ソロ星科学庁長官であるユウキ・ロウル博士の息子。イデオンのメイン・パイロットであり、そのAメカのメイン・パイロットでもある。メカマニアで熱血漢。少年特有の純粋さゆえに、ソロシップのクルーと衝突することもあったが、想いを寄せていた少女・キッチンなどの数多くの死を目の当たりにして成長していく。
ソロ星に派遣された地球連合軍の士官候補生。連合軍の名門・ジョーダン家出身の文武両道な男性。ソロ星で生き残った軍人の中で最高位だったため、ソロシップの指揮官となる。イデオンのBメカのメイン・パイロットがモエラになるまでは、ベスが搭乗。戦いの中で、バッフ・クランの女性・カララと惹かれ合っていく。
バッフ・クランの宇宙軍総司令であるドバ・アジバの末娘で、ハルルの妹。婚約者であるギジェの制止を振り切ってソロ星に降り立ち、人類とバッフ・クランとの長くに渡る戦いのきっかけをつくる。ソロシップに乗り込み、ベスの戦う様を見て彼に一目惚れをする。ソロシップへの乗艦当初は、周囲から敵と見られていたが…。
考古学と言語学の権威であるフォルモッサ・ロダンの娘で、リンの姉。ソロ星の先住民「第6文明人」の遺跡を発掘する言語学のエキスパート。ソロシップに乗り込み、「イデ」の研究に取り組むが、成果を挙げることができずに利己的な行動を取ることもあった。そんな中、ソロシップ内でかつての敵・ギジェと出会い…。
ロケット工学の天才で男勝りな女の子で、コスモとは喧嘩友達。イデオンのCメカのメイン・パイロット。イデオンのミサイル部門を担当。幼い頃、劣悪な環境の植民星であるA92星で親と引き離され、軍の施設で育てられる。戦いの中で出会ったカララたち大人の女性に感化され、男勝りな彼女も女性として目覚めていく。
コスモの弟分である元気な男の子。ロッタやリンから子供として扱われるのが嫌でたまらなかったため、コスモに頼み込んでイデオンのAメカのコ・パイロットとしてバッフ・クランとの戦いに参加する。子供が乗り込むことでイデオンのパワーが増大することが分かった後、イデオンの正規のパイロットして活躍する。
ソロシップのメイン操舵手を務めている元地球連合軍の軍人で、沈着冷静な男性。かつて、シェリルの誘いに乗って、巡洋艦・キャリオカでソロシップを脱出しようとしたこともあった。また、ソロシップの機関士・ジョリバと共に「イデ」の力を利用した広域レーダーを開発するなど、メカに強い一面もある。
ソロシップの機関士で、メカニック全般を務める地球連合軍の生き残りである男性。「第6文明人」の遺跡だったソロシップを外宇宙船として復活させて、シェリルと共に「イデ」の研究に力を注ぎ、ある程度「イデ」をコントロールできるようになった。また、ベスと共にソロシップの指揮系統にも影響力を持つ。
ソロ星に派遣された地球連合軍の生き残りである男性。ソロシップの指揮官としてイデオンのBメカを降りたベスに代わって、そのメイン・パイロットとなった。戦いに明け暮れる日々を送るがゆえに艦内の女性に目を向ける余裕すらなかったが、看護兵のラポーに一目惚れし、真剣にいく末を考えるようになるが…。
温和な中にも時折激しさを見せる女性。言語学のエキスパートである姉のシェリルと違い、ソロ星では田畑の耕作をするなど普通の生活を送っていた。ソロシップに乗船した後は、ロッタと共に育児を担当していた。だが、植民星・アジアンにおいて、その生き残り士官であるコモドアの人質となってしまい…。
ソロ星に移民してきた少女。リンやルウの母親と農業を営んでいたが、バッフ・クランの襲撃で両親を失い、ソロシップに乗り込む。ソロシップでは、食料の自給自足に携わる他、リンと共に育児も担当。かつて、カララがソロシップに乗ってきた当初、彼女を仲間として受け入れられず、その命を狙うこともあった…。
好き嫌いの激しいやんちゃな赤ん坊。ロッタたちの両親の安否を確かめるため、ニューロピアへといった母親をバッフ・クランの攻撃で失ってしまう。それからは、ロッタやリンに育てられる。ソロシップに彼が乗り込んだことで、その純粋な防衛本能に感応した「イデ」の力が度々コスモたちを救うこととなる。
バッフ・クランのサビアの位の武人。カララの婚約者に迎えられた後、「イデ」の探索隊長に大抜擢される。だが、探索に赴いたソロ星での度重なる失策でハルルに捨てられたところをダラムに拾われる。そこでも予想を上回る「イデ」の力に魅入られた彼は、敵であるソロシップに乗り込み、Bメカのパイロットとなるが…。
女ながらに武人としての素質を備えたドバ家の長女にしてカララの姉。「イデ」探索に赴いたギジェ、その援軍として出たアバデデの失策を挽回するため、ソロシップ追撃に自ら乗り出す。だが、「イデ」の力の前に攻撃も失敗し、戦力増強のために帰還しようとするところでソロシップの追撃を受け、ダラムに窮地を助けられる。
ハングの位の武人にして、バッフ・クランの宇宙軍総司令。ハルルやカララの父親。現大帝のズオウを排斥し、階級制を基盤とした惑星間自由同盟を確立することを望むがゆえに「イデ」の力を欲する。男子に恵まれず、武人としての素養を持つハルルに期待をかける。異星人の男を愛したカララには、厳格な態度で臨む。
オーメ財団の代表であり、ドバ・アジバの竹馬の友でもある男性。カララのことも幼い頃から知っており、可愛がっていた。ドバと共に打倒ズオウ体制を目指し、「イデ」の秘密を欲する。ドバとの関係を公にできないために私設軍隊を派遣し、「イデ」の探索を続けるものの失敗。その後、ドバと手を結ぶことになる。
オーメ財団の私設軍隊隊長を務める男性。かつて、アジバ家に仕える軍人だった。だが、ハルルを反故にしたがためにその地位を追われ、野に下ったところをオーメ財団の代表であるジンムに拾われる。そして、ハルルに捨てられたギジェと共にソロシップ追撃の任に就いていたところで、ハルルと再会して…。
植民星・キャラルでコスモが出会った少女。壊滅したキャラルで、孤児となった子供たちを世話していた。ソロシップに同情しながらも、その存在がバッフ・クランを呼び込んだことに気づいており、誠意を示しつつもその早期出発を望んでいた。過ごした時間は僅かではあったが、コスモにとって忘れられぬ女性となる。