韓国ドラマ:『マイ・プリンセス』完全攻略ガイド〜お姫さまの作り方
イ・ソルは観光地で客と写真におさまるアルバイトをしています。時代劇の姫の衣装を着たソルは美しく上品ですが、中身は普通の女子大生。大統領が王室再建案に関する重大発表をした日、飛び込みのバイトが入りました。がんばったのに「細かいのがない」と言われてバイト代がもらえず、ソルはがっかり。それが外交官パク・ヘヨンとの出会いでした。
ソルはヘヨンにデパートで会い、商品券に換えられる600万ウォンのレシートをもらい大満足。別の日にはヘヨン博物館で再会し、オ・ユンジュ館長を紹介されます。一方ヘヨンは祖父が20年も同じ人の墓参りを続けることが理解できません。誰の墓か教えてもらえないのに、どんなに忙しくても呼び出されウンザリでした。
祖父の願いで、ヘヨンはイ・ソルという娘を探します。何度か会ったお騒がせ女子大生だと分かって気分が落ち込んだまま、身辺調査のためソルの実家のペンションに宿泊。ソルは養子であること、実父の思い出をヘヨンに話し、一瞬、2人はいい雰囲気になります。翌日、ソルの憧れのナム助教授がペンションにやってきました。
ヘヨンはソルを連れてソウルに帰ります。ソルはヘヨンがテハン・グループ会長の孫だとやっと気づき、夢見るようにパク会長宅に入りました。ヘヨンは祖父がソルの前で跪いて「皇女様」と言ったので、ワケが分からなくなります。会長は純宗皇帝と会長の父との関係を話し、イ・ソルは純宗皇帝のひ孫にあたると明かします。
パク会長はいきなり皇室の再建を支持し、皇室が再建された暁には自らの全財産を社会に還元すると発表します。連絡のとれないソルを探しにヘヨンが大学にやってくると、2人は大勢のマスコミに囲まれます。ヘヨンは苦し紛れにソルを婚約者だと発表。祖父は激怒しますが、その日から2人の間に微妙な空気が流れ始めます。
『マイ・プリンセス』は、『オンエアー』や『シティーホール』と次々と大ヒット作を生んでいるキム・ウンスクと、新人チャン・ヨンシルがシナリオを共同執筆。演出は『パスタ』のクォン・ソクチョンを担当しています。カップルの魅力を最大限に引き出す名手が揃い、ソン・スンホンとキム・テヒの主演でさらに話題騒然。芸能界で1、2位を競う美男美女の組み合わせは、「眼球浄化カップル」とか「天使カップル」と呼ばれています。
キム・テヒは前作の『アイリス』の記者会見で「理想の恋人は?」と聞かれ、キム・スンウさんと答えました。『マイ・プリンセス』の会見でも同じ質問が出て、「ナム助教授役のリュ・スヨンさん。知のプロでありながら、セクシーな魅力も持っているから」と話しています。キム・テヒは感性より理性で演じると言われてきました。今回、笑顔の多い明るい役を引き受けて、自分らしさを素直に出せばいいことに気がついたそうです。
今作は除隊したばかりのリュ・スヨンの復帰作でもあります。リュ・スヨンによるとナム・ジョンウは「愛する人を遠くから見守る、一途で暖かいキャラクター。僕も美術と歴史が好きで、ジョンウと似た点が多い」と分析しています。シャープで知的な教授役のため、済州道を歩いて10キロの減量に成功しました。「久しぶりに一人だけになってみて、芸能界復帰の覚悟を固めダイエットもできた。」と意味ある時間を過ごしたと言っています。
クリスマスも正月も返上で撮影が続きスタッフの疲労が頂点に達した時、ソン・スンホンとキム・テヒは自費で人数分のダウンジャケットを贈りました。ソン・スンホンは「ロマンチックコメディは初めてで、スタッフには苦労をかけてますから」と言い、キム・テヒは「新年になっても休みなく文句も言わず働いてくれるスタッフに、何かプレゼントしたかったから」と撮影終了まで一緒にがんばりましょうと、感謝の気持ちを伝えました。
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