ムシムの言葉から、ヨルメが自分の娘であることを確信したジナは、ショックで寝込んでしまう。その頃、ハッキュは美人図に固執するチョンイを見て、彼女の実の父親のことを明かそうと考えていた。

食べると願いがかなうという“願かけパン”を毎朝焼いているドウ。願いがかなったとうわさになり、ドウの店は一躍有名になる。しかしドウはテレビ出演を一切断っていて、ベールに包まれた存在。一方ミレは放送作家としてやっと番組を持つことができ、闘志に燃えていた。そんな時、悪名高い魔女プロデューサーからドウの出演交渉を指示される。早速ドウのベーカリーへ行き、自分の番組に出演してほしいと頼むが、断られてしまう。

ドウが急にテレビに出演すると言いだしたため、ミレは戸惑う。ドウが出演しなければ番組を中断するとスポンサー企業に言われていたため、スタッフは全員大喜び。複雑な気分で散歩をしていたミレは、パトリックがピエロの格好をして、カップルの仲を壊そうとしているところを目撃する。ミレは番組の準備のためドウに会いに行き、インタビューを行う。質問しながら、なぜかドウの情報を自分が知っていることにミレは驚き…

１回目の対決で負けてしまったドウ。敗因となったのは、大事な材料である天日塩を何者かにすり替えられたことだった。スタジオの監視カメラの映像をドヘから見せられたドウは、材料を置いているミレが映っていたのを見てショックを受ける。一方ドウの材料がすり替えられたことを知ったミレは、警察に届けようとプロデューサーに申し出るのだが、視聴率のためにも我慢するべきだと言われてしまう。

ミレは以前、ドウとどこかで会っていることをおぼろげに思い出す。そんな自分の感情が何かよく分からず混乱するミレ。そこでミレは、フランスでドウと同じ製菓学校に通っていたというデイモンに尋ねる。だがデイモンにも全ては教えてもらえない。そして２回目の対決の日、審査員に加わるのは７人の幼稚園児だと告げられたパティシエたちは戸惑う。しかしドウは幼稚園児たちの心を引き付けることに成功する。

パトリックはミレに、結ばれてはならない相手と結ばれたら危険な目に遭うと警告する。パトリックの警告を無視して事故に遭いそうになった女性を見たミレは驚きを隠せない。最後の対決が始まり、特別審査員としてデギュを迎え入れるパン会長。そしてドウがデイモンのレシピを盗んだと汚名を着せられそうになるが、デギュはドウを守るために全国民の前で自分の名誉を失う。一方ミレのもとへある情報を手にした記者が会いに来て…

ジョンホの策略により、ゴールドグループの臨時株主総会が開かれる。ヘラに睡眠薬を飲まされたインジュンは株主総会に出席できず、ジョンホが会長の座に就任することになる。さらにインジュンは、ヒョンジュ殺人未遂の濡れ衣を着せられ逮捕。ヒョン室長はジョンホが真犯人だという証拠をそろえて警察署に向かうが…。

インジュンが逮捕されるも、素直に喜べず複雑な気持ちを抱くヘラ。そんな中、チャンスからヒョンジュの事件の真相を聞かされ、ソンスクとジョンホに騙されていたことを知る。自分の犯した過ちに気づき罪悪感に苛まれるヘラは、ソンスクとジョンホに復讐を決意。ゴールド製靴の社長になるために、ジョンホの元を訪れて…。

２年の服役を終えて自宅に帰宅したインジュンは、ヘラから受けた仕打ちを思い返す。その後、彼はやりたい放題のジョンホの前に姿を現わし、敵対心をむき出しにする。さらに、会社の入り口でヘラと出くわして…。ヘラはソンスクやジョンホに従順なふりをしながらゴールド製靴の社長を務め、復讐の機会をうかがっていた。

ジョンホの妻アジョンから彼女が録りためていた録音データを受け取ったインジュン。録音を聞いてヘラがソンスクに騙されていたと知るが、彼女を許すことはできず…。一方、スヒョンはインジュンの元を訪れ、ヘラの恨みを晴らすために手を貸すと告げる。ウィゴンの居場所を突き止めたヘラは、彼に復讐の協力を求める。

母ソンスクから政略結婚を強要され、激しく反抗するジョンミン。ソンスクは信頼を置くヘラに、ジョンミンの見合いの場を設けるよう頼む。その頃、インジュンはゴールド製靴を取り戻すため理事に株の譲渡を依頼するが、苦戦していた。さらに密かに会社へ侵入したことで、窮地に見舞われる。だが、そこにヘラが現れて…。

ヘラが陰で復讐を企てていたことを知ったソンスクとジョンホ。２人を呼び出したヘラは、ジョンホを取るかジョンミンを取るか、二者択一をソンスクに迫る。一方、兄や母に幻滅したジョンミンは持ち株をインジュンに譲渡し、ウィゴンとともに生きることを決意。インジュンはジョンミンを説得したのはヘラだと確信するが…。

インジュンは主治医と手を組み、テ会長を目覚めさせる計画を立てていた。一方、ヘラはスヒョンのトーク番組にゲスト出演。収録中、ゴールド製靴の裏金作りについて赤裸々に語りはじめたヘラをスヒョンは止める。しかし、刑務所に入る覚悟を固めていたヘラは、裏金に関する証拠をインジュンに渡してほしいとスヒョンに託し…。

