史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才。ふたつ名である「鋼の錬金術師」は、彼の右手と左足が鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」であることに由来している。元の身体を取り戻すため、兄弟で「賢者の石」を求めて旅を続けている。
屈強な鎧すがたの見た目のゴツさとはうらはらに、とても優しい心を持った少年。失った身体を取り戻すため、兄エドワードとともに旅に出る。常に冷静なしっかり者で、暴走しがちな兄をたしなめることもあるが、何ものにも変え得ぬ、最良の理解者である。
エルリック兄弟の幼馴染みでリゼンブールに住む義肢装具師。エドワードの機械鎧も彼女が取り付けたもので、メンテナンスもしている。両親をイシュヴァールの内乱で亡くし、今は祖母・ピナコと二人で暮らしている。
ウィンリィの祖母でありながら、義肢装具師の師匠でもある。エドワードとアルフォンスのことも、実の孫のように見守ってきた。ピコンと立った髪型と口に銜えているキセルがトレードマーク。
「焔の錬金術師」のふたつ名を持つ国家錬金術師。国軍大佐。発火布で作られた、特殊な手袋を使って火花を発し、錬金術により自由に焔を操る。一見、女ったらしで軽そうに見えるが、実は食えない人物である。
マスタング大佐の側近。国軍中尉。銃火器類の扱いを得意とする。いつもクールで、何事にも動じず、有能な働きをするカッコイイ女性。密かにみんなから恐れられてるという噂…。
大柄な風貌に似合わない軽快なフットワークと、巨大なナックルから繰り出される錬金術は、「豪腕の錬金術師」のふたつ名通りの破壊力を持つ。むやみやたらに脱ぎ出す感動屋さん。国軍少佐。
軍部の最高権力者。地位は大総統。ひょうひょうとした一面を見せるが、時折鋭い眼光も見せる。
額に大きな傷があることから“傷の男=スカー”と呼ばれている。国家錬金術師達を神への冒涜者と位置付け、自ら神の代行者と名乗り、裁きを行う。右腕には、破壊の力を秘めた入れ墨がある。
神出鬼没で街一つを地図から消してしまうほどの力を持つ。その正体は未だ不明。
食べることしか頭になく、人間だろうと合成獣だろうと骨まで食べ尽くす。ラストと行動を共にしている。