イエンは家で叔母の手料理を食べながら、叔母とミアオにチンと復縁したことを報告する。ミアオは驚き、イエンを非難しようとするが、母親に口を出すなと止められる。一方、消防署ではジアン・ユーとヤン・チーが、ＰＴＳＤに苦しむ隊員たちの心のケアについて話し合っていた。ジアン・ユーはカウンセラーの資格を持つリー・モンに頼んでみてはどうかと提案する。同じ頃、イエンは支部長に呼び出され、昇進の話を持ちかけられていた。

リン・チャオとシアオ・トゥーは幼なじみ。家族ぐるみの付き合いで、姉と弟のように育った。本来は共に高校１年生なのだが、成績優秀なチャオは飛び級で今は２年生だ。トゥーは、今日もテストの成績が悪いと両親に責められ、チャオの家に逃げ込む。トゥーは親友のジアン・ジュエンジュエンから、学生専門に恐喝するグループ“緑葉一味”の噂を聞く。チャオの母の誕生日が近付き、トゥーは贈り物を買いに行こうとチャオを誘うのだが…。

シアオ・トゥーのクラスで委員選びが行われた。くじ引きで環境美化の責任者である“労働委員”に選ばれたシアオ・トゥーは人生で初めての大役にやる気満々。学校ではもちろん、家の中でもゴミに目を光らせるシアオ・トゥーだったが、やりすぎて両親に外へ追い出されてしまう。そのままリン・チャオの家へ行き、またも部屋の汚れをチェックし始めたシアオ・トゥーは、ベッドの下に昔自分がプレゼントした箱があるのを見つける。

シアオ・トゥーはクラスメートと誕生日占いに興じ、リン・チャオと何者かが“天による良縁”であると知る。一方で、チャオとトゥーとの相性は“愛すべき敵”であった。近頃、脱獄犯が近所をうろついていて物騒なため、チャオは母親を会社まで迎えに行くが、そこで母親と見知らぬ男が車で走り去るのを目撃し、複雑な気分になる。チャオの母親の誕生日に合わせて、チャオはトゥーと２人で誕生日プレゼントを選びに行くが…。

授業中、教科書に落書きしているのを見つかったシアオ・トゥーとジアン・ジュエンジュエンは、席替えさせられ離れ離れに。トゥーは、新しい“隣人”イン・ズーハンが、リン・チャオに対抗意識を燃やしていると知る。一方、ジュエンジュエンは、隣になったジア・スーウェンの意外な一面を垣間見る。マヤの終末予言を信じるトゥーとジュエンジュエンは、来るべき日に備え、やりたかったのにやり損ねていることのリストを作る。

ある朝、イン・ズーハンはシアオ・トゥーとリン・チャオが親しげに一緒にいるのを見かける。チャオのことを知りたい一心でトゥーに接近するズーハン。それを見たジアン・ジュエンジュエンはズーハンがトゥーのことを好きなのだと考え、それをトゥーに伝える。自分を気にかける相手がいることに浮かれるトゥーは食事中も携帯を手放さずズーハンと連絡を取り合う。冬休みに入り、トゥーはズーハンからの誘いで一緒に宿題をすることに。

星占いによるとシアオ・トゥーとリン・チャオの今週の恋愛運は上々。トゥーには本命との出会いがあるという。自分に近づくイン・ズーハンを“本命”と思い込むトゥー。自宅にズーハンを呼んで家族と食事をするが、チャオの母親まで同席して気まずい雰囲気に。一方のチャオは悪女に注意と出る。チャオと同じクラスのイン・シンランは勉強にかこつけて近寄るが、チャオはそっけない態度を崩さない。シンランは陰で友人にトゥーを邪魔に思っていると告げ…。

リン・チャオがシアオ・トゥーの家に行くと、ジアン・ジュエンジュエン、ジア・スーウェン、さらにイン・ズーハンまで来ていた。自分には声をかけてくれなかった上に、ジュエンジュエンを家まで送るように言われ、チャオは複雑な気持ちに。学校では進路希望を提出する時期になっていた。スーウェンは文系を選択するが、担任に考え直すように言われる。自分の夢について考え始めたトゥーは、周囲の人にどんな夢を持っているかを聞いて回る。

