ある日、いつものように仕事に出ていたすずは、海岸で小瓶を発見。そのなかには、行人の妹・美咲からの手紙が入っていた。以前、行人が小瓶に詰めて海へ流した、美咲宛ての手紙の返事が来たのだ。それをすずから知らされ、手紙が無事に届いたことに驚く行人だったが、妹からの返事を見てさらに驚いてしまう。なんと、美咲が行人を捜しに海へ出て、遭難してしまったというのだ。行人はいてもたってもいられず、妹を助けようと海へと向かった。だが、藍蘭島は外界と遮断されており、海を越えようとしても激しい渦に巻き込まれて押し戻されてしまう。一方、空には常に竜巻が存在し、海と同じく越えることはできないのだ。