ついに家を出ていくことを決意したイェジ。そんな彼女をジンは精一杯歩いて見送るのだった。一方、ヨンジャからイェジとファンの関係を知らされたゴウン。娘を訪ねて真偽を確かめると、イェジの口から漏れたのはファンへの正直な気持ちだった。ゴウンは娘を温かく励ます。そんな中、渡米を控えたファンはイェジにNY行きのチケットを渡して…。

イェジが去って歳月が流れた。ジンは陶芸の展覧会で「私がいちばん綺麗だった時」というイェジの作品に巡り合う。ファンはバリのホテルを任されることになり、3年間韓国を離れる予定だった。一方、イェジは母と田舎に居を構え、穏やかに暮らしていた。その彼女をファンが探り当てて訪ねてくる。久しぶりに再会した2人は、1日楽しく過ごすが…。

ソヨン高校の２学期が始まり、校内は翌月に迫った文化祭に浮き足だつ。在校生のペク・ホランは、ＳＮＳのインフルエンサーで、羨望と嫉妬の的だ。生真面目な放送部長のコ・ウンテクは、部のアナウンサー募集のため、よくない噂も流れるホランに、自ら声をかけるという。

ホランは、昼の校内放送で読まれた投稿を聞いて、激しく動揺する。この投稿を探る目的で、一度はウンテクからの勧誘を断った、放送部の入部面接を受ける。しかし、合格はしたものの、初日から大遅刻をし、常に秒単位の計画に基づいて行動するウンテクから叱責を受ける。

チ・ソヒョンが、再び放送で読んだ投稿に激怒したホランは、放送中のマイクを奪って抗議し、部をクビになる。ウンテクに、一応は謝るホランだったが、ウンテクの怒りは解けない。一方、カン・ジェイは、ト・ウジェとのデートの計画に盛り上がりつつも、すれ違いを感じる。

ウンテクから放送部への復帰を許され、部のアカウントも入手できたホランは、目的だった、謎の投稿をした人物を検索すると、ソヒョンとつながっていた。一方、ソヒョンは、ホランへの引き継ぎをウンテクから頼まれる。その頃、ジェイはウジェの態度にいらだちを募らせる。

ホランの携帯電話には、引き続き“Har Ley”という人物から、ホランの一挙一動を把握しているような、不気味なメールが送られてくる。一方、放送部の仕事の引き継ぎを、ソヒョンに断られたウンテクは、放課後、ホランを呼び出し、覚えるまでテストをする。

ウンテクから“自分らしくしたほうがいい”と言われたホランは、文化祭の打ち合わせ中、生徒会長に揶揄され、放送ブースは自分が担当すると、たんかを切る。そして、校内放送デビューの日、ジェイの恋愛相談の投稿に、ホランが即興でしたコメントが、意外にも絶賛される。

文化祭まで、あと１５日。放送部では、ブースの出し物として、ライブ配信をすることに決まる。そんな折、居残って準備をしていたウンテクの携帯電話に、突然、母親から連絡が入る。一方、ウジェとケンカ別れしたジェイは、元のサヤに戻ることを期待していた。

文化祭当日、ホランは放送部の仕事でミスをするが、告白してくれたウンテクから叱られ、釈然としない。一方、ジェイとウジェは、出し物の模擬店が隣同士で、気まずい空気が流れる。そして、放送部の本番直前、ホランに再び不気味なメールが送られてくる。

文化祭での、放送部ブースのライブ配信中、生徒たちの携帯電話に“ホランはいじめの加害者だった”とのメールが配信され、トークをしていたホランは倒れてしまう。翌日、ジェイたちが心配する中、ホランは堂々と登校するが、ホランに対する好奇の目と、無責任な噂が広まる。

ウンテクは、噂に翻弄されて元気のないホランに、大好きな映画を一緒に見ようと夜中の放送室へ誘い、見ているうちに、朝を迎えた。一方、ジェイは、生き方を変えようと予備校に通う手続きをし、ウンテクからホランの住所を聞き出して、ホランを慰めに訪れる。