シアオ・トゥーたちは２年生になり、相変わらずの日々を過ごしていた。理系にいったイン・ズーハンも毎日のようにトゥーたちのクラスに顔を出す。そんな中、学校で保護者会が行われる。トゥーの両親は親戚の見舞いで帰省していたためリン・チャオの母親が代理で出席することになり、チャオの保護者会には父親が行くことになる。成績がガタ落ちしたジアン・ジュエンジュエンは、親が出席しないようわざと間違った時間を教えるが…。

クラスが分かれたにもかかわらず仲がいいシアオ・トゥーとイン・ズーハンが気になるリン・チャオ。イン・シンランから絵画展に誘われるが、そっけなくあしらう。するとシンランに想いを寄せるジュー・ウェンユーがチャオを一撃。ウェンユーはかつて太っていた自分に優しくしてくれたシンランを好きだったのだ。一方のトゥーはズーハンと映画を観に行く約束をするが、出かける直前にケガをしたチャオが帰宅したせいで思わぬ展開に。

冬休みが始まって間もなく、シュー・リンロンのいとこであるイエ・ジュンが、外国から戻ってきた。子供の頃はシアオ・トゥーやリン・チャオとも遊んだジュンは、学業優秀で紳士的。トゥーにとっては憧れの人だ。久しぶりの再会を喜ぶトゥーだが、チャオはそれが気に入らない。ある日、チャオの父が一戸建ての住宅を購入。息子のために勉強部屋やパソコン専用の部屋を用意したと得意げに話す父を、チャオは引っ越しはイヤだと突っぱねる。

家族旅行がキャンセルになり、代わりに父親とカフェへ来たジアン・ジュエンジュエン。ところがその席で、父親のスマホに見知らぬ女からメッセージが届いたのを見てしまう。翌日、ジュエンジュエンは学校でも元気がなく、昼休みの間にどこかへいなくなってしまう。シアオ・トゥーたちは街なかを捜し回り、ホテルに向かうジュエンジュエンを見つける。ホテルのラウンジではジュエンジュエンの父親が若い女と楽しそうに話していて…。

いよいよシアオ・トゥーの大学入試が近づく。本人は緊張していないが周りは心配し、リン・チャオは大学を休んでトゥーの受験に付き添うことに。試験は順調でトゥーは596点という総合点を叩き出すが、第一志望の雲海大学の去年の合格ラインに数点届かず。だがチャオのアドバイスで雲海の新聞学科に願書を出し、見事合格する。卒業ムードが高まり、担任のシュエとシアオ先生の婚約のニュースも届くが、トゥーとチャオの関係はこじれてくる。

雲海大学に入学したシアオ・トゥー。学生寮では、ジアン・ジュエンジュエンが同じ部屋だと分かり大喜び。ルームメートは他にシュー・リンロンと、リンロンと同じ専攻のシア・モー。４人は、先輩のソンから夕食に誘われる。約束の場所に行くと、リン・チャオやジュー・ウェンユーも来ていた。食事とゲームで盛り上がるうち、トゥーが罰ゲームとして、初対面の男子学生に連絡先を聞くことに。それを見たチャオは酔いつぶれてしまうが…。

雲海大学での生活が始まって間もないある日、シアオ・トゥーが罰ゲームで連絡先を聞いた先輩がトゥーのクラスにやってきた。学生会のボランティアを探しており、トゥーは意図せずその役目を引き受けることに。同じ頃、大学のネット掲示板に情報科学科のイケメン男子の悪行が投稿される。それがリン・チャオだという臆測を呼び、掲示板はチャオを非難するコメントであふれた。しかし当の本人はそれ以上に気になることがあるようで…。

シアオ・トゥーが掲示板に書き始めたリン・チャオへの気持ちは閲覧者が増え、様々な感想や助言が飛び交う。トゥーは自分の気持ちが分からず、チャオを避け始めるが、チャオは仲間からのアドバイスを受けてじっくり攻める作戦に切り替える。大晦日はチャオの誕生日。トゥーは手編みのマフラーをあげようとするが、一足先に手編みのマフラーを渡したシュー・リンロンがチャオから拒絶されたと聞き、トゥーはマフラーを父親にあげてしまう。

