韓国ドラマ:『カムバック・マドンナ〜私は伝説だ』完全攻略ガイド〜進め! おばさんバンド
「マドンナ・バンド」は今やおばさんのお遊び程度にしか見えませんが、結成はメンバーのソルヒとファジャが高校生のとき。その頃ソルヒは地元では顔の知られた女ボスで、ロックバンドの追っかけをしたり演奏したり青春をエンジョイしてました。その後、メンバーが就職し結婚して活動は下火に。それでもメンバーを補充し練習も定期的に続けてきました。それだけバンド活動は、メンバーにとって掛け替えのないものだったからです。
ソルヒの妹。大学病院の医師。子供の時から頭がよく、ソルヒの自慢だった。ソルヒが自分の夢を諦めてジュヒを医大に進学させてくれたことに感謝しつつ、姉の愛情に負担も感じている。会えば嫌みばかり言ってしまう。
ソルヒの姑。チャ・ジウクの母親。名家の品位を守ることが自分の使命だと思っている。嫁のソルヒを心底から軽蔑しているが、表向きは仲のいい嫁姑を装う。一人息子ジウクを溺愛し、息子のためならどんなことでもする。
敏腕弁護士。若くして父から法律事務所を受け継ぎ、政財界の大物を顧客にエネルギッシュに働く。妻はパーティーやイベントに積極的に出席する時のアクセサリーにすぎない。妻には美しくしていることと子供を望むだけ。
弁護士。ジウクの不倫相手で、テヒョンの元妻。顧客は富豪や大企業の重役以上がほとんど。抜け目なく、用心深い性格。目的や利益が一致するジウクを最高のパートナーと思っているが、ジウクの愛情に確信が持てない。
弁護士。ジウクの法律事務所とは正反対に、町外れのエレベーターもないオンボロビルに事務所を構える。人当たりが悪いが、味のある人物。正義感で弱い者の味方で、離婚訴訟には定評がある。テヒョンの音楽の師匠。
韓国最大の法律事務所を率いるチャ・ジウクの妻。「カムバック・マドンナバンド」のボーカル。世間からは舅姑に仕えるよくできた嫁に見られているが、高校時代は泣く子も黙るヤンキーだった。ジウクとは恋愛結婚。
元ロッカー。現在はミュージシャン兼プロデューサー兼作曲家。音楽も生き方も、中途半端なことや妥協は一切しない。バツイチで、息子のヌリを自分が引き取って育てる。気難しそうに見えるが、心優しく細やかな性格。
保険営業社員。健康食品やサプリのセールスでも実力を発揮。夫と息子を愛する典型的な韓国の主婦。「カムバック・マドンナバンド」のベーシスト。ソルヒは高校時代からの親友で、今だに深夜に呼び出されても断れない。
アイドル・スター志望のヤンママ。「カムバック・マドンナバンド」のギタリスト。夫とは10代で出会いデキ婚した。夫は今も妻の夢を理解してくれている。チャンスがあれば、いつでも芸能界デビューしたいと思っている。
アイドルグループのマネージャー。「カムバック・マドンナバンド」のドラマー。結婚よりも仕事、恋人は音楽と言ってはばからない。セレブ妻のソルヒの生き方に共感できない一方、頼るべき夫があるのが羨ましくもある。
タクシー運転手。ファジャの夫。平凡で優しい性格。妻子への愛情は誰にも負けない。事故を起こして仕事ができなかった時期もあったが、その間はファジャの稼ぎだけで乗り越えた。今だにファジャに頭が上がらない。
アルムの夫。スインが担当しているバンドのリードボーカル。プロダクションの練習生の時に、同じ練習生だったアルムと恋に落ちてデキ婚する。アルムの夢の最大の理解者で、最高の応援団。夫婦でスターを目指す。
芸能プロダクション会社社長。スインの雇い主。かつて何度かヒットを飛ばしたこともあったが、ここのところ時代の流れを読み切れない状態が続いている。自分の目と耳を信じて、再びヒットを飛ばせるものと信じている。
「マドンナ・バンド」のメンバーは、仕事もプライベートもまあまあ充実している方。一人ソルヒだけは名家に嫁いだばっかりに、世間体を気にする姑のホン女史の言いつけを守って暮らすしかありません。頼りの夫は浮気をしていて、すでに夫婦間に愛はありません。ソルヒが自分を取り戻しストレス発散する場所はバンドだけです。
ふだんは疎遠であるけれど、ソルヒの唯一の家族、妹のジェヒが病に倒れます。妹の治療に骨髄移植が必要なことをソルヒは姑に打ち明けました。すると姑はジェヒは女医をしているのに不養生だと批難し、ソルヒは子を産む身だから移植は絶対に認めないと断言しました。ついにソルヒのがまんも限界、家族の前で離婚を宣言します。
ソルヒは婚家を出て、ジェヒに自分の骨髄を提供しました。同時にバンド名を「カムバック・マドンナバンド」とし、本格的に活動を開始します。バンドの指導をしてくれるチャン・テヒョンは、かつてソルヒが追っかけをしていた憧れのミュージシャン。さらにバンドのドキュメンタリー番組の話もかかり、メンバーは大張り切り。
妻のバンド活動を世間に知られては困ると、ソルヒの夫ジウクはドキュメンタリー制作を阻止します。怒ったソルヒは離婚訴訟を起こしました。テレビ局はソルヒが高名な弁護士の妻と分かると、興味本位でドキュメンタリーを放映。一方、ソルヒは一人で離婚訴訟を戦うことになりました。心配したテヒョンは弁護士を紹介します。
ソルヒは韓国で最高の弁護士の妻。身につけるものは、数億ウォンの高級ジュエリー、何千万ウォンの有名ブランドのドレスはざら。しかし全て撮影のための借り物で、衣装スタッフはキズつけないか壊さないかといつもピリピリムード。特にソルヒが高級ドレスを着て乱闘するシーンの撮影で、スタッフの緊張は頂点に達しました。
「カムバック・マドンナバンド」の音楽をプロデュースしたのは、映画『カンナさん大成功です!』『国家代表』を手がけたイ・ジェハク。バンドのために11曲を編曲し、タイトル曲「カムバック・マドンナ」含む2曲のオリジナルを作りました。音にこだわるイ氏は俳優たちに実際に演奏をさせようと提案し、練習の段階から指導しました。
ファジャ役のホン・ジミンは丸々とした体型がトレードマークでしたが、このドラマのおかげで10kgの減量に成功しました。ミュージカル界では大スターの彼女は、役のためなら目標は必ず達成する主義。誰よりも早くキャスティングされたこともあり、ベースギターの練習に長い時間没頭したことが自然にダイエットになったそう。
「カムバック・マドンナバンド」は、インディーズ・バンドの聖地、弘大(ホンデ)でもライブを行いました。予告なしのサプライズ・ライブでしたが、どこからか観客が集まり演奏に熱狂しました。また10年のチェチョン国際音楽映画祭もキム・ジョンウンが開会式の司会をした縁で、「カムバック・マドンナバンド」は出演しました。
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