが、ジャン・イエンが怪我人を必死に救おうとする姿を見て、ルオ・ベンも救助に手を差し伸べる。ジャン・イエンと別れたルオ・ベンは、自身の車に彼女のカバンが残されていることに気づくが…。

明朝初期、太祖・朱元璋（しゅげんしょう）は北元の残党を滅ぼすため、幾度も北征軍を派遣。後に永楽帝となる四皇子・朱棣（しゅてい）は、都で気ままに暮らしつつも漠北の地に思いをはせていた。その頃、北征軍の主将・李文忠（りぶんちゅう）は敵の奇襲に遭い、大敗を喫する。知らせを受けた朱元璋は常勝将軍・徐達（じょたつ）の派遣を決意するが、それにはある問題があった。