区議会議員として初めて議会に出席したセラは他の議員たちに無視され孤立する。一方、財政破綻の危機に陥ったマウォン区は地方債発行を巡り愛国保守党とみんなで進歩党の意見が６対６で割れ表決を行うことに。セラの１票で地方債の発行が決まる状況となり区議たちは急にセラに優しくなる。表決日の前日、セラはゴンミョンから地方債の説明を聞き職員の給料も払えなくなるほどマウォン区が赤字だと知り衝撃を受ける。

メンドクの提案で区議会議員全員が給料を全額返納することに。セラはメンドクに発言撤回を求めるが却下され絶望する。しかしその一方で地方債発行同意案に無効票を入れたと勘違いされたことによりセラにチャンスが与えられる。チュサンから条例案の共同発議をしてみないかと提案されヒスと共に条例案を作ることに。満を持して迎えた条例案上程の日、無事に条例案は可決されるが発議者の名前がドンチャンの名前になっていて…

懲戒処分中のセラの元に請願が舞い込む。ゴルフ練習場から家にゴルフボールが飛んでくるため何度も区役所に苦情を入れているが未解決のままだというおばあさんに、セラは必ず解決すると約束する。しかしなぜか区役所は取り合おうとせず消極的な態度を取る。そこでセラは直接練習場に出向くことに。そして偶然居合わせたドクグが口を滑らせたことでほとんどの区議会議員がゴルフ練習場からＶＩＰ利用権を受け取っていることを知る。

チョンイ洞のゴルフ練習場が営業停止処分となり無事に請願を解決したセラは意気揚々と次の請願解決に乗り出す。マンションの警備員９人が契約満了前に契約の解除を通告されたと聞き調査すると、マンションの管理事務所にマウォン区から支払われていた雇用安定支援金が予算削減によって打ち切られたことを知る。削減された社会福祉予算を復元させるためにセラは区議会対抗の運動会で“シム・チャン・シ”とある取り引きをする。

“シム・チャン・シ”の裏切りによって補正予算案は水の泡となりセラが救おうとしていたマンションの管理事務所の警備員たちは解雇されてしまう。セラは自分を責め自信を喪失する。連絡が取れなくなり心配したゴンミョンはセラが一番好きだという秘密の場所の写真を頼りにセラを捜し出す。励まされて感動したセラは告白するが断られてしまう。一方、区議会では長い間空席のままになっていた議長を選出することになるのだが…

メンドクの策略によりセラは区議会の議長に当選する。更にメンドクはセラを操るため同行秘書にミンジェを推薦するがゴンミョンが同行秘書に名乗り出て阻止する。正式に秘書になったゴンミョンはセラを一人前の議長にすべくスパルタ式の授業を開始する。議長への事業推進費330万ウォンが振り込まれ喜ぶセラだったが区の予算削減によって支援を打ち切られた福祉団体などに次々と寄付してしまいゴンミョンをあきれさせる。

セラとゴンミョンは周りに秘密でつきあうことにするが抱き合っているところをハンビとジャリョンに目撃され早速ばれてしまう。一方、セラの事務所にサラン洞の地名変更を再考してほしいと住民から手紙が届く。スマートワンシティー事業の一環で地名が変更されることを知ったセラは元の地名を残す方法はないか模索する。事業の経緯を調べる中で地名変更への住民の同意書を入手したセラとゴンミョンは不審な点に気付く。

セラたちに追い詰められた町内会長はサラン洞の地名変更の同意書をねつ造したことを白状する。しかしそれを指示した人物がヤン議員だと知りセラは衝撃を受ける。そんな中、セラとゴンミョンは口論になり仲たがいをしてしまう。ゴンミョンに代わりヨンギュがセラの同行秘書になるがゴンミョンは陰でセラを手伝う。区議会で住民懇談会の開催を提案したセラは町内会長にねつ造について再び証言するように頼むが町内会長は拒絶し…

地名変更条例改正案の表決の日を迎えセラはヒスに期待をかけるが、ヒスが賛成票を投じたため条例案は可決される。ミンジェはセラを利用しようとするメンドクに納得がいかずメンドクの元を去り区長秘書となる。一方、ヨンギュがメンドクに協力していると察したゴンミョンはセラの同行秘書に復帰。そんな中、スマートワンシティーの６区域で事故が多発していることを知ったセラとゴンミョンは事故の原因を探るため調査を開始する。