冬休み。シアオ・トゥーとリン・チャオは、それぞれの実家に帰省した。チャオは両親から、トゥーのことをどう思っているのかと問われ、胸の内を明かす。また、トゥーの両親も娘に彼氏ができたかどうかと問い詰めるが、トゥーはそんな人はいないと答える。新学期。学生会主催の座談会の準備も最終段階に入る。資料作りや予行演習などで忙しいトゥーは、ジアン・フーと一緒にいる機会が増えるが、彼の行動に違和感を覚えるようになる。

やっと付き合うことになったシアオ・トゥーとリン・チャオだが、ジアン・ジュエンジュエンからは２人がカップルらしくないと言われてしまう。ジュエンジュエンに恋愛指導を受け、トゥーも自分なりに頑張ろうとするが、どうもうまくいかない。そんなトゥーに、チャオは無理をせず自然体でいようと伝えるのだった。５月の連休が近づき、それぞれが休みをどう過ごすか考えていた。そんな時、トゥーのもとに１本の電話が入る。

休暇で帰省中のシアオ・トゥーとリン・チャオは、恋人同士となったことを両親に隠している。トゥーの父親が過剰反応する恐れがあるためだ。だがコソコソ会うことに不満を抱くチャオ。一方、リン家の両親は２人が付き合い始めたことに気づき、何かと気を回す。ウェンフイはトゥーとチャオを２人きりにしようと、両家の親４人で１週間旅行に出ることを計画。チャオは張り切ってデートの計画を立てるが、思いもよらぬハプニングが…。

シアオ・トゥーとリン・チャオの関係が、ついにトゥーの父親に知られてしまった。ショックを受ける父親に、トゥーは半ばあきれ顔。ジア・スーウェンが雲海にやってきて、ジアン・ジュエンジュエンは久しぶりのデートを楽しむ。課題作成のため、トゥーとジュエンジュエンは街へ撮影に出かけた。撮った動画は観れば観るほどつまらなくて、トゥーは新聞学を勉強する意義すら見失いかける。ところが、その動画にはとんでもないものが映っていた。

学内ではシアオ・トゥーとジョウ・シンユーが恋人同士だという噂が広まっていた。ある朝、トゥーの女子寮にやってきたリン・チャオは、トゥーに朝食を届けに来たシンユーに宣戦布告されてしまう。チャオは自分こそがトゥーの彼氏だと周囲に知らしめるため、様々な手段を試みる。一方、ジアン・ジュエンジュエンはジア・スーウェンと相変わらずの遠距離恋愛で、忙しいスーウェンとなかなか連絡のつかない日々が続いていた。

ジア・スーウェンとの別れを決意したジアン・ジュエンジュエンはつらい日々を送るが、２年が過ぎ、北京でのインターンが決まる。元彼のことを引きずりながらも新生活に挑むジュエンジュエン。シアオ・トゥーもインターンを始めるが、雑用ばかり押し付けられる。一足先に社会人になったリン・チャオは、自分が担当する企画で大学とコラボすることに。雲海で行われた企画会議に姿を現したのはスーウェンだった。２人の別れの真相が明らかに…。

ある朝、シアオ・トゥーはシュー・リンロンに電話で病院に呼び出され、足を骨折したリンロンの看病をすることに。そこでリンロンは、自分がなぜリン・チャオに固執するかをトゥーに打ち明けるのだった。ジアン・ジュエンジュエンとよりを戻したいジア・スーウェンは、チャオを訪ねて復縁に向けたアドバイスを受ける。チャオは開発したアプリが投資を受けるまでに成長する一方、参加したコンペで提案が不採用となり、初めての大きな挫折を味わう。

シアオ・トゥーのインターンの期間も終わりが迫る頃、雲海テレビではインターンから正社員への登用試験が実施されることに。番組を１本作り、視聴率の高かった１人を採用するというもので、トゥーは試行錯誤しながら番組を作り上げ、高い視聴率を得る。しかし、その結果にいちゃもんを付けられ、１週間でもう１本番組を作るよう命じられてしまう。トゥーはリン・チャオの励ましもあり、期日までに番組を仕上げようと奮闘する。