ホランたちは学校行事の修練会に出発する。ソヒョンと同じバスに乗りたいユシンが、ウジェの席に座ってしまったため、ウジェはジェイと同じバスになる。到着すると、ソヒョンは、文化祭での挙動が怪しかったヒスから、写真を撮る口実で、携帯電話の暗証番号を聞き出す。

ジェイは忘れ物の帽子を渡すため、消灯後、ウジェに会いに行き、素直に気持ちを伝え合う。一方、ジェイを捜しに出たホランは、ウンテクに出くわし、ウンテクから、母親との確執について打ち明けられる。修練会から戻ったホランたちは、食事をしながら、恋の話に花が咲く。

“ホランのいじめによる後遺症でつらい”という匿名の投稿があり、ＳＮＳが炎上する。一方、ヒスはホランに“ウンテクに話がある”と、思わせぶりなメールを送り、ホランは慌てて放送室に駆けつける。そして、ヒスの脅しにより、ホランは、退部するとウンテクに伝える。

いじめの被害者がヒスだと思われる中、ウンテクは、ホランと分かり合えなかったことに落ち込む。そんな折、ウンテクは母親と夕食を共にする。そっけない態度のウンテクに、母親は心の内を伝える。そしてウンテクは、校内放送への投稿を通して、ホランに温かく語りかける。

ウンテクの協力により、放送室からライブ配信で、真実を語ったホラン。ジェイとユシンは、心配で、我先にホランの元に駆けつけ、ソヒョンもヒスと渡り合ったが、放送部の顧問からは、皆揃って立たされ、大目玉を食う。そして、翌日、ウンテクとホランは、初デートをする。

ウンテクとのデートの帰り道、ソヒョンが、かつて一緒に食べたトッポッキを持って、ホランの前に現れる。２年の空白を埋めるように、２人は素直な気持ちで語り合う。一方、ジェイは、ウジェとの認識のずれから、交際1000日記念を祝えず、ケンカしそうになる。

見知らぬ場所で目を覚まして逃げるジオ。それから１年が経過する。両親が失踪した真相を追い続ける刑事のハ・ヌレグルムは解体現場で発見された遺骨の身元を調べる。車にはねられたヌレグルムを助けたジオ。ジオが手から電気を発する動画が拡散され、ジオは再び追われる身となる。お礼をするためにジオが働く廃棄物処理場を訪れたヌレグルム。しかし、そこにジオの姿はなく、焼却炉からは遺体が発見されるのであった。

ビルの屋上から転落して危篤状態に陥ったジオ。キム・チョルス室長はジオを病院から連れてくるようイ・ソンに指示を出す。ソンは医者に変装して病院に潜入しジオを運び出そうとするが、途中でジオの意識が戻り、逃げられてしまう。一方、両親と一緒に消えた子供がジオだということに気付いたヌレグルム。両親に何があったのかを聞き出そうとするが、ジオは何も覚えておらず…

電車にはねられそうになったところをジオに助けられたヌレグルム。オ・ジョンファン教授は大学の同級生であるリュ・ジュングォンがジオを作ったのではないかと推測し、ヌレグルムにジュングォンを捜すよう依頼する。また、ジオとヌレグルムは過去の手がかりを求めて、ジオが幼少期を過ごした施設を訪れる。ジオが聖堂に火を放ったと証言し、ジオにおびえるシスター。しかし、ジオは何も覚えていない。

ヌレグルムはジオの体を検査するためにジオをオ教授のもとへ連れていく。だが、ジオは途中で逃げ出してしまう。ジオは自分が持っていたカードに書かれた電話番号に電話をかけてみる。その電話に出たのは友人のウォニだった。ウォニの家を訪ね、自分の過去を教えてもらうジオ。しかし、ソンに脅されていたウォニは、ジオの居場所を教えてしまう。ジオを捕まえたソンは、ジオを研究所に運ぶのだが…

