母の汚名をそそぐには皇太弟になれと言われたフは、イ・フとして生きることを決意し友人たちに別れを告げる。ジュンから指輪事件の真相を聞いたスニは、謝罪のためにフの元を訪ねるが、過去を捨てる決意を固めたフは冷たい態度をとる。一方、スニへの愛を貫くことを決めたジュンは、セリョンとの婚約式をすっぽかす。

女皇帝は即位７周年記念式典で皇太弟の任命を行うと宣言し、フとジュンの対決に注目が集まる。そんな中、１つ目の課題として、水害で破損した皇室の宝物「君相憶図」の復元が課せられた。詩を書いたヤンジュと絵を描いたビョクスが犬猿の仲だと知ったフとジュンは、分担して説得に向かうが、なかなかいい返事がもらえず…。

最初の課題発表の日。ヤンジュの説得に成功したジュンは勝利を確信する。しかし遅れてやってきたフもビョクスを連れて現れた。フは仲たがいしていた2人の誤解を解くとともに君相憶図にまつわる結婚指輪の意味を明かし、勝負にも勝利する。絵の復元を喜んだ女皇帝は君相憶図と3つの結婚指輪の展示を提案するが…。

スニが異動したと聞き、急いで追いかけるフだったが引き止められなかった。スニがいなくなって気落ちするフとジュンに、2つ目の課題として武芸の3本勝負が言い渡される。幼い頃から武術を磨いてきたジュンに勝つために、フはギョムの指導の下で猛特訓を開始する。そんな中、対決会場がスニの勤務する行宮に決まる。

弓術対決の前夜、スニはジュンに気持ちは受け取れないと告げる。翌日、弓と一体化する特訓をしてきたフは見事に矢を的中させるが、振られた動揺からジュンは集中を欠く。思わぬ敗北に焦った孝将大公は、次の剣術対決で人知れずフの妨害工作を行うのだった。一方、久しぶりに話をしていたフとスニの元に女皇帝とアレックスが現れ…。

アレックスを助けたスニは、女皇帝の推薦で修学院に入学する。喜ぶフだが、スニとの距離を測りかねていた。そんな中、次の課題が出される。「智」は、女皇帝の留守の間に執務を行う皇太后の補佐業務、「芸」は民間人との交流行事を準備することだった。ダンスの公演を準備したフだったが、孝将大公の妨害によってピンチに陥る。

皇室の歴史が記録された皇室聡明記見るため、書庫に無断で入ったフ。しかし皇太后に見つかり、摂政代理の執務権をはく奪されてしまう。さらに母を宮廷から追い出したのが皇太后だと知って、フは困惑を隠せない。ジュンに外出すると言い残して宮廷を出たフだが、孝将大公にそそのかされたジュンは無断外出だとウソをつくのだった。

互いの気持ちを確認したフとスニはつかの間のデートを楽しむ。その後、侍従官が何者かに襲撃され、アレックスから女皇帝に宛てた手紙が奪われてしまう。さらに女皇帝の執務室から親書が盗まれる。内部の者の犯行とにらんだ女皇帝は、犯人探しを「勇」の課題とするが孝将大公の策略で侍従官に濡れ衣が着せられてしまう。

“勇”の対決はフが勝利し、皇太弟の資格問題にも決着がつく。フをセリョンと結婚させたい皇太后は食事の席で婚約の話を持ち出すが、フは好きな人がいると宣言してセリョンを傷つけてしまう。フだけでなくジュンもスニに心を寄せていると知った皇太后は激怒する。一方、財団汚職事件の黒幕が孝将大公だとにらんだフは揺さぶりをかける。

女皇帝の密会スキャンダルから世論の目をそらすために、皇太后はフとセリョンの婚約話を進めようとする。しかし、セリョンはフの心にはスニしかいないことを悟って深く傷つく。最後の課題の結果発表の日。ジュンは孝将大公の策略で勝利をおさめるが、やりきれない気持ちにさいなまれる。その気持ちを抱えてスニを訪ねるジュンだったが…。

ジュンを火事から助けたシヨンが命を落とすが、顔色ひとつ変えない孝将大公にジュンは失望する。ジュンに負けたフは、宮廷を出てスニと平凡に生きる覚悟を固めるのだった。そして迎えた皇太弟発表の日。ジュンは皇太弟の座を辞退して周囲を驚かせ、孝将大公夫妻の悪事が明らかになるのだった。フの将来を考えたスニはある決意をして…。

シオンの部屋で眠ってしまったフェローのユンソは、彼が新しいレジデントだと知る。出勤初日、シオンはある術後患者の異常に気づくが…。

手な行動で皆に迷惑をかけてばかりのシオンにユンソは医者とは何かを問い、自分の考えをしっかり持てと話すが…。

規則を破ったことで、シオンの分も責任を取ったドハンには懲戒委員会により処罰が下される。シオンは自分が皆にかけた迷惑に気づかず…。

コ科長の反対を押し切って救急救命センターに運び込まれてきた患者の手術に踏み切るユンソ。だが時すでに遅く、患者は心停止し…。

野性の動物のように育った少女ウノクが病院に運ばれてくる。意思疎通ができず暴れるウノクに対し、動物のマネをして近づくシオンだが…。

ウノクが病室から抜け出し暴れたために、病院は大騒ぎになる。多くの負傷者が出た上、ウノク自身も病状が悪化してしまう…。

ウノクを連れ戻しに来た伯母に、気持ちを確認しようと言い出すシオン。そんな中、声楽で有名な少年キュヒョンが病院にやってくる…。

キュヒョンは屋上から飛び降りようとするが、シオンの言葉に思い止まる。だが手術を拒み続ける彼の母に、シオンはキュヒョンを案じ…。

ドハンはシオンをレジデントとして正式に認め、小児外科に残すことを決める。そんな中、ある妊婦の手術について相談を受けるドハンだが…。

姑に連れ戻されそうになった妊婦のスジンは心筋梗塞で倒れてしまう。手術の条件が厳しくなる中、スジンを元気づけるシオンだが…。

ドハンはシオンに補佐をさせ、母子ともに生かす確率の低かった手術を無事に成功させる。一方、シオンはユンソに自分の想いが伝えられず…。

病院に父親が現れ、幼い頃のトラウマが残るシオンは気を失ってしまう。ユンソは目覚めたシオンを慰めようとするが…。

初執刀を無事にやり遂げたシオンにドハンは温かい言葉をかける。一方、シオンはユンソを避けるようになり、ユンソも距離を置いてしまう…。

ミスで落ち込むユンソを慰めようと、抱きしめるシオン。そんなシオンにユンソはドギマギする。一方、通り魔に襲われた少女が運ばれ…。

通り魔事件の犯人がヨンソの病室に現れ、奮闘の末、ドハンは腹部を刺されてしまう。そんなドハンを案じるチェギョンだが…。

ユンソの家に泊まったイネは感染症を起こし、倒れてしまう。妹が悪化したのは自分のせいだとは自分を責めるイニョンだが…。

副院長の息子ジュニョンの手術が始まるが、ドハンは腹部の傷が悪化し倒れてしまう。急遽ユンソが執刀を代わることになるが…。

自分の気持ちを自覚し、シオンに抱きつくユンソ。一方、イネの手術を控え、ドハンは小児外科で手術を主導できるよう説得材料を準備する…。

無事に手術を終えたイネだが、出血が起き、意識も戻らない。落ち込むシオンたちに院長は、患者の回復を祈ることが最後の治療だと話すが…。