自分の体に戻ったジャン・イーは余声声が胡桃を潰したことを知り大打撃を受ける。余声声もジャン・イーのドカ食いのせいで体重が激増したことに腹を立てていたが、勝手にジャン・イーの妹を預かることを承諾した件をジャン・イーに責められ、アフターサービスをするためジャン・イーの家に行くことに。ジャン・イーの妹・江茉の世話にてこずりながらも、ジャン・イーと江茉を連れだしピクニックに行く余声声。一方のジャン・イーは幼い頃、両親にせがんでキャンプ場へ行った時のつらい記憶を思い出していた。

キャンプ場に芸能記者が向かっていると聞いた余声声はすぐに撤収するが、帰宅すると江茉が腹痛を起こす。江茉を沈泊青の病院に入院させるも、ジャン・イーが入れ替わった際に沈泊青との交際に応じたと勘違いした余声声は、お試しで交際することに。翌朝、ジャン・イーの家に戻ると予定を切り上げて早く帰宅していた裴伽樹と程楽一（チョン・ラーイー）、姜大川が。警戒する一同に、ジャン・イーは余声声と友達になったと宣言する。余声声は裴伽樹に会えて有頂天になるが、そこへ許舒怡が登場。暗にマウント攻勢をかける許舒怡に対し余声声は…。

父親との会話でつらい子供時代を思い出したジャン・イー。その姿に余声声は居ても立ってもいられず、何とか慰めようとＳＮＳでメッセージを送り続ける。落ち込んだ時は美食を味わってと余声声に勧められ、ジャン・イーは余声声の父親が料理長を務めるレストランにお忍びで向かう。ところが店内でファンに面が割れてしまいサイン攻勢に遭うが、余声声の父親に助けられその晩、余声声の実家にお呼ばれすることに。ところが沈泊青も恋人として余声声と共に余声声の実家に現れ…。

余声声の実家に泊まってしまったジャン・イー。帰宅後、ジャン・イーは余声声に胡桃を送り、60万元の光沢が出るまで胡桃を回すように指令する。そんな中、余声声のライバルである同僚の張知暁（チャン・ジーシャオ）がスクープ記事をアップし、それが大注目を浴びる。しかしその記事はジャン・イーと父親を盗撮した写真から臆測だけを書き並べたねつ造記事だったため、余声声は大激怒する。触れられたくない家族の話題をねつ造されたことでジャン・イーを心配した余声声は、ジャン・イーが密かに訪れそうな場所を見つけ捜しに出かけるのだった。

余声声と語り合ったことで心が軽くなったジャン・イー。翌日には別荘に戻ってくる。ジャン・イーに父親の料理が食べたいと言われた余声声は、ジャン・イーには内緒で父親に料理を作ってもらい別荘に届ける。ところが別荘には許舒怡が訪れていた。わざと余声声からの差し入れを食べたがる許舒怡に対し、ジャン・イーは断り切れず一緒に食べようと誘ってしまう。これに激怒した余声声は裴伽樹とは全く違う態度でジャン・イーに接し、さっさと沈泊青とのデートへ向かってしまう。心穏やかでないジャン・イーは余声声に電話を入れるが…。

余声声とのことで平常心を保てないジャン・イーは、余声声を訪ねて許舒怡を食事の場に誘ったことを謝る。２人は仲直りし余声声のマンションでいい雰囲気になるが、トン・ホワが突然帰宅したため、ジャン・イーは部屋に隠れることに。余声声とトン・ホワの会話で余声声が週末に沈泊青と郊外のリゾート村へ行くと知ったジャン・イーは、先回りしてホテルで見張り、余声声の真向かいの部屋に宿泊する。一方の余声声は沈泊青にときめきの感情を抱けないままでいたが、ピクニック中にジャン・イーらしき人物の姿を見つけ…。

余声声の動向が気になって仕方ないジャン・イー。戻ってきた余声声の部屋を訪ね、早く沈泊青と別れるよう忠告する。そこへ沈泊青が、翌日の緊急手術に参加するので先に戻ると伝えに来る。おわびにペアのブレスレットを渡された余声声はたまらず沈泊青に別れを切り出す。ジャン・イーを部屋に返したあと、余声声は電話で沈泊青に好きな人がいることを告げるのだった。翌日、ジャン・イーは余声声を元気づけるため番組を見たり散歩をしたりするが、ベンチに座って語り合う中、ジャン・イーは余声声にキスしようとして…。

また体が入れ替わってしまったジャン・イーと余声声。ひとまずジャン・イーになった余声声は別荘に戻り、夜の配信に参加、余声声になったジャン・イーもトン・ホワの待つマンションに戻って代役としての生活を始めることに。ジャン・イーはトン・ホワから余声声が裴伽樹のファンになった経緯を聞く。翌日余声声のためにもしっかりオシャレをして出社したジャン・イーだったが、なんと余声声の体には生理が訪れていた。

ジャン・イー（余声声）と裴伽樹が話しているのを見たジャン・イーは、余声声がファンの裴伽樹に近づいていると誤解、キスをしたのはただの事故だと嘘をつく。夜、余声声（ジャン・イー）は実家の食事会に呼ばれ、沈泊青に別れたことはしばらく両親には伏せておくよう頼む。沈泊青は余声声（ジャン・イー）に、裴伽樹を好きになっても報われないと忠告するのだった。

