次第に過去を取り戻しつつあるマイア。人身売買のマフィアに襲われたショックから深い記憶の中へ沈み込んでいく…。10歳のマイアは優しい両親と幸福な毎日を過ごしていた。唯一つの不満は、寄宿舎へ行っている大好きな兄に会えないこと。そこへアイと名乗る女性がマイアの家族を守る為にやってくる。父は政治的な理由で何者かに命を狙われているらしい。最初はアイに馴染まないマイアも、お姉ちゃんのようなアイに段々と心を開いていく。しかし、幸せな日々は長く続かなかった。誕生日パーティの夜、とうとうマイアの家族が襲撃されたのだ。外で鳴り響く銃声。マイアは誕生日のため帰ってきていた翔と部屋に隠れる。「大丈夫だから…」と震えるマイアの肩を抱く翔。そしてついにマイアはシベリアで探していたカプセルに関する記憶を思い出し始めた…。