トン・ベクとソンミは全ての元凶であるファン・ピルソンに消しゴムによる復しゅうを警告する。しかしピルソンは驚きもせず、消しゴムだけでなくトン・ベクまで排除しようとする。トン・ベクとソンミはピルソンの記憶の中に隠れている消しゴムの真実を探り出そうとする。命懸けの記憶スキャンは成功したのだが…

生死の境をさまようギョンタン。トン・ベクは死を覚悟して証言映像を残す。ジウンはトン・ベクの証言を報道するという重責を担うことになる。トン・ベクとソンミは再び危険を冒し、消しゴムと対面することになる。そして、２人を前に消しゴムは想像もできないような事実を口にするのであった。

ついに明らかになった消しゴムの正体。消しゴムが明かす全ての事件の始まりと真相。真実を知ったトン・ベクは消しゴムとの最後の戦いに挑む。それぞれ違う正義のために超能力を使ってきた２人。しれつな戦いの末、消しゴムの銃口はトン・ベクに向けられるのだが…

ジンがアメリカで行方不明になって3年。ファンは現地で身元不明の遺体が発見されるたびに警察に駆けつけ、兄を捜し続ける。一方、韓国ではソンゴンの陶芸展が開催されイェジも新人作家として作品を展示。だが、押しかけてきたヨンジャに作品を叩き割られ、思わず気を失ってしまう。そんな中、イェジは母キム・ゴウンが出所したことを知るが…。

イェジは初恋の相手だったリュ・スンミン弁護士から情報を得て、母ゴウンの就職先を訪ねていく。二度と来るなという母の言葉に、お金だけ渡して去っていくイェジだったが…。そんな中、ヨンジャはイェジが度々スンミンと会っていることを調べさせ、彼女に家を出るよう強要。イェジは誤解だと抵抗するものの、その後、1人で姿を消してしまう。

イェジが家を出て行ったことを父から聞いたファン。ジンとイェジが新婚旅行で訪れた済州島に向かい、彼女を捜し出す。イェジはファンとの思いがけない再会に喜び、2人はしばし楽しい時間を過ごすのだった。その頃、ゴウンはジヨンの娘イ・チャニから母が隠していたイェジに関する事実を聞いて激怒。娘の苦労を知ったゴウンはジヨンのもとを訪れて…。

ファンから突然キスされそうになって激怒したイェジ。彼にアメリカに戻るように告げ、1人でソウルに戻る。そんなイェジに一人暮らしを勧めるソンゴンだったが、彼女はこの家でジンを待ちたいという想いを話す。一方、アメリカに戻ったファンは、彼を慕うアンバーが心配するほど打ちひしがれていた。そんな中、ゴウンはジヨンへの訴訟を起こす…。

2020年。帰国したファンは実家から出て行ってほしいとイェジに冷たく告げ、済州島での一件以来、連絡を断ったイェジを責める。そんなファンの変化にイェジは戸惑うばかり。一方、ヨンジャはファンの帰国を喜ぶも、アメリカでの捜索はまだ続けると言い放つ。そんな中、偶然イノのパワハラからゴウンを助けたファン。そこにイェジが現れるが…。

同窓会への誘いを受けて参加したファンとイェジだったが、イノから嫌がらせを受け、さらにはあらぬ噂まで立てられてしまう。イェジはこれ以上ファンやソンゴンに迷惑をかけられないと、家を出る決意を固めるのだった。引っ越しの準備をするイェジを懸命に引き止めようとするファン。その時、突然、ヨンジャからイェジに電話がかかってくるが…。

ジンの居場所を突き止め、アメリカから韓国に連れ帰ったヨンジャ。イェジはジンのもとに駆けつけ、彼がレース中の事故で下半身に大怪我をしたせいで自分の前から姿を消したことを知る。やがてソンゴンやファンの暮らす家に戻ってきたジン。イェジやファンは車いすのジンを全力でサポートしようとするが、彼は1人で過ごしたいと頑なに心を閉ざして…。

検査入院したジンに付き添い、甲斐甲斐しく世話をするイェジ。そんな彼女にジンは冷たい言葉を浴びせるが、イェジは今までどんな想いで過ごしてきたか心に溜まった怒りをぶつける。するとジンはイェジを抱きしめ、自分を許すなと呟くのだった。だが、退院し家に戻ったジンは、イェジとファンが親しげにしているのを見て複雑な気持ちになって…。

イノの言葉にこだわり、イェジとファンの仲への疑いを捨てきれないジン。一方、プロジェクトを新開発中のファンはイェジに出店してはとどうかと提案。イェジはジンのことが気がかりで断るが…。そんな中、アンバーがファンを追ってアメリカからやってくる。彼女の話からファンが留学中に一時帰国していたことを知り、ジンはまたも不安に駆られる。

イェジの工房の下見にやってきたジンは、そこでイェジの母と偶然出会って驚く。さらに彼は、ゴウンに優しい態度をとるファンに複雑な感情を抱き、母の出所について何も言わなかったイェジにもわだかまりを感じてしまう。自分のいない7年の間に何があったのか、彼は誰もいない家に戻るとイェジの部屋を漁って、2人の関係を知ろうとするが…。