イン・ズーハンがシアオ・トゥーとリン・チャオの家で、客人ながらも朝食を作る。トゥーはテレビ局の取材内容からズーハンが自分を好きなのではと疑うが、恋愛禁止のアイドルは想いを心に秘めたまま帰っていく。ジアン・ジュエンジュエンはジア・スーウェンを許したわけではないが、彼の献身的な態度にまんざらでもない。そんなある日、ジュエンジュエンは日頃感じていた不満をスーウェンにぶつける。一方チャオはトゥーを連れて地元に帰り…。

藺如蘭（りんじょらん）は大勢の仲間たちとともに煙雨繍楼（えんうしゅうろう）で繍女（しゅうじょ）として刺繍（ししゅう）を学んでいた。楼主の呉廉（ごれん）は腕の良さで知られ、繍女たちのあこがれの存在であり、藺如蘭もまた淡い恋心を抱いていた。ある日、繍女の1人、丁茹（ていじょ）が井戸で死んでいるのが見つかる。丁茹の死に疑問を抱いた藺如蘭は、原因を調べようとするが、親友の孟宛（もうえん）にたしなめられる。どうしても納得できない藺如蘭は丁茹の部屋へ行くが、そこである薬の処方箋を見つけてしまう。

7年後、孟宛は徐之暘（じょしよう）の側妻（そばめ）として暮らし、病床に伏す正妻のこばんしゅを看病していた。ある夜、孟宛は藺如蘭が井戸の中へ落ちていく夢をみて、はっと目を覚ます。するとそこへ、こばんしゅが亡くなったことを侍女が知らせに来る。葬儀の準備が進む中、孟宛は山中のある場所を訪れる。それは、藺如蘭の墓だった。こばんしゅの遺言により、孟宛はこばんしゅの実妹として、徐之暘の正妻となる。そして正妻の身分を得た孟宛が向かったのは、寧国公（ねいこくこう）府だった。

7年前、淮州（わいしゅう）府の捕頭・劉薪（りゅうしん）は丁茹の死を調べるために煙雨繍楼へやって来る。丁茹がただの事故死ではないことに気づいていた劉薪だが、遠回しに呉廉を恐喝し、心付けをもらっただけで帰ってしまう。一方、藺如蘭は孟宛が呉廉を誘惑したのだと思い込んでいた。だが孟宛によれば、呉廉は多くの繍女を手込めにしたという。藺如蘭が呉廉の部屋に押し入り、事の真相を問いただすと、呉廉は本性をあらわにした。藺如蘭は激しい怒りに震え…。

7年後、出獄の日を迎えた劉薪。劉薪が呉廉への恨みから復讐を企てるのではないかと考えた知府（ちふ）・陳之遠（ちんしえん）は、劉薪にバカな真似はしないよう言い聞かせる。しかし劉薪は、陳之遠の話に耳を傾けず、仲間たちの協力を得て、宴（うたげ）へ向かう呉廉の籠の前に立ちはだかる。陳之遠の配下に追い詰められ窮地に陥る劉薪だったが、暗闇から何者かの助けを得て逃げ延びる。矢文に書かれた駅站（えきたん）へ向かった劉薪を待っていたのは、思いがけない人物だった。

7年前、劉薪から証拠がなければ事件を審理できないと言われた藺如蘭は、丁茹の両親を訪ねて証言を頼む。だが事が表沙汰になるのを恐れた丁茹の父親にきっぱり断られる。意気消沈する藺如蘭の前に、袁（えん）家の家妓（かぎ）・柳三娘（りゅうさんじょう）が現れる。自らも呉廉に襲われかけたと語る柳三娘は証人になると約束する。そして、藺如蘭が堂鼓（どうこ）を叩（たた）いたことから審理が始まった。呉廉に手込めにされたと訴える藺如蘭に対し、呉廉は意外にもあっさり己の非を認めたのだが…。