淑敏のために承駿を学外に誘い出した文彬。意外にも元気な淑敏の姿に拍子抜けし言い訳をして承駿を連れて逃げ出してしまう。その途中、偶然小漫に出くわした文彬は、大喜びの小漫に誘われ仕方なく酒につきあうことに。小漫に従い承駿も酒店へと向かうが、そこにはやけ酒をくらう淑敏の姿が。結局、4人で飲むことになり…。

文彬は弟の薬代を渡しに学堂を抜け出すが、戻ってきた文彬は待ち構えていた学掌に詰問されそのまま罰として塀の上に立たされる。謝罪しない文彬は炎天下に長時間立たされついに倒れて塀に宙づりとなる。駆け付けた承駿と楽暄たちのおかげで何とかその場は許されるが、今度は文彬を助けた昭栄と暁歓が学掌会に呼び出され…。

討論会で学掌会を言い負かした承駿と文彬。学掌会は堂生への懲罰の権利を失い監督権のみとなってしまう。討論会の活躍で2人の絆は深まるが、文彬が承駿を褒めることで承駿に取り入ってると堂生から誤解を受けてしまう。一方、討論会での承駿たちの見解を称える王師の様子を、丁先生からの文で知った秦北川が雲国に戻ってくる。

文彬が目障りな学掌は、楽暄に弱みを公にすると脅しをかけ文彬を学堂から追い出すよう指示を出す。楽暄は承駿と澤信の板挟みで苦労する文彬にさぐりを入れるが、学堂をやめる意思がないことを知り切り出せなくなる。そんなある晩、楽暄は偶然倉庫で着替える文彬の姿を見てしまう。そこに学掌たちが見回りにやって来てしまい…。

楽暄の誕生日を知った文彬は、楽暄を喜ばせようと承駿と準備をし堂生たちも集めてささやかな祝宴を開く。祝宴の最中、学掌たちがやって来て楽暄が身分を偽っているという秘密を暴露してしまうが、楽暄は学掌の指示には従えないと毅然とした態度をとる。そんなある日、文彬たちは百年に一度の流星が見られることを知り…。

承駿と文彬が島から戻るのを待ち構えていた淑敏は、承駿と島に行けなかった怒りを文彬にぶつけそのまま倒れてしまう。淑敏を医者に運び学堂に戻って来た承駿が淑敏の言動を庇うような言葉に文彬はイラ立ちを覚える。ある晩、文彬たちは堂生と飲みに出かけるが、酒を口にしない承駿がやけ酒をあおる文彬と競い合うように飲みだし…。

承駿が泥酔したせいで文彬と澤信は体罰を言い渡されるが、承駿と楽暄が文彬を守るべく身代わりを申し出る。処罰のあと、かいがいしく３人の面倒を見る文彬は疲れがたまり丁先生の授業中に倒れてしまう。文彬の脈をとった丁先生は文彬の正体に気づき一人で介抱をする。そして、目覚めた文彬に学堂を離れられるよう協力を申し出るが…。

弓道会の参加を決めた文彬は丁先生に学堂に残りたいと伝える。必死に訴える文彬にかつての同志を思い出した丁先生は、優勝を条件に文彬の残留を許可する。一方、家に帰った澤信は父と丁先生の話を盗み聞きし、かつての兄の死に承駿の父である風刺史が関わっていたことを知る。学堂に戻った澤信に文彬は弓道会への参加を誘うが…。

弓道会を前日に控え文彬の上達ぶりに柄申は焦りを隠せない。一方、刺客として活動していた澤伸は顧都尉に刺され傷を負う。謎の刺客に助けられ何とか学堂まで戻ってきた澤信を丁先生が介抱するが澤信は倉庫の中で気を失ってしまう。弓道会当日、主催の王師と共に学堂にやって来た顧都尉は傷を負わせた相手を必死に捜すが…。

皆が諦めかけたその時、澤信が会場に現れ文彬たちは無事弓道会に参加することに。満点で終えた承駿のあと、澤信の番を迎えるも傷のせいで思うように点が取れない。顧都尉たちは澤信に疑いの目を向けるが何とかその場をやり過ごす。そして、文彬も満点を取り初戦を終える。そんな中、かつての約束を果たすため小漫が学堂を訪れる。

決勝に進んだ文彬たち。学掌組と１対１の対決をすることに。引き分けで迎えた文彬と学掌の最後の対戦は誰もが学掌の勝利を予想していたが、学掌は小漫に気を取られミスをしてしまう。文彬は体調不良で点が取れなかった澤信の分も巻き返すつもりで臨むが、負けを恐れた柄申が弓に施した細工のせいで手にケガを負い…。

