韓国ドラマ 「恋人」完全攻略ガイド〜ガンジェとミジュの大人の恋、愛の道
ミジュの隣人は、ベーカリーを経営するユジンという女性。しかしミジュにどこか冷ややかで、付き合いたくないようす。美人でお金持ちだから、きっとステキな彼氏がいるはず。それなのにある日、壁越しに叫び声と食器の割れる音が聞こえてきました。隣人ユジンの望んでいるのは、バラの花束や高価な外車ではなくて結婚。しかし男はこのままでいいと突き放します。ユジンは長年の付き合いながら男の気持ちが理解できず、苛立っています。 |
ミジュはチョン・ヤングムの言葉にノーと言えず、お見合いに出かけました。期待はしてなかったけれど、相手は飛んでもなく失礼なヤツ。ミジュはキレて、ワインを浴びせかけます。その様子をそばで見ながら、ニヤニヤしている男がいました。その男の方が本当の見合い相手、ヤングムの息子セヨン。セヨンも母の命令で気が進まなかったものの、気が強くて正直なミジュをいっぺんに気に入ってしまいます。しかしセヨンには女性の影が…。 |
父の孤児院が差し押さえになったと聞きつけ、ミジュは信島に急ぎます。島へのフェリーは怪しげな男たちが乗り込み、長閑な島は一変。不合理な差し押さえについて必死でミジュは抵抗します。そんな中、差し押さえに来ていた男の1人、ガンジェが何者かに襲われ、父のところに担ぎ込まれました。彼の部下は理由があって病院には連れて行けない、医者ならば治療してくれとミジュに懇願。憎い相手ながら、ミジュは手当てを行います。 |
セヨンは海南島に住み、ミジュに遊びに来るよう何度も誘っていました。医院を辞めたのをきっかけに、ミジュは気晴らしに出かけることにします。行きの飛行機はガンジェと一緒で、気分は停滞気味。セヨンの邸宅で旅の疲れを癒していると、ミジュの目の前に、1人の女性が現れます。驚いて誰なのかとセヨンに聞くも体よくあしらわれ、ミジュの怒りは爆発。その場を飛び出したものの、ガンジェに観光ガイドを依頼。彼はイヤイヤながらも付き合ってくれます。 |
このドラマは、小説『背中を向けて行け』を原作に、1998年に制作された映画『約束』をドラマのモチーフにしています。『約束』は「パリの恋人」のパク・シニャン、「プラハの恋人」のチョン・ドヨンが主演し、“恋人シリーズ”にとって縁の深い作品。当初、ガンジェ役にはパク・シニャンが候補に上がっていましたがスケジュールなどで合わず、「火の鳥」「チェオクの剣」などエリート役の多いイ・ソジンをあえてアウトローに起用。その狙いがみごと的中しました。 | |
コメディもシリアスな演技も、隣のお姉さん役も財閥令嬢役も! 芸達者で演技力バツグンのキム・ジョンウンは、このドラマで本当に“恋人”ができてしまったほど、最高にノっている女優。出演作も時代の先頭に立つものばかりです。時代劇ブームの火付け役「女人天下」、大ヒットを記録した「パリの恋人」、ファッションが話題となった「ルル姫」など。話題沸騰のハンドボールがテーマの映画『私たちの生涯最高の瞬間』では選手役を熱演。 | |
コンプレックスの塊のようなセヨンを演じるのは、チョン・チャン。1994年「若い男の子」でデビューし、ぺ・ヨンジュン主演「Pa Pa パパ」、パク・ソルミ主演「黄金のリンゴ」などにも出演しています。どこか悲しげなユジン役にはキム・ギュリ。『囁く廊下〜女校怪談〜』『友引忌−ともびき−』『分身娑婆(コックリさん)』に出演し、“ホラー・クイーン”とも呼ばれています。彼女はファッション好きが高じて、ネット上にファッション・モールをオープン。 | |
“恋人シリーズ”はパリ、プラハとヨーロッパの都市を舞台にしてきましたが、今回は自然あふれる“島”。ミジュがセヨンを訪ねていく海南島は、中国の最南端にある中国の“中国のハワイ”と呼ばれる島。世界の富豪の別荘が建ち並び、観光地として整備が進んでいます。もう1つの島、ミジュの父の住む信島は、仁川国際空港の沖合に浮かぶ4つの島のひとつ。ソウルからミジュが駆けつけられる距離にありますが、リゾート開発は未だされていません。 |