一行は吹雪に見舞われた所を妖怪・耶雲に助けられ、連れて来られた洞窟でくつろいでいた。耶雲は、妖怪の子供たちを集め、雪深い山奥のその洞窟で静かに暮らしていたのだった。そこへ村人たちが武器を手に押し入ってくる。いつ暴走するかわからない妖怪たちをここに住まわせておくわけにはいかない、出て行くまで何度でも来る、そういって帰っていく。次の日の晩、再び猛吹雪のなか、妖怪の子供・梁がいなくなる。梁は、昨夜村人が押しかけてきたときから様子がおかしかった。探してくるといって飛び出した耶雲を一行は追う。遠くで聞こえる銃声に駆けつけると、無惨に殺された村人達と梁の前に耶雲が佇んでいるのだった…。