祝杯を挙げるため雨楽居へと出かけた文彬たち。途中、取り立てに苦しむ民の姿を目撃し祝宴の席は暗い雰囲気になる。そんな中、正月休みが始まり帰宅前の文彬の元に学掌たちが弓道会での負けを認め謝罪に来るが、不要になった大量の支給品を譲ると言って持ってくる。貧しい者を見下した態度に澤信たちは怒りをあらわにする。

ニラは国際的な映画のオーディションに参加し、好評を得た。ヨドイの車で帰宅中、自宅付近でトラックが道を遮っていたため、ニラが１人で車を降り歩き始めると突然、２人組の男が誘拐しようと襲いかかってきた。そこにポーが駆けつけ男たちを追い払い、事なきを得た。ニラは自分を襲わせたのはランロンではないかと疑う。

オドからベンジャン医師とニラがキスしている写真を受け取ったマナウは、すぐにランロンへ連絡をする。そして、この写真を裏アカウントでSNSにアップしスキャンダルに。チャチャウィはランロンとの離婚を決意したが、ランロンは断固として離婚を拒み、ニラとベンジャン医師のキス写真をチャチャウィへ見せ、動揺したチャチャウィは何も言わずにその場を立ち去る。

マナウとランロンは、お互いに相手がニラに金色の花を贈ったと思っていたが、そうではなかった。実はこれは、ニラがポーに指示し入念に手配したものであった。この花束をめぐるリポーターとの機転の利いたやり取りで、ニラはベンジャン医師とのキスによるスキャンダルのイメージを回復することができた。そしてニラはベンジャンの家から、ポーが手配したマンションへと引っ越しをする。

チョムタワはチャチャウィが深夜にニラのマンションへ出入りしている証拠を手にニラを脅し、強引に手に入れようと抱きしめるが、駆けつけたチャチャウィに引き離される。だがチョムタワは、妹の元に帰らないのであれば誰が一番困ることになるのかを考えろとチャチャウィを脅す。ランロンはマダム・インゴンとの会話でチャチャウィがニラのために家具を取りそろえていることを知り…

ニラがLGBTの問題に熱心に取り組み、注目を浴びることでニラの過去を詮索されるのではとベンジャン医師は心配をするが、ニラは同じ立場の人間のためなら何でもすると決意は固く、口うるさいベンジャンに対し苛立つ。チャチャウィはニラのマンションの近くに２人のための家を購入し、プロポーズをする。マナウはニラのLGBT問題への執着に疑問を抱き、ニラの親族についてもっと詳しく調べるべきだとランロンに提案する。

ヨドイは、不必要な面倒を起こさないよう早くチャチャウィと別れるようにニラを説得するが、ニラはチャチャウィがランロンと離婚するまで待つと決意していた。そして小さい頃にランロンから傷つけられた記憶がフラッシュバックし、徹底的に戦うと心に誓う。ランロンは高額のため断ったニラの素性調査を再会するため、探偵のポンチャイを呼び出す。

ニラはチャチャウィから少し距離を置きたいと言われて以来、傷ついて眠れずにいた。そして気づけば２人の家へと向かっていた。チャチャウィもまた苦しみ、ランロンやチョムタワから逃れるためには、一緒にどこか別の地で暮らしたいと告げるが、ニラは逃げたくなかった。チャチャウィを救い、愛し合うためにニラはある決意をし、チョムタワを呼び出す。

ニラはチョムタワが自分の息子について真摯に話す姿に動揺し涙を流す。しかし、その時にはすでにホテルの外でカーンが待機していた。チョムタワはニラに約束を果たすよう迫り、ニラは決意しチョムタワのグラスへ睡眠剤を混ぜる。そして意識がもうろうとなったチョムタワは、ニラと入れ代わったカーンと寝室へ行き、翌朝目覚めると…

ニラとヨドイ、マナウとジブは先日のコンドミニアムの写真の確認をしていたが、マナウで予定されていたメインビジュアルがニラとなったことでマナウは激怒する。そして、ニラがチョムタワと不適切な関係を持ったためではないかと罵り、その証拠をさらし訴えると宣言する。ニラは秘密が漏れることはないと確信し、ベンジャン医師にチャチャウィと２人で英国ロンドンへ渡ることを告げる。

ポンチャイはニラがチョムタワの息子チャナタワであることを確かめるため、みずからロンドンへ向かう準備を進めていた。同時に、ポーは盗まれたベンジャン医師の時計が売り出されたことで、ポンチャイへとたどり着くがギリギリのところで逃げられてしまう。チョムタワはニラが性転換手術をした息子である可能性が高いことを知り、ランロンには内緒でポンチャイに引き続き調査をさせる。

