韓国ドラマ 『食客』完全攻略ガイド〜魂の料理対決、五番勝負!
原作は02年から東亜日報に連載が開始され、現在も続いているホ・ヨンマンの同名のコミックです。ホ氏が構想4年、2年の取材期間を経て描く力作。男たちの熱き対決で映画でもドラマでも、引っ張りだこのホ氏は、平行して『食客2』のドラマシナリオを自ら執筆中だそうです。『いかさま師』と同じく『食客』も07年に映画化されていますが、ドラマの主演キム・レウォンは自分なりのソンチャンを作りたくて、敢えて映画は見ませんでした。
ナム・サンミは料理記者、ジンスという役柄のため食べることが多く、体重管理に苦労しました。宮廷料理から、ソンチャンのお手製のプデチゲやラーメンまで食べられてうらやましい限りですが、「撮影は夜が多いし、おいしそうに食べなくてはならないし」、食べることが苦痛になることも。NGが出ると何度も食べることになり、体重が増える条件が揃ってしまいました。彼女なりのダイエットは、活動的に動き回る記者役に打ち込むことだったそうです。
刺身包丁を持っているほど、キム・レウォンは料理が得意なことで有名です。『食客』は大好きなコミックで、出演が決まると自分のブログに「韓国の味の数々を期待して下さい」と大ハリキリでコメント。さらに「ダイエット中の人をウンザリさせています!」と撮影の好調ぶりを伝えました。ソンチャンには人生を教えてもらったと、「対決に勝つことより、食べ物に対するきちんとした考えを持つことが、本当の勝利だと思う」と書いています。
ドラマ『食客』は江原道にあるハイウォン・リゾートで撮影されました。撮影後には、ドラマのために作られたセットの韓国式伝統家屋をレストランに改装。もちろん正統宮廷料理専門の、その名も「雲岩亭」と名付けられました。ドラマのように「心を動かす味」がモットーで、ドラマに登場したメニューもコース料理で味わえます。レストランのそばにある、チャングトテ(味噌カメ置き場)、ソングンの住居などもそのまま生かされています。