「男と女と衆合地獄」
洗い場で、各地獄から集められた獄卒たちの洗濯物を洗う新人獄卒たち。洗っても洗っても減らない洗濯物の山を前に、唐瓜と茄子は手分けして作業する事にしたものの、衆合地獄の洗濯物はオシャレ着が多く、手間がかかるばかりで、なかなか終わらない。次々と洗い終わって片づけを始める同期たち。洗濯物を干すのに飽きた茄子が、ボヤく唐瓜に、思いついたばかりの一発芸を披露するが!
「地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方」
「この鏡を見よ!」。裁判中の閻魔大王が、この期に及んで言い逃れようとあがく亡者に、閻魔殿の法廷に置かれた鏡を指し示す。「浄玻璃鏡」は、あらゆる亡者の現世での行いを映す、いわば超高性能監視カメラ。目の前に映し出された過去の自分の悪業を見た亡者は、たちどころに白状し罪を認める。そんないつもの裁判風景の後、閻魔大王が疲れた体をほぐそうと腰をひねった瞬間、とんでもない激痛が襲いかかる!