特捜隊とハンドラーのヨン・ドンジンは、オオカミの捕獲を試みるが失敗し、あとから来た特任隊が、しとめる。そこに、非武装地帯での事故の報告が入り、ドンジンの元恋人で、特任隊のソン・イェリムが調査を命じられ、手がかりを発見する。

作戦中、野良犬の大群が押し寄せたため銃撃するが、その混乱の中、軍用犬のレオが死んでしまう。一方、司令官のハン・デシクは、過去に同じ場所で起きた事件を思い出して動揺し、国会議員のイ・ヒョクも、同様の件で記者から質問される。

ドンジンとイェリムは、陸軍司令部に呼び出され、兵士たちを襲った正体不明のターゲットについて証言する。監視カメラの映像にも、尋常ならぬ動きをする何者かが写っていた。この事件を秘密裏に解決するため、ソン・ミンギュが選ばれる。

ターゲットを見つけるため、ミンギュをリーダーとして特任隊が組まれ、ドンジンもメンバーに加わる。その頃、死体保管所に安置されていたオ上等兵が突然生き返り、イェリムは襲われて負傷し、感染症の検査を受けることになる。

ドンジンは持ち場を離れ、負傷したビョクジュンを救護したため、ミンギュの叱責を受ける。幸い処罰は逃れ、ビョクジュンを村の保健所に連れて行く。その頃、デシクは、オ上等兵が生き返ったとの報告を受け、イェリムを特任隊に投入する。

はぐれてしまったドンジンは、ターゲットに狙われるが、他の隊員たちの援護を受け、助かる。イェリムの提案で、ターゲットを水辺に誘引すると、思惑どおり現れ、隊員たちが銃で撃つが、全くダメージを受けないまま逃げてしまう。

ドンジンとイェリムは、軍用犬のマックをチョンゴンリ診療所へ連れて行く。ドンジンがマックの付き添いをしている間、イェリムは、縁のある診療所の院長に会う。その帰り道、ドンジンとイェリムは、村の老人の誕生会に誘われる。

ある夜、チョンゴンは異様な雰囲気に包まれ、ダジョン夫婦が見回りに出ると、道端に大きな爪が落ちているのを見つける。その頃、特任隊のＨＱはターゲットの急襲を受け、ビョクジュンが殺され、ＨＱは深い悲しみに包まれる。

ビョクジュンの死が報道され、周辺住民への説明会が開かれる。亡くなった原因は、野良犬に襲われたためだと説明するが、ダジョンは不審に思い、質問を投げかける。その頃、村の男が、拾ってきた古いビデオカメラをダジョンの夫に渡す。

村人が集まっていたところ、特任隊と出くわし、ダジョンは拾った謎の爪をイェリムに渡す。同じ頃、村の老女の家に、軍服を着た息子が現れたという。一方、ドンジンは、スヨンから渡された、古いビデオカメラの映像を確認しようとする。

スヨンは、原因不明のかゆみと発熱に悩まされ、診療所のペク院長と、ダジョンの３人で病院へ行く。その頃、ＨＱでは、ドンジンが、ターゲットの行動パターンを読み、村へおびき出す作戦を提案し、村の住民たちは、避難所に集められる。

作戦は奏功し、任務は終了する。ミンギュはデシクに報告するが、デシクは、軍事遺留品の行方を気にして叱責する。一方、ドンジンは、ロッカーからビデオカメラがなくなっていることに気付き、留守番をしていたジュンソンに尋ねる。

大統領選候補者のイ・ヒョクが、チョンゴンリにやって来て、村民に愛想を言い、隊員をねぎらう。一方、ヒョクがジュンソンの父親だと知ったドンジンは、隠していたジュンソンに不信感を抱く。そして上昇志向の強いミンギュは、ヒョクに取り入る。

スヨンが、ＤＭＺ地帯に紛れ込み、行方不明となる。廃墟を捜索していると、連絡がつかなかったミンギュと出会う。スヨンは無事発見されるが、その時、男とスヨンが、ある仕草をしていた。そしてスヨンは、一緒にいた男に助けられたと証言する。

イ・ヒョクは、権威ある平和賞を受賞するが、９７年ＤＭＺ事件は、ヒョクの捏造だったとデシクが暴露しようとするも、死体で発見される。そんな折、マスコミに古いフィルムが届く。映像は、97年ＤＭＺ事件の全容を映したものだった。

公開された映像から、越北したと思われていたチョ・ミングクへの誤解が解かれた。そして、ミングクの妻であった、ドンジンの母親のヒラは、マスコミの取材に応じ、これまでのことを話す。その頃、ドンジンは、父との記憶を思い出していた。

特任隊は、再び廃墟で作戦を遂行する。イェリムは“コ・サンミン”と書かれた名札を発見し、ドンジンは、過去との因縁を感じていた。その頃、イ・ヒョクは、黒服の部隊を率いて、ＨＱに到着する。一方、北朝鮮軍の兵士たちも廃墟に近づいていた。