番組の試合に復活が決まったスーイーは、シューへの影響を心配して、心理学の研究所に2人で向かい、痛みと感情の入れ替わりについて相談しようとする。しかし、入口でウーの部下が張り込んでいるのにスーイーが気付き、その場をかわすも、2人の親密な関係に目をつけたウーは、彼女にシューの情報を更に詳しく調べるよう圧力をかけ始める。

シューが譲渡する株式を買戻し、会社を取り戻すことを画策するウーは、スーイーに更に厳しくシュー側の情報提供を求めるように。シューをウーから守りたいスーイーは、ジーシアオの協力を得て、SNSを利用した封じ込め作戦を展開させようとする。一方、スーイーがウーに利用されていると感じ始めたシューは、彼女を守るために離職を促すが。

スーイーがウーの手先でありながら、自分を守ろうとしていると推察したシューは、イエンシンに彼女の素性調査を進めさせる。そして調査の結果で2人の関係が変わってしまうことを覚悟したシューは、最後の思い出に、スーイーが望む最高のデートを実現させるのだった。一方、スーイーたちの秘密を知ったイエンシンはリンを呼び出して……。

スーイーの素性を聞いたシューだが、彼女の自分への愛は本物だと信じ、自分が秘密を知っていることは内緒にするようイエンシンに命令する。そんな折、心理学の研究所で治療のやり直しをすることになった2人は、あの時と同じ激しい電流の刺激を受け、偶然にも痛みと感情を取り戻し、元の身体に戻ったスーイーは遂に決戦の日を迎える。

主権を握ったウーの警告通り、スーイーが危険な目に遭わされてしまう。シューはこれ以上スーイーを争いに巻き込まないために、彼女が自分を騙していたことを故意に責めたて、別れを告げるのだった。シューを失い悲しむスーイーのために、ユンジューはシューを呼び出して、幸運のブレスレットの真実を打ち明け、2人の仲を取り持とうとする。

和歌が再びウーの手に渡り、シューは業務の引き継ぎを開始する。その中でシューは、会長職最後の案件となる狂虎ジムの解体計画を承認し、スーイー達に冷たく接して見せることでウーの注意をそらせ、彼女を守り抜くことを決めていたのだった。一方、ジムの解体を知ったスーイーは、彼の身を案じ、真意を確かめようと行動を起こすのだが。

スーイーの人気でスポンサー候補が集まった狂虎隊だったが、どこも営利目的で交渉は難航する。そんな中、チームの理念を理解する婦人服会社のスポンサーが現れ、スーイー達は喜んで契約をするが、実はその相手はシューの知人の社長なのだった。そうとは知らず、契約が取れたことで自信を取り戻したスーイーは、シューの元に押しかけて……。

ウーを追い詰めて勝利したシューだが、執念深いウーの報復がスーイーに及ばぬよう、人気女優との熱愛交際を装い、彼女をさらに遠ざけようとしていた。しかし、秘書からシューの警備が慌ただしくなっていると聞き、シューがウーから狙われていると思ったスーイーは、再び自らボディーガードとなって彼を守ろうと動き出し……。

恋も仕事も絶好調!!……のはずのシューとスーイーだったが、互いにすれ違う忙しい日々が続き、2人の仲はすっかりこじらせモードに。激しいケンカをしたある日、何度目かになる別れ話を持ち出したスーイーは、遂にシューの家から出ていってしまう。失いかけてスーイーの大切さを思い知ったシューは、彼女を繋ぎとめる最高の方法を思いつく。

「茶虎」としてその名を馳せる張福吉（チャン・フージー）は、公明正大で義理人情に厚い人柄から、茶農家や取引先の人望を一身に集めている。あるとき福吉は、一人娘・ちゃん・いーしんの婿養子として、下請け工場の息子・范文貴（ファン・ウェングイ）に白羽の矢を立てた。一方、娘への断ち切れない思慕を抱える劉坤凱（リウ・クンカイ）は、米企業ホワイト社の助手としてインドから台湾に帰国する。

製茶の要である腕利きの茶師・徐土生（シュー・トゥーション）が火災事故で亡くなった。さらに、新貨幣切り替えに伴うデノミネーションで大損益を被った日光には、連日債権者が押し寄せるようになる。いーしんが機転を利かせて解決策を示し、何とかその場を収めるものの、日光の経営危機と判断した文貴（ウェングイ）の父親から一方的に婚約を破棄されてしまう。

婚約破棄という不名誉なレッテルを貼られたいーしん。福吉（フージー）は、土生（トゥーション）が生前目をかけていた羅山妹（ルオ・シャンメイ）を茶師として雇い入れる。当初は女性茶師として見くびられていた山妹だが、卓越した製茶技術を示し同僚に実力を認められていく。婿養子の福吉に何かと苦言を呈していた当主の盛文が、遺言を残してその生涯を閉じる。

いーしんは、山妹（シャンメイ）のひたむきさに刺激され、日光の財政を立て直すべく賭けに出た。その賭けが吉と出て、数カ月ぶりに従業員の給料を支給できたいーしんはほっと胸を撫で下ろす。従業員もいーしんを「新社長」と呼び、一目置くようになる。一方、台湾の近代化に尽力する坤凱（クンカイ）は、経済対策についての持論を雑誌に寄稿するようになっていた。

