サイド7に住む機械いじりの好きな内向的な少年。ジオン軍の侵攻に際してモビルスーツ“ガンダム”を操縦し、以後メインパイロットとなる。ジオン公国軍のシャアやランバ・ラルとの戦闘を通じ、戦いの厳しさを知り、ニュータイプへと覚醒していく。
「赤い彗星」の名で呼ばれ恐れられるジオンの将校。実はジオン・ズム・ダイクンの長男でセイラの兄。ドズル配下としてゲリラ掃討作戦より帰投中にホワイトベースを発見、サイド7にてガンダムと交戦、そのまま追撃の任務につく。
ホワイトベースの艦長。地球連邦軍の士官候補生としてホワイトベースに乗り込んでいたが、正規の軍人が次々と倒れる中、やむなく素人だらけの艦の指揮官となる。艦長としての経験が彼を次第に指揮官として成長させていく。
アムロのガールフレンド。サイド7ではアムロのお隣さんとして世話を焼いていたが、ジオン軍の襲撃で家族を失いホワイトベースへ。医療や生活面を担当するようになる。
ホワイトベースの操舵手を努める地球連邦政府元高官の令嬢。洞察力に優れる少女で、経験を積みベテラン操舵手以上の操艦で、ホワイトベースの数々の危機を救う。ブライトから信用されており、度々意見を求められる。
ホワイトベースの通信担当で後にパイロットとなる。実はジオン・ズム・ダイクンの娘。ジオン軍のシャアの正体が生き別れの兄・キャスバルと知り、戦場での兄との遭遇が彼女の中に様々な葛藤を生む。
サイド7に住む技術者の息子で、大型特殊車両の免許を保有していることから、ガンキャノンのパイロットとして戦うことになる。軍人になることを嫌っていたが、少女スパイ・ミハルとの出会いが彼を変えていく。
ガンタンクのパイロット。サイド7でアムロの向かいに住んでいたが、テムの仕事で立ち退きさせられ、移住環境が替わったこともありアムロとは親しくない。協調性はあるが、アムロにかなわないことがコンプレックスとなっている。
ガンタンクのメインパイロット。ホワイトベース正規のクルーの中で唯一生き残ったパイロット候補生。おおらかな性格であり、人間関係についてよく相談を受けていた。人望があり、素人戦闘員をまとめる技量はブライト以上。
レビル将軍の直命でホワイトベースの補給などを行う補給隊の指揮官。ミデア輸送機で、ホワイトベースへの補給と連絡を行っていたが、ドムの攻撃からホワイトベースを守ろうと突撃し、ガンダムを庇う形で戦死する。
リュウの補充要員としてジャブローでホワイトベースに配属されたパイロット。Gファイターのパイロットだが、主砲の砲撃手も出来る。ブライトと階級は同じだが、ベテランの趣があるパイロット。
ジオン公国の初代公王。ジオン・ダイクンの側近の一人であった。死の床の彼に、共和国二代目首相を指名されたと言われている。コロニーの独立主権を目指したジオンの主張をすり替え、連邦に対して独立戦争を仕掛けた。
ザビ家長男。ジオン公国軍総帥。野心家であり、目的のためには手段を選ばず、弟の葬儀すら戦意高揚のために利用した。ソーラ・レイの射線上に連邦軍主力艦隊だけでなく、父デギンがいることを知りながら発射を指示する。
ザビ家の長女。ジオン軍突撃機動軍司令。弟ガルマの直接の上司でもある。弟ドズルが罷免したシャアを拾うなど合理主義者であり、フラナガン機関を支援したりする先見の明もある。体面を重んじる軍人よりは政治家に近いタイプ。
ザビ家の三男。ジオン軍宇宙攻撃軍司令。顔中傷だらけの巨漢。兄のギレンや姉のキシリアと違い、常に兵達を気遣う愚直な武人タイプで、多くの部下に慕われている。弟ガルマの仇討ち部隊としてランバ・ラル隊を派遣した。
ザビ家の四男で末弟。地球方面軍司令。友人のシャアより、ホワイトベース追撃を引き継ぎ善戦する。前ニューヤーク市長の娘イセリナと愛し合う。若くして要職についたことを「親の七光」と思われるのを嫌っている。
キシリアの部下で陶磁器蒐集が趣味。連邦軍のオデッサ作戦で撤退するまでは、地球上の鉱物資源の採掘を任務としていた。策士のタイプであるが、駆け引きの道具として「核兵器」を持ち出すことさえも厭わない。
ガルマの仇討ち部隊の隊長。ゲリラ戦のスペシャリスト。ジオン・ダイクンの側近であったジンバ・ラルの息子であり、幼少の頃のセイラと面識がある。どんな逆境にも負けず、ひたすら任務遂行の方法を模索する軍人。
ニュータイプの少女。卓越したニュータイプ能力により、エルメス搭乗時はベテランパイロットをも凌ぐ力を発揮。シャアに対して恩義とも愛情ともつかない感情を抱いていたが、同じ力を持つもの同士としてアムロに惹かれていく。