鶏泥棒の刑で牢獄に入れられたイルジメ。しかしなぜか自分１人が釈放されダルとセウクが牢を出る気配がない。何日も２人を待ち続けるイルジメだが、２人が牢を出られることはなかった。２人を失ったイルジメは荒れに荒れ、その姿を見たヨルゴン和尚は彼を連れ帰る。

ようやく洞を出してもらえたイルジメはその足でゴルチのいる巨済島へと向かう。ゴルチと共に魚釣りをしながらのんびり穏やかに暮らし始めたイルジメ。しかし、その平和が長く続くことはなかった。 一方、漢陽では偽物の剣を売りさばいていたチャドルが役人に捕まり…。

倭の国に流れ着いたイルジメは忍者に助けられ、そのお礼に山参を渡し娘の病気を治す。娘の恩人イルジメに忍法を教え、イルジメは忍術を取得する。朝鮮に帰る決意をしたイルジメ。今後どうするのかとヨルゴン和尚に尋ねられ、人助けをして生きると断言する。

３年ぶりに朝鮮に帰ってきたイルジメは、覆面姿で悪を退治する。時同じくして捕盗庁に復帰したジャミョン。２人は陽動作戦でブルガサリを捕らえる。一方、ウォルヒはイルジメを忘れられずにいたのだが、イルジメが目の前に現れ…。

国内にはびこる二大盗賊団の抗争は日を追うごとに激しくなる。ポンソニ派に紛れ込んだヘンボと海東青派に秘密任務として潜入したジャミョン。戦いの場でジャミョンを目撃したヘンボはすたこらと逃げる。一方、危機に陥ったウォルヒの前に黒い覆面の男が現れる。

二大盗賊団のうち海東青は奇襲攻撃により一掃されたが、奇襲の情報を手に入れていたポンソニ派はまんまと逃げ切る。しかし漢陽にやってきたゴルチの活躍により根城を崩すことに成功する。そんな中、泥棒の上には大泥棒がおり、民を苦しめ続けるが…。

二大盗賊団事件が終結し民の暮らしは守られるかと思いきや、今度は高利貸しが都にはびこり民の生活を脅かしていた。イルジメは権力者の家ばかりを狙う義賊となり民の英雄として話題となっていた。そして、今夜イルジメは高利貸しの家に狙いを定める。

権力を失った東人派のチェ・セウンは、西人派のソン・ソクチュに娘を奪われそうになっていた。イルジメはさらわれた娘を救出するのだが、そこにイルジメの味方だという男が現れる。一方、イルジメの居場所を知るチャドルは両班に捕らえられ…。

イルジメは初めて人を殺める決意をする。両班らの見せしめになると言うイルジメの本心をウォルヒは見抜いていた。イルジメは斬り首になったダルを忘れられずにいたのだ。しかしウォルヒの説得でイルジメは殺害を思いとどまるが、ソクチュの家に火をつけてしまい…。

謎の男がイルジメの居場所を捕盗庁に告げ、ウォルヒが捕まってしまった。何としてもウォルヒを助けたいイルジメ。ジャミョンはそんなイルジメの罪が増えていくのを心配していた。そんな中イルジメの母、白梅は漢陽に到着しジャミョンに会いに来る。

イルジメの黒い噂を聞いた白梅はジャミョンの家から姿を消してしまった。一足遅れてジャミョンの家に来たイルジメは、白梅の手料理を食べさせてもらう。一方、偽イルジメを演じて盗賊を脱獄させたヘンボ。ヘンボの行方を聞いたイルジメは彼を追うことに。

イルジメを捜すウォルヒは慶尚道のあずまやにいた。月琴の音色を聞いて音をたどるイルジメは、あずまやでウォルヒを発見するが冷たくあしらってしまう。しかし、イルジメに冷たくされたウォルヒは崖の上から飛び降りてしまい…。