ジョンホが開いた記者会見にテ会長を連れて乗り込んだインジュン。その場でジョンホの悪事を暴き、ソンスクにも自首を迫る。その後、ジョンホとヘラを潰すため裏金作りの資料を持って検察に向かうも、インジュンはヘラへの想いを捨てきれず…。その頃、ヘラは罪を償う覚悟を決め、ヒョンジュをチャンスに託そうとしていた。

ヒョンジュの意識が回復したと連絡を受け、病院に駆けつけたヘラ。目を覚ましたヒョンジュを見て、安堵の涙を流す。一方、インジュンはゴールド製靴の社長として会社に復帰。テ会長からは会社を任せると告げられる。そんな中、ゴールド製靴を訪れたテオは、自分に手紙を送った相手をインジュンに明かして謝罪するが…。

インジュンが真犯人を突き止めたことでヒョンジュの事件はすべて解決。ヒョンジュの病室を訪れたインジュンは、ヘラからの手紙を発見する。一方、テオはスヒョンに、香港へ帰る前にジェニーに会ってほしいと頼む。スヒョンはそれを拒否するが…。１年後、ヘラが釜山で靴工房を再開したことを偶然知ったインジュンは…。

1998年。高麗の美人図に見とれるチョ・ホンジュは両親と平和に暮らしていた。一方、チュボグループ会長の孫であるマ・プンドは、父マ・ソンジェと一緒に、別居中の母の所で暮らすことに。そんな中、ソンジェに一本の電話が…。

突然襲われたホンジュは、プンドに命を救われる。必死に逃げる２人だが、途中ではぐれてしまう。そしてホンジュは、プンドの叔母であるマ・ジェランの運転する車にはねられ意識を失う。そこに会長の側近ソ・ピルドゥが現れる。

龍王里に流れ着いたホンジュは記憶を失っていた。ホンジュの父チョ・ジファンに山で助けられたシム・ハッキュは、ホンジュが彼の娘だと気づく。運命を感じたハッキュは、両親を失ったホンジュを養女にし、チョンイと名付ける。

有名ピアニストのプンドは、チョンイを自分のストーカーだと勘違いして、憧れのペク・シジュンへチョンイがプレゼントしようとしていた洋服を破いてしまう。色覚に異常があるプンドには、チョンイだけが違って見えるのだった。

シジュンが逮捕されたショックで倒れたチョンイの義姉ヨ・ジナは、病院で目覚め、医師に妊娠５カ月と告げられる。一方、チュボ主催の演奏会に出演予定だったプンドは、祖母のマ・ヨンインに会いに行き、出る気はないと告げる。

ジナを皆が案じているものの、行方は分からない。そんな中、チュボの公募展に絵を出品するチョンイのため、ハッキュは画材を買う。喜ぶチョンイが家に帰ると、怒り心頭の義母パン・ドッキがチョンイの描いた絵を燃やしていた。

公募展の審査の日、チョンイは出かける道すがら、ハッキュの名を口にする不穏な雰囲気の男たちとすれ違う。気になって、家に戻るチョンイ。なんと、ハッキュを保証人にしてジナが多額の借金をしていたことが分かり愕然とする。

チュボ原料開発園で警備のバイトをすることになったチョンイ。ある夜、バイト中に泥棒が侵入し、チョンイは果敢に殴りかかる。しかし逃走した泥棒はなんと、龍王里での演奏会に出演することになったプンドだった。

演奏会の舞台でのチョンイとプンドの様子がネットで拡散され、世間は大騒ぎに。チョンイの家には記者が詰めかけ、チョンイもプンドも家から出られない。一方、チュボで働くことになったジナは、プンドが会長の孫だと知る。

プンドがボランティアでピアノ教室をすることに。生徒は、シジュンの母ジョン・ムシムの養女ヨルメと、チョンイの親友ホンジョンの息子テヤンの２人だけ。一方ヨンインは、原料開発園で美人図の展示会を開くことを決める。

突然倒れて病院に運ばれたチョンイ。だが、起きてすぐに働きに行くチョンイを見かねたプンドは、ゆっくり休ませようとバイト先に手を回す。そして、シジュンの出所日がやってくる。8年ぶりにシジュンが真っ先に向かったのは…。

執拗にチョンイを問い詰めるシジュン。そこにプンドが現れ、シジュンを殴りつける。チョンイのシジュンへの態度にイラつくプンド。一方、龍王里に仕事で来たジナは、プンドからチョンイを遠ざけるようドッキに頼む。

とうとうジナとチョンイが再会する。出所したシジュンが自分を捜していると聞いたジナは、自分の居場所をシジュンに教えないようチョンイに頼む。一方、ヨンインやピルドゥは、美人図の展示会を目前に控え、動きだしていた。

美人図が盗難未遂に遭い、現場で警備員をしていたハッキュは警察に連行される。父親の無罪を信じるチョンイは、その証拠を探そうとするが、なかなか見つからない。そんなチョンイを助けようと、プンドも調べ始める。