于盛優や宮遠修たちは二手に分かれて、さらわれた家族や村の子どもたちを助ける準備を進める。十三王子は聖医派と宮家が包囲されたと言い、四大門派を聖医派と宮家に送り込む。だがこれは十三王子のウソであった。十三王子はさらに、手下の鬼眼斜を見捨てたふりをして遠涵に近づかせる。遠涵と仁依は同情心から鬼眼斜を救うが、これは盛優と遠修を宮家へ引き戻すための策略だった。遠修と盛優は敵と戦ううち、お互いへの思いを深めていくが、上辺では相手につらく当たり本心を認めようとせず、わだかまりを消すことができない。

于盛優、宮遠修、愛徳御書たちが鬼眼斜に促されて宮家に戻ってみると、屋敷の地下に大勢の子供が囚われているのを発見する。痛めつけられた子供達のそばにいた悪人たちは、遠修たちが到着するとすぐに服毒し自害してしまう。遠涵が罠だと見破ったが、時すでに遅し。子供達を救出したところにやって来た四大門派たちは遠修が暗影尊者だと誤解する。また、鬼眼斜は遠修が自分の主人であると言い出す。こうして十三王子の極秘の計画は成功し、門派の者たちは遠修が黒幕だと信じて包囲する。

于盛優たちは東方派の掌門、東方竜城と十三王子が裏で手を組んでいることを知る。このため、東方竜城に近づいて十三王子が隠している子供達を救おうと考える。于盛優は東方竜城の愛する妻が他界したと知り、東方竜城の妻への思いを利用して、説得することに成功する。東方竜城は十三王子の計画を吐露し、盛優や遠修たちを十三王子と子供達がいる昆雪山へ案内する。皆が昆雪山に集まった時、十三王子はすでに紫悦生還の儀式を始める準備を整えていた。急ぎ子供達を救わなければ手遅れになる。

于盛優、宮遠修、愛徳御書たちは300人の子供を救い出す。十三王子は紫悦との愛に取り憑かれ、最後は盛優が止めたにも関わらず、紫悦の亡骸とともに心中することを選ぶ。これで戦いが終わったと思った時、愛徳御書が十三王子の手下の生き残りに刺され、崖から落ちてしまう。盛優、遠修、末一たちは悲しみ、必死で愛徳御書を捜す。すると、奇跡的にある農家の娘が愛徳御書を救い、看病していることを知る。ところが、愛徳御書は記憶を失っていた。思い出を失った愛は残酷だ。愛徳御書の記憶喪失に皆が悲しむのだった。

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ローリングストーン誌の暴露記事が、アフガニスタン戦争の駐留軍司令官を退任に追い込んだ。

ダイソンがいなくなって３週間。ボウやヘイルたちはイーファによる襲撃の後始末に奔走していた。

ヘキュバ刑務所で働いていたローレンの恩師が行方不明になり、ボウは囚人として、ローレンは医師として刑務所に潜入する。

ボウが黒い煙にさらわれた後、仲間たちの記憶から彼女の存在は消されていた。

ボウはもう片方の“ヘルの靴”を手に入れ、ケンジーのいるヴァルハラへと向かう。

豪邸にやってきた麦子だが、両親にも会えず、由基からは“財産目当て”と罵られてしまう…。

市村夫妻の家を麦子と一緒に訪れた由基は、生まれて初めての“家庭の温もり”に心を和ませる。

紫堂家を脱出する軍資金が貯まらず悩んでいたある日、麦子の寝室に突然由基の弟が現れて…！

サウナ室で倒れた麦子は、目を覚ました後、自分と由基の婚約が決まったことを由基に打ち明ける。

由基の辛い過去を知った麦子は、嘘の婚約で由基を困らせたことを後悔するが、時は既に遅く…。

由基の企画した歓迎パーティは、実は麦子との婚約を解消するために由基が計画した罠だった。

婚約を解消したものの、自分の気持がわからなくなった由基は、紫堂家を出て車を走らせるが…。

婚約が仕組まれたことだと知った由基は、麦子の必死の説明を聞いても怒りがおさまらなかった。

麦子の由基に対する想いを確かめるため、一芝居売った周平は、2人の仲を取り持とうとするが…。

麦子と由基は互いの想いを確認し合い、由基の計画したデートで楽しいひと時を過ごすのだが…。

転校生・宮原麻里と仲よくなった麦子は、雄三郎から本当の紫堂すみれ子は麻里だと告げられ…！

本物のすみれ子の出現により紫堂家を出なければならない麦子は、メイドとして留まる決意をする。

麦子は麻里が偽物だと知り、その訳を訊ねる。彼女の目的は紫堂家の財産ではなく由基だった！

麦子は、麻里に優しくする由基を見て、由基が本気で麻里を好きになったのではないかと心配する。

由基と麻里が一緒の部屋にいることに耐えられなくなった麦子は、2人の部屋に乗り込むが…？

紫堂家の跡継ぎを拒否した由基と彩人。激怒した雄三郎は、麦子を含む3人を堂家から追放する。