ヌレグルムはジオを生かしておくべきではないとオ教授に忠告されるが、ジオを自宅に連れていく。写真を見たジオは、子供の頃にヌレグルムの家へ行ったことを思い出す。オ教授が事故で亡くなったと聞き、取り乱すヌレグルム。事故死であることを疑い捜査しようとするが、チェチーム長に止められる。そんな中、ヌレグルムはソンたちに拉致されてしまう。そのニュースを聞いたジオはヌレグルムを助けに行くのであった。

ソンたちを追いヒューマンテック研究所にたどり着いたジオ。そこでジオはジュングォンが父親だと聞く。一方、ジオをかくまっていると疑われたヌレグルムはチェチーム長から取り調べを受ける。チェチーム長はヌレグルムが両親の失踪について調査を続けていることを知る。研究所で実験台となるジオ。殺されるはずのジオを逃がすジュングォン。ヒューマンテック研究所に地下施設が隠されていることを突き止めたヌレグルムが見たものは…

ジオは地下施設で負傷したヌレグルムを病院に連れていく。翌日、ヒューマンテック研究所の研究員を殺したのは現職の警察官であるとのニュースが流れる。ヌレグルムが犯人に仕立て上げられたことを知ったジオは、ヌレグルムを連れて逃げる。地下施設の存在を明らかにしようとチェチーム長をヒューマンテック研究所に呼び出したヌレグルム。しかし、あったはずの秘密のエレベーターは跡形もなく消えていた。

ジオが過去に働いていた牧場に逃げた、ジオとヌレグルム。数か月がたちヌレグルムは自宅に戻ろうとするが、ジオに引き止められる。一方、ソンを解放することを条件にファン・ジョンアと手を結んだユナはジュングォンの研究データを盗んで逃げる。ジオの子供を妊娠して出産したヌレグルムは、ジオが不在の間に病院から連れ去られてしまう。防犯カメラを調べて、ソンたちが犯人だと知ったジオは…

両親の遺骨が事故車の中から発見され、両親を殺した犯人はジオだと知らされたヌレグルム。しかしそれを信用できず、DNA鑑定を依頼する。ヌレグルムを連れ去ったグループとチェチーム長が通じていることを知ったジオは、チェチーム長からヌレグルムの居場所を聞き出そうとする。一方、プロジェクトから外されたキム室長はプロジェクトのメンバーを皆殺しにしようと計画する。それを知ったソンはユナに逃げるよう告げる。

ジオがユナを殺したことを知ったソンは、仕返しにウォニを殺す。また、ヌレグルムの失踪にチェチーム長が関わっていることを突き止めたユチョルは、本当のことを教えてほしいとチェチーム長に詰め寄る。ユチョルを殺そうとして我に返ったチェチーム長は、ジオに教会の場所を教える。ジオは教会に閉じ込められていたヌレグルムを見つけるが、ヌレグルムはジオを受け入れない。そこでジオが家族を守るために取った行動とは…

教会から逃げようとするヌレグルムを引き止めるジオ。ジオは自分と娘がありのままの姿で生きられる世の中を作ろうと決心する。ジオを日本に売ろうとたくらんでいるキム室長はジオを捕まえるようソンに指示する。一方、ジュングォンはジオの娘が母親を認識していないことに気付く。娘が自分と同じように記憶を失っていると知ったジオは、電気ショックを与えることで細胞を強化させる治療を受けさせようとする。

自分たちと同じような人類が増えれば隠れて暮らさなくても済むと考えたジオは、ジュングォンと組み新たな人類を誕生させる計画を進める。一方、両親を殺した犯人がキム室長だと知ったヌレグルムは、ユチョルに協力してもらいキム室長の居場所を突き止める。キム室長に両親の殺害を自白させ捕まえたヌレグルムだが、キム室長に銃で撃たれてしまう。それを目の当たりにして憤慨したジオは、キム室長をビルから突き落とし…