一時は暗礁に乗り上げた化学肥料工場だが、福吉（フージー）の熱意と坤凱の知識により実現に向かう。山妹（シャンメイ）は、先輩茶師の石亮材（シー・リャンツァイ）と共に日本の富士賞に出品する茶を作り始めるが、石亮材が突然血を吐いて倒れてしまう。一方、いーしんは仕事の合間に坤凱（クンカイ）と穏やかなひとときを共有する。いーしんにとって、坤凱は悩みや弱音を打ち明けられる存在になっていた。

坤凱（クンカイ）を通じて米軍将校と交渉の場を得たいーしんは、要望に応えようとサンプル納品に奔走。ピンチを乗り越えた末に、見事米軍の大口注文を取り付ける。ホワイト社と提携した日光では、台湾初の化学肥料工場が試運転を開始する。しかし肥料を統制したい政府は、土地と引き換えに肥料工場の全株式を譲るよう福吉に迫る。

台湾産紅茶の輸出量が欧米市場で激減する中、北アフリカ向けに緑茶を輸出しようという話が持ち上がる。紅茶で勝負したい福吉（フージー）とは逆に、市場の変化に柔軟に対応したいいーしんは見切り発車で大量受注するが、納期に対応しきれない事態に陥る。そんなとき、いーしんの元婚約者・文貴（ウェングイ）は、総合商社から緑茶の輸出を任される。

肥料を巡る問題で、福吉（フージー）と坤凱（クンカイ）は警察に勾留されてしまう。弱気になった福吉は、娘のいーしんを坤凱に託そうとするが、坤凱の釈放手続きに女性が現れたことを知る。納期に間に合わせるためいーしんが選んだ新たな製法は、福吉が嫌う不誠実な手段だった。方針の違いから口論となる二人だが、福吉は茶工場を守るため肥料工場を政府に引き渡す決意をする。

いーしんが坤凱（クンカイ）の家を訪ねると、そこには夏慕雪（シア・ムーシュエ）と養女のゆえてぃんがいた。動揺したいーしんだが、思いがけず幼いゆえてぃんと親しくなる。日光と国華公司は、緑茶の受注を巡り攻防を繰り広げていた。最終的に落札を逃した国華では、失脚した上司に代わり文貴（ウェングイ）が昇進。一方、過労で倒れた茶師の山妹（シャンメイ）は、いーしんのいとこ張大欽（チャン・ダーチン）が務める病院に入院する。

文貴（ウェングイ）は、外貨獲得を掲げ日光と国華が協力する緑茶同盟の認可を求め政府に働きかける。また、国華の本部長へと昇進した文貴は、ずっと思いを寄せてきたいーしんとの縁談を福吉（フージー）に切り出す。一方、慕雪（ムーシュエ）の養女・ゆえてぃんに娘の面影を見ていた坤凱（クンカイ）は、何かと二人を気にかけていた。そんなとき、福吉が思い入れのある大坪山の抵当権問題が持ち上がる。

政府がコントロールする肥料が手に入らない茶農家は、不当な交換比率を巡り不満を訴える。日光と国華は同業者から批判を受けながらも順調に輸出量を増やし、今や北アフリカ市場を独占するようになっていた。その追い風を受け、日光はかねてから目指してきた台湾茶ブランドを確立するべく、世界茶葉博覧会への出品を決める。

外国為替業務が禁止されたことで、資金繰りが絶望的となった福吉（フージー）は、全財産を借金返済と従業員の給料にあて、日光を手放すことを決意。そんなとき、茶畑が真っ赤に染まっているとの報告を受ける。いーしんはその茶葉から作られた最後の日光茶を携えて茶葉博覧会へと旅立つ。一方、『民主思潮』と坤凱（クンカイ）に警察の手が迫っていた。

「茶金 ゴールドリーフ」ワールドプレミアの様子と本作のモチーフをなった人物のドキュメンタリー

イタリアはウルビーノ公国で、ヘンリー８世の叔父がフランス兵によって殺害された。

ヘンリー王の一行は会談の地、カレー近郊の「黄金の谷」にやってきた。

目障りなウルジーを追い落とすために、ノーフォーク公爵とブーリンはヘンリー王の歓心を買おうと画策していた。

マーガレット王女はブランドンのエスコートでポルトガルに旅立っていった。

トマス・ブーリンをロッチフォード子爵に叙した爵位授与式で、ヘンリーは非嫡出の息子ヘンリー・フィッツロイを、リッチモンドおよびサマセット公爵に叙した。

家門の栄達とウルジー失脚を謀るためのノーフォーク＝ブーリンの共同戦線は着々と目的に近づき、アンはヘンリーの心を虜にしていた。

宮廷から離れた地にあるコンプトンの城で、コンプトンが粟粒熱に冒され死亡した。

教皇特使のカンペッジオ枢機卿がロンドンに到着した。ヘンリーの婚姻無効の是非を争う裁判を、ウルジーと共に行うためである。