郡主となった君九齢（くんきゅうれい）は勅命で都にやってきた方承宇（ほうしょうう）を出迎える。そして、二人で楚譲（そじょう）に拝謁すると方家が持っていた勅書を返上する。一方、九齢堂の開店一周年を祝うという名目で宴を催したしゅさん。その日が本当の誕生日である君九齢を祝うつもりだった彼は、二人きりになると手作りした思い出のお菓子を彼女に贈り愛を誓って…。

方承宇（ほうしょうう）が沢州に戻る道中、宿の火事で亡くなったと知らせが届き、君九齢（くんきゅうれい）は方錦繍（ほうきんしゅう）、しゅさんとともに方家ヘ。すると、君九齢は方承宇の葬儀に訪れた弔問客の前で曹（そう）氏になじられるが、曹氏ら家族にはこっそり彼が生きていることを伝える。その後、曹氏に印章以外に楚譲（そじょう）の悪事の証拠がないか尋ねた君九齢は隠し部屋に案内されて…。

弾劾された朱山（しゅさん）は自ら辞職するが、黄誠（こうせい）は朱山が敵と通じたとする偽の証拠を持ち出し謀反の罪を着せる。そんな中、朱山は逆賊の逃亡と見なされるのを覚悟して北方に戻り、しゅさんもそれに同行する。一方その頃、宮中に行ったきり消息を絶った君九齢（くんきゅうれい）のことを九齢堂の人々が心配し始める。実は彼女は陸雲旗（りくうんき）に拉致されていて…。

朱山（しゅさん）は北祁の軍に包囲された清河伯（せいかはく）を救うべく兵を動かし、しゅさんは北祁の皇帝を暗殺する任務を志願して敵地へ。そんな中、官兵が北祁に買収されて百芒城の門が開けられ、敵軍が都にまで迫ってくる。すると、楚譲（そじょう）は民を捨ててこっそり都から逃げ出そうとし、それを陸雲旗（りくうんき）から聞かされた君九齢（くんきゅうれい）は、彼に民を守りたいと訴えて…。

賢（けん）王が自ら鎧を着て兵を率い、君九齢（くんきゅうれい）とそきゅうようも先頭に立って民に呼びかけ、みなが一丸となって都を守ることに。だが、北祁の皇太子・郁遅海（いくちかい）が率いる敵軍は城門を破ろうと執拗に攻撃してくる。一方、しゅさんは怪我を負ったものの北祁の皇帝暗殺に成功。方承宇（ほうしょうう）のお陰で一命を取り留めると、彼とともに急いで都に向けて発ち…。

都の城門では北祁の軍との激戦が続きそきゅうようの身にも危険が迫る。だが、しゅさんが駆けつけてそきゅうようを救い君九齢（くんきゅうれい）を抱きしめる。そして、皇帝暗殺の知らせを受け取った郁遅海（いくちかい）は慌てて撤退したのだった。こうして平和を取り戻した後、君九齢はついに楚九黎（そきゅうれい）とそきゅうように自分の正体を打ち明ける。一方、都に無事に戻れると知った楚譲（そじょう）は…。

ついに亡き父に代わり楚譲（そじょう）を罰する機会が訪れた君九齢。彼女は太炎3年に太上皇たちが北祁に殺されたのは楚譲が身代金を着服したせいであることを方家に残っていた銀子で証明してみせる。すると、陸雲旗（りくうんき）がその事実を知った楚譲が先帝を殺害したのを目撃したと証言。これに狼狽える楚譲に自分は楚九齢（そきゅうれい）だと明かした君九齢は…。

シアトル警察の刑事サラ・リンデンは、最後の勤務日を迎えていた。

ロージーの遺体が、水中に沈んだリッチモンドの選挙カーの中から発見された。

選挙カーからロージーの遺体が見つかった件が、マスコミの知るところになった。

ロージーがたびたび学校を抜け出してバスでどこかへ行っていたことが判明した。

リッチモンドが主催する校外活動で、ロージーが担任のアフメッドと会っていたことが発覚。

ロージーが失踪した夜の10時にアフメッド宅を訪れていたとの目撃証言を得た。

ロージー殺害の容疑者がアフメッドであることを知ったスタンは…。

ＦＢＩの捜査現場に令状なしに踏み込んだリンデンたちはその場への立ち入りを禁じられる。

モハメッドが出国することをつかんだホールダーは逮捕状をとろうとするが…。

スタンに襲われたアフメッドは意識不明の重体に。

リンデンは、ロージーがフェリーに乗ったと確信し、島に渡る。

カジノのＡＴＭの防犯カメラにロージーが映っていた。

リンデンが仕掛けたオルフェウス宛のメールはリッチモンドのパソコンに届いていた。

リンデンが逮捕したダレン・リッチモンド議員が銃で撃たれたというニュースを空港で知ったリンデン。

ラーセン家の玄関に誰かがロージーのリュックを置いて行った。

リンデンがボー・ソレイユのパソコンを押収しようと令状を出したが…。

事件から17日目。リンデンとホールダーは和解し、再び相棒となる。

サラたちはタトゥーの男の正体が、アレクシー・ミカエルスキーだということを突き止める。

アレクシーからロージーはスタンの実子ではないことを聞いたリンデンは…。

ロージーの留守電を分析したレイから、カジノ内の工事現場から電話をしていた可能性が高いことが判明した。

携帯電話からホールダーの悲鳴を聞いたリンデンは、シアトル警察に応援を要請するが…。

ロージーの事件の捜査権はシアトル警察から郡警察に移った。

カジノの10階で何者かに襲われたリンデンは、精神科隔離病棟のベッドの上で目覚めた。