チョムタワはニラが息子のチャナタワである証拠を手にし、ランロンもその事実を知り愕然とする。そしてこの事実は家族内で解決すべきとチャチャウィを呼び寄せる。その時、オドはポンチャイの手下から得たニラの性転換手術の写真をどうすべきかマナウと相談していた。マナウはこれでニラを陥れることできると考え、名前を伏せた形で世間に問えばいいとその写真をSNSにアップする。ニュースを見たベンジャン医師はニラを心配し捜しに行くが…

蕭承煦（しょうしょうく）が西斉から受け取った伝国の玉璽を隠していると気づいた蕭啓翰（しょうけいかん）は、蕭承煦に謀反の意ありと父・蕭承睿（しょうしょうえい）に報告する。そんな中、凌蓁児（りょうしんじ）は蕭啓翰を酒に酔わせて玉璽のことを聞き出し、そこから状況を察した賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）は蕭承煦に危険を知らせる手紙を書いて凌蓁児に届けさせる。その後、凱旋して蕭承睿に迎えられた蕭承煦は…。

伝国の玉璽を得た蕭承睿（しょうしょうえい）は盛州を大晟国とし皇帝に即位、それに伴い妃の序列も整理され、賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）は四妃の中で一番低い賢妃となる。そんな中、蕭啓翰（しょうけいかんと凌蓁児（りょうしんじ）の会話を盗み聞きした喬（きょう）淑妃が告げ口したことで、凌蓁児が蕭承煦（しょうしょうく）の軍営に手紙を届けていたことが蕭承睿にばれてしまう。そのことを蕭承睿から問い詰められた賀蘭茗玉は…。

蘇玉盈（そぎょくえい）が側妃・可蘭（からん）に嫉妬するあまり蕭承睿（しょうしょうえい）の前で蕭承煦（しょうしょうく）と賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）の過去を口走ってしまったため、蕭承睿は疑心暗鬼に。わざわざ蕭承煦の誕生祝いを皇宮で催し、蕭承煦と賀蘭茗玉を試す態度を取る。その後、賀蘭綰音（がらんわんいん）が賀蘭茗玉を訪ねて大晟国にやってくる。賀蘭茗玉は姉を歓待するが、賀蘭綰音は卑屈になるばかりで…。

賀蘭綰音（がらんわんいん）は侍女の恵児（けいじ）にそそのかされて蕭承睿（しょうしょうえい）に接近、二人で一緒に多くの時を過ごすようになる。そんな彼らを祝福する賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）だったが、蕭承睿にとってはそれも賀蘭茗玉の気を引くための駆け引きに過ぎないとわかるとますます彼から心が離れる。一方、蕭承睿の心を掴みたい賀蘭綰音は彼に最初の出会いのことを打ち明けて…。

蕭承睿（しょうしょうえい）は賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）への当てつけで貴妃に封じた賀蘭綰音（がらんわんいん）を寵愛する。また、賀蘭綰音に近づいた喬（きょう）淑妃が彼女に賀蘭茗玉の悪口を吹き込み、姉妹の関係がギクシャクする。やがて、賀蘭綰音が懐妊、それでも嫉妬することのない賀蘭茗玉に腹を立てた蕭承睿は彼女に辛く当たる。それを知った蕭承煦（しょうしょうく）は賀蘭茗玉にそばにいると伝え…。

蕭承睿（しょうしょうえい）に命じられた写経を無理して続けて倒れた賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）をこっそり看病した蕭承煦（しょうしょうく）。彼は彼女が寝言で自分の名を呼ぶのを聞いて胸を熱くする。その後、賀蘭綰音（がらんわんいん）が皇子を産むと蕭承睿はその子をあからさまに贔屓し、宮中は不穏な空気に。しかも、賀蘭綰音が喬（きょう）淑妃の嘘を信じて賀蘭茗玉が自分の息子を呪っていると思いこんで…。

蕭承睿（しょうしょうえい）は五皇子を呪っている者がいないか調査を開始。すると、永寧殿の近くから呪いの人形が見つかり、賀蘭茗玉（がらんめいぎょく）の仕業だと決めつけた蕭承睿は彼女を責め立てる。これに対して身の潔白を訴えた賀蘭茗玉は賢妃の称号の返上を申し出る。だが、これが蕭承睿のさらなる怒りを買うことになり、彼女は別邸の臨華宮に追放されて…。