見事な舞を披露したコンファは燕山君に名を聞かれ、ノクスと名乗る。燕山君を微笑ませ、髪飾りまで授かったノクスは彼の心をつかんだと確信するが…。

チュンウォン君の悪い噂を流し、燕山君の耳に届けることに成功したギルドン。だが、想像していたお咎めはチュンウォン君に与えられなかった。

史草に記された無礼な内容に怒りを露わにする燕山君。記録した者を尋問にかけるが、反逆罪に関して決定的な証拠を得られずにいた。

イ・ジョンスの証言によって捕らえられたチュンウォン君は、王族にもかかわらず尋問場に引き出される。

復讐を果たしたアモゲとギルドンの仲間たちは晴れて匿禍里へ戻り、家族として“ホン”の姓を名乗り始める。

アモゲの弔いの最中にテハクから奇襲を受けたギルドン。ガリョンを連れ去られそうになり、夢中で怪力を振り回し撃退する。

流刑地のチュンウォン君はパク氏からドファンを紹介され、ギルドン一味への復讐心を明かす。一方、ギリョンは戊午の年の褒美として…。

ギルドンは禁酒令で得た大金をキム尚伝へ献上し、着実に地盤を固めていた。だが、キム尚伝や匿禍里の神木を授けた巫女からの言葉を受け…。

ギルドンはガリョンに告白されるも、ならず者の自分と一緒になっては不幸になると思い断る。それでも一途な愛を向けてくれる彼女にギルドンは思わずキスをする。

ギルドンの前に姿を現わしたチュンウォン君。ギルドンは彼の質素な生活を見て、背後に何者かがいるはずだと確信する。

ノクスは悲憤に駆られた燕山君を慰め、2人はキスを交わす。その後、燕山君は取り調べを受けているキムを釈放し、ギルドンが思い描いた通りの結果となった。

仲間たちに救出されたギルドンは、チュンウォン君が持っていた書物の行録（ヘンノク）にオリニの名前があることを確認し、妹を探す旅に出ることを決意。

ギルドンらは守貴単たちの悪行を見過ごせず、１人ずつ懲らしめていく。一方、ギリョンは盗賊のホン一味が現れた地域の共通点に気づき…。

各地の捜査網を巧みに掻い潜るギルドンら一行。通りかかった街では女真族の襲撃を追い払い、ますます英雄として祭り上げられる。

官軍に追われ逃げ出すギルドンだったが、そこで追っ手として現れたギリョンとまさかの再会を果たし、互いの無事を喜んだ。

捕らえられた仲間たちを救うべく自訴したギルドン。ついに燕山君と対面した彼は行録を渡して守貴単の横暴ぶりを訴える。

モリに敗れたギルドンだったが、ギリョンとノクスの助けにより命はとられず、王宮の門前に晒される。

ギルドンのことを案じたノクスは彼の元を密かに訪れ、自分が救い出すまで生き延びてほしいと告げる。

王に立ち向かうことを決意したギルドンは仲間たちと脱獄。燕山君は彼らを追うが、復活を遂げたギルドンに警告されて震え上がる。

オリニが王宮にいると知ったギリョンは、探りを入れてみることに。その頃、圧政に不満を抱いた民たちはギルドンの“遺志”を継いで王への抵抗運動を開始するが…。

ギルドンが本当に処刑されたのか疑問を抱いたドファンは、宮中に探りを入れる。一方、悪夢にうなされた燕山君はガリョンを寝殿に呼び…。

王宮に乗り込んだギルドンと仲間たち。燕山君は慌てて逃げ出すが、護衛兵や側近と引き離されて孤立する。

ギリョンは王命を受け、盗賊を捕まえる討伐軍を編成。燕山君の横暴に耐えかねた屈強な兵を選抜し、ギリョンはそのままギルドンがいるアジトに合流する。

記憶を取り戻したオリニは、ドファンの元で起きた過去を話し出す。一方、燕山君から寝殿に呼ばれたガリョンは、寝ついた彼を殺そうとするが…。

香州牧では燕山君を批判する貼り紙をした儒生が次々と捕らえられ、その家族までもが命の危険にさらされていた。

ガリョンの正体を知った燕山君は、彼女を生かしてギルドンを倒すのに利用しようと考える。そんな中、香州牧でギルドンたちと官軍の戦いが始まった。

人質のガリョンめがけて矢を放ったギルドン。決死の覚悟を見せつけ、反乱軍の士気は最高潮に高まる。

官軍を打ち負かし、香州牧を救ったギルドン。逃げ延びた燕山君は、再び兵力を集めて香州牧を攻撃するよう家臣のパク・ウォンジョンに命じる。

政変の知らせが宮中に広がり、すっかり人寂しくなる王宮。腹を括ったノクスとキム尚伝は王を招いて最後の宴会を開く。

全てを終えたギルドンとホン家の仲間たちは香州牧に戻り、燕山君が廃位されたことを報告。ギルドンもまたガリョンから思わぬ朗報を聞かされることに。