スマートワンシティー６区域の工事現場で廃棄物の横に置かれていたサランリゾート火災事故の慰霊碑を発見したセラとゴンミョンはこっそり慰霊碑を運び出す。ショックを受けていたゴンミョンが心配なセラは家を飛び出しゴンミョンの家へ向かう。そして２人はそのままひそかに同棲を始める。その一方でセラはウォン区長の不正に関する情報をつかみ調査を開始するがそれはセラを利用し区長を失脚させようというメンドクの策略だった。

慰霊碑が倉庫に移されると、セラは人々が訪れることができる場所に慰霊碑を移転してほしいとメンドクに頼み、メンドクは遺族全員の同意を得られたら移転すると約束する。しかし同意書は慰霊碑に関する権利を区役所に委任するという内容のものでメンドクに慰霊碑を移転する気がないと知ったセラは同意書にサインをしていない残る１名の遺族を捜すことに。ヒスの協力で遺族の情報を得るが犠牲者の母親は思いがけない人物だった。

セラを区議会から追い出そうとうするメンドクの策略により解職請求が受理されセラは窮地に追い込まれる。しかし住民投票の結果、解職を免れ区議会議員として再スタートを切る。ヤン議員のノートから“埋め立て”というワードを見つけたセラは環境影響評価書の公開を要請し署名活動を開始する。一方、環境影響評価書の公開を阻止したいメンドクは世間の関心をそらすためヤン議員のひき逃げ事故に関する情報を暴露するのだが…

地方選挙の公募が始まり母に出馬を勧めるがセラは拒否する。議員たちが選挙に向けて慌ただしく動く中、メンドクも区長選挙に出馬する。セラはウンシルの元を訪ね区長選挙への出馬を提案しウンシルは立候補を決意。一方、環境影響評価書を手に入れたヒスはメンドクを裏切りセラに渡す。焦りを感じたメンドクは記者会見でジョンデの話をして同情票を集めようとするが、セラの夢を守るためにゴンミョンがある決心をする。

ボンリョンの結婚を進めようとする大妃。ボンリョンはチョンジュンと結婚したい旨を伝えるも、大妃に拒絶される。そんな中、チョンジュンはビョンウンの屋敷からボンリョンを連れ出そうと考えるが、チソンに止められる。一方でヨンウン君に不信感を抱くボンリョンは、チョンジュンとともに彼の屋敷を訪問。ヨンウン君の出自が怪しいと睨むが…。

哲宗からボンリョンを生涯守るよう王命を下されたチョンジュン。折しもキム一族の屋敷ではボンリョンがヨンウン君の正体を暴き、それを口外しないことを条件に屋敷を出ることを許される。だが、追ってきたインギュともみ合いになり、銃で彼に怪我を負わせてしまう。チョンジュンとともに逃走したボンリョンは、ついに彼と一緒に生活を始めるが…。

国政を興宣君に譲るよう、チョンジュンから進言されたジャグン。彼は興宣君暗殺を企むビョンウンを必死で止めるのだった。そんな中、哲宗の夢を見て彼の崩御を悟ったボンリョン。王宮では大妃が家臣たちを集めると、皆の前でジェファンを国王にすると宣言。キム一族の権力が挫かれる中で、やがてジェファンは第26代王高宗として即位するが…。

ジェファンが国王の座に就くと興宣君も興宣大院君となり、朝廷での発言権も許されるようになる。その頃、フランス人神父ベルヌーと知り合ったチョンジュンは、彼を匿う代わりに西洋の知識を伝授してもらうことに。やがて、チョンジュンはかつての患者収容施設を「三田渡場」と名付け新たな時代に備えることにするが、そこに大院君が現れて…。

結婚し、幸せな日々を送るチョンジュンとボンリョン。一方、大院君はキム一族に招かれた席で彼らを牽制。さらに有力者の富の温床だった書院の撤廃を目指し、反対する大妃を威圧。大妃はついに彼が本性を現したと警戒する。その頃、豪商イ・ドギュンに呼ばれたチョンジュン。ドギュンは自分の息子が三田渡場で救われた恩を忘れないと彼に打ち明け…。

密かに三田渡場を偵察に行った大院君は、チョンジュンが民から信頼され、「王様」と呼ばれているのを見て衝撃を受ける。警戒心を強めた彼はチョンジュンを酒の席に招待し、施設を閉鎖するよう暗にほのめかす。その帰り、大院君の手下に襲われたチョンジュン。同じ頃、インギュ率いる一団が三田渡場を襲撃し、チョンジュンとボンリョンは離れ離れに…。