ウォルヒを死なせてしまった罪悪感からイルジメは心を閉ざしてしまう。今までどんな悪人も殺生をしなかったイルジメだが、ついに人を殺めてしまった。国の重要人物を殺害してしまったイルジメは指名手配犯となり、両班らからも命を狙われていた。

九死に一生を得たイルジメは、ヨルゴン和尚のもとへ行きウォルヒに再会する。二度と離れないと誓う２人だが、殺人を犯してしまったイルジメは捕盗庁に追われていた。イルジメが煙たいキム大監も猟師を従えウォルヒを人質に取る。

奇仙女が予言した日が来た。しかしイルジメはなかなか現れない。ついに現れたイルジメはパクら猟師を説得し山に返してしまった。ウォルヒを救い財宝を盗んだイルジメは、ジャジョムの陰謀に立ち向かうためチェ大監を訪れ…。

イルジメとチェ大監が密会したことを知ったジャミョンとジャジョム。個々に何を進めているのか調べ始める。ジャジョムは火器の開発を探り当て、都会所を爆破してしまう。爆発で大怪我を負ったイルジメをヘンボらが助け出す。

ソンゲに助けられたイルジメだったが、その手から逃げ出した。開城の人参畑で倒れているところを白梅に発見され手当てを受ける。そんな頃、漢陽ではイルジメの弱点を知ったジャジョムがウォルヒを誘拐し待ち受けていた。

ウォルヒを助けたイルジメだが、太鼓の音で気を失い捕まってしまう。身柄を捕盗庁に拘束されたイルジメだが、尋問を行ったジャジョムによって斬刑を言い渡されてしまう。白梅との約束を守りたいジャミョンは自分の命と引き換えにイルジメを脱獄させ…。

清へ渡ったイルジメは、朝鮮との戦を企む清の戦略を記した書を探していた。宮殿に潜り込み書を見つけたイルジメ。その書を朝鮮に届けるために国境を渡ろうとするが、ジャミョンを殺したと勘違いするスリョンに刺されてしまう。

決死の覚悟で書を朝鮮に届けようとしたスリョン。しかし書はジャジョムの手に渡り、戦が始まってしまった。戦争が終わり、イルジメが目覚めると清の属国となった朝鮮の捕虜たちはひどい扱いを受けていた。果たしてイルジメは民を助けられるか。

クールで有能な外科医ソン・ウンジェは、最年少の女性外科科長になるとささやかれている。一方、有名な医師を父親に持つクァク・ヒョンは…。

ウンジェの母は、娘の勤務する病院で診察を受けようと上京する。母が病院に来ているとは知らないウンジェは、ろくに話も聞かずに電話を切ってしまう。

巡回診療中の島で、狭心症の患者が発作を起こし意識不明となり、ウンジュとヒョンが救命処置に当たる。

ウンジェは腕を負傷した船員の接合手術をするため、第一病院キム院長へ協力要請をする。キム院長から理不尽な理由で勤務を断られていたウンジェは…。

ウンジェの名声は島の人々にも広がり、名医の診察を求めて患者が殺到する。しかし、クールな態度で対応するウンジェは、患者たちを怒らせてしまう。

占い師の患者が頑なに手術を拒む理由を知ったウンジェ。自分自身が母を亡くした経験から、手術を受けるように説得するが、患者は意固地になり考えを曲げない。

第一病院の救急室で当直を勤めるウンジェとヒョンのもとに、狭心症の患者が運ばれる。その患者はヒョンの恩師ソル・ジェチャンだった。

ウンジェはソル先生の手術をするために資料を集め、ヒョンに理解を求めようとする。しかし、ヒョンは聞く耳を持たず…。

遠足に行く子どもたちとウンジェを乗せたバスが事故を起こす。ヒョンは転倒したバスの中に、１人残されていた子どもの応急処置をしようとするが…。

お互いぎこちない態度をとるウンジェとヒョン。周りからも異変に気づかれてしまい、ウンジェは自分の気持ちに蓋をするように、ヒョンと距離を置こうとする。