宣教師たちに混じって3年ぶりに故国に戻ったチョンジュン。早速、仲間のもとに急ぐと、パルヨンやマンソクは涙を流して喜ぶ。彼が気になるのは、記憶を失い大院君の監視下に置かれているボンリョンのことだった。一方、大妃は高宗の王妃選びを急がせようとしていた。それを知ったチョンジュンはジャヨンに会い、彼女を王妃にしようと画策していく。

チソンと再会したチョンジュンは、彼からボンリョンが無事であると聞き、感謝の言葉を口にする。やがて王宮に王妃の候補者が集められた。チョンジュンの思惑通り、できるだけ目立たぬように心がけて大院君と大妃の心を掴んだジャヨンは、ついに王妃の座を獲得。そんな中、チョンジュンはボンリョンを取り戻すために、ある大胆な行動に出るが…。

ジャヨンが次第に自己主張をするようになったことに、苛立ちを隠せない大院君。一方で彼と大妃は互いに半目しあい、その溝も深まるばかり。チョンジュンは、徐々に過去を思い出すボンリョンを優しく見守る。そんな中、安否不明なビョンウンを巡りインギュが殺したのではという憶測が出回る。キム一族の懇願もあり、高宗は彼の死因解明を命じて…。

ボンリョンはチョンジュンとの間に出来た子供を密かにバンダルに託していた。久しぶりに母との再会を果たしたボンリョンは子供が無事であると知り、安堵する。だが、バンダルは子供を連れてくる最中にインギュに襲われ、絶命。幼子は彼に奪われてしまう。一方、国中で大院君への不満が高まる中、チョンジュンは大妃や朝廷の有力者を味方につけていき…。

大院君は、高宗が自分に相談なくチョンジュンに重要な役職を与えたことに憤る。高宗は許しを請うが、それを見ていたジャヨンにはある企みがあった。一方、ボンリョンの息子を拉致したインギュは駆け引きを持ちかけるも、ボンリョンは彼の思惑通りには行動しない。彼女から子供の存在を打ち明けられたチョンジュンは仲間たちと我が子を救いに向かい…。

バンダルの墓をチョンジュンと訪れたボンリョンは、ゆっくり休んでと墓前に呼びかける。一方、インギュが大妃からの書状を持っていたことを掴んだ大院君。大妃に対してビョンウンの死への責任を暗示しながら、彼女を脅迫するのだった。インギュは捕らわれの身となり、ビョンウン殺害の罪に問われることに。やがて大院君失脚決議の会議が開かれるが…。

ジャヨンは王宮にボンリョンを呼び、自分に力を貸して欲しいと要請する。インギュはビョンウンら殺害の罪で斬首されることとなるが、処刑寸前に彼を助けたのはチョンジュンだった。彼はインギュを江華の戦地へ連れて行き、ともに戦略を立ててフランス軍を撃退する。一方、王宮内で大院君に叱咤され恥をかいたジャヨンは彼への恨みを募らせていき…。

チョンジュンの予言通り朝鮮軍はフランス軍に大勝利を遂げ、国は喜びに包まれる。チョンジュンの帰還を誰より喜んだのはボンリョンだった。高宗はチョンジュンに褒美を与え、大院君は祝賀の宴会を開催。だが、そこで今の政策を批判したチョンジュンは大院君の怒りを買ってしまう。さらに大院君は、彼が西洋人と内通して反逆を企てていると誤解して…。

祭りの夜の宴会場で、チョンジュンは琴に隠した爆薬によって大院君殺害を企てる。だが、子供たちが巻き込まれそうになり、咄嗟の判断で計画を断念。逮捕され、刑場に連れて行かれてしまう。一方、ボンリョンは息子とともにチョンジュンのもとに急ぐ途中で、大院君の手下に襲われる。そこに現れたインギュがボンリョンを助けるも、彼自身は傷を負い…。

刑場でチョンジュンの処刑が始まろうとした時、武装したパルヨンらが彼を救出。やがて仲間を国外に逃したチョンジュンは捕まったボンリョンを助けるため、大院君の屋敷に。だが、そこで襲われ、深手を負ってしまう。ボンリョンは断腸の思いで彼を置いて去るのだった。その後、ボンリョンたちはロシアの地に定着。ある日、馬に乗った男が突然現れて…。

キム一族の集まりで興宣君の息子イ・ジェファンが次期国王だと公言したチョンジュン。趙大妃はボンリョンから報告を聞くと、哲宗とともにチョンジュンを朝廷に呼び出す。チョンジュンは王様を永遠に守ると申し入れ、それに対して哲宗は家で謹慎するよう命令する。一方、興宣君は、チョンジュンの言葉を受けキム一族の前で苦しい立場に追いやられるが…。