トン・ホワが同級生の結婚式に出席するため家を空けることになる。チャンスと見たジャン・イーと余声声は、余声声のマンションで元の体に戻るためあれこれ試してみるがなかなか成功はしなかった。そこへジャン・イーの母親から帰国するので会いたいと電話がかかってくる。ジャン・イーは幼い頃のつらい記憶を余声声に吐露する。翌朝２人は入れ替わるための刺激を求めてホラー映画を見ることに。ところがスリルが最高潮に達しようとした時、トン・ホワが突然帰宅してしまう。自分の家にジャン・イーがいる光景を見たトン・ホワは…。

江茉の世話をするという口実で別荘を訪れた余声声（ジャン・イー）は、引き続きジャン・イー（余声声）と共に元に戻る方法を模索する。その夜、ジャン・イーの母親が訪ねてくる。ジャン・イー（余声声）は何とか対応するが姜大川と仕事の相談で席を外すことに。するとジャン・イーの父親も江茉の様子を見に別荘に現れたため、ジャン・イーの母親と遭遇、別れた夫婦はジャン・イーを巡って口論になる。

元の姿に戻った余声声とジャン・イー。翌朝、余声声が目覚めるとジャン・イーは出張で別荘をあとにしていた。家に戻った余声声はジャン・イーと今どんな関係にあるのか不安になり、ネットの掲示板に相談する。すると北京から戻ったジャン・イーから連絡が入り、別荘に呼び出されるのだった。ジャン・イーは小宇宙のメンバーと姜大川を集めて火鍋をふるまう。しかし場が張り詰めた空気になったため、ジャン・イーは食事が終わるのを待たず余声声と付き合っていると宣言する。驚いた余声声は慌ててジャン・イーを部屋へと連れていき…。

ついに付き合うようになった２人。余声声は別荘を訪れジャン・イーとの２人きりの時間を満喫していた。余声声はジャン・イーの母親の贈り物を開けようと提案する。その頃、家で余声声のパソコンを借りて仕事をしていたトン・ホワは、余声声の恋愛相談の書き込みを発見、沈泊青を呼び出して余声声と別れた時の状況を聞き出し、余声声が裴伽樹に遊ばれていると勘違いしてしまう。トン・ホワは同級生から裴伽樹の電話番号を聞き、裴伽樹と話をつけるため別荘へと向かう。実はトン・ホワは高三の時、裴伽樹と隣の席だった。

別荘を訪ねたトン・ホワは裴伽樹に余声声をもてあそばないよう忠告する。裴伽樹が事態をつかめないでいると、ジャン・イーと余声声がデートから仲よく戻ってきて４人は鉢合わせに。余声声はトン・ホワと裴伽樹がクラスメートだったことを、トン・ホワはジャン・イーと余声声が付き合っていることを知る。翌朝、余声声はトン・ホワにジャン・イーと何度も体が入れ替わっていたことを全て打ち明けるのだった。親友の理解を得てジャン・イーとの仲を深める余声声だったが、ある日駐車場の車中でジャン・イーを待っているとそこへ許舒怡が現れ…。

高校時代に余声声に好意を寄せられていたことを知り喜ぶ沈泊青だったが、余声声は両親に沈泊青とは別れたと宣言する。実家からの帰り、余声声はジャン・イーの車を降り買い物をするが、男に絡まれジャン・イーに助けられるとそこにジャン・イーのファンの学生たちが。余声声もファンのふりをして難を逃れ、ジャン・イーはおわびに裴伽樹の取材の橋渡しをしてあげることに。ただし裴伽樹の条件はトン・ホワを連れてくることだった。

有名監督の映画出演が決まったジャン・イーはベッドシーンがあることを余声声に告げ、余声声は練習相手になると返す。そんな幸せモード全開の余声声を遠くで見張るパパラッチの影があった。そしてついにジャン・イーが出張から戻ってくる。週末２人は密かに山のホテルで落ち合い、久しぶりの再会を喜ぶのだった。一方、トン・ホワは実際に裴伽樹の仕事ぶりを見ながら少しずつ裴伽樹に対する考えを変えていく。別荘で裴伽樹はトン・ホワに許舒怡を紹介するが、そこへジャン・イーと余声声が仲よく帰宅し…。

地下駐車場でまた入れ替わってしまったジャン・イーと余声声。しかしすぐに元の体に戻ったことからジャン・イーはある仮説を立て、ついに２人は自由に入れ替わることに成功する。そこへ酔った許舒怡からジャン・イーに電話がかかってくる。許舒怡は裴伽樹の作った燕の巣のデザートの写真をネットにアップしたことで裴伽樹のファンから非難され、トレンド入りになるほどの騒ぎが起きていた。一方、トン・ホワは裴伽樹の取材に訪れていたが、話題は許舒怡の件へと及び…。

トン・ホワは裴伽樹からファンに理性的な行動をとるよう呼び掛けるメッセージを見せてもらう。ジャン・イーと余声声は入れ替わった体でジャン・イーの母親に会いに行く。余声声の体のジャン・イーは、ジャン・イーが５歳の誕生日の時の動画を母親から見せられ、自分が両親に愛されていたことを知る。自分の体に戻ったジャン・イーは母親と和解するのだった。その帰り、ジャン・イーは江茉が見知らぬ男から余声声の写真を見せられたことを余声声に告げる。その男がパパラッチだと踏んだ余声声は、ジャン・イーと相談して張知暁に接触を図る。

ジャン・イーとの交際を両親に無事報告し、ジャン・イーと旅行に行くことになってご機嫌の余声声だったが、ついにパパラッチがスクープ写真をアップしてしまう。ジャン・イーと姜大川は何とか火消しを図るが、第二弾のねつ造記事が大きな反響を呼び、余声声はスターを射落としたあざとい女として非難の的に。そしてその記事を見て腹を立てた余声声の父親も倒れてしまうのだった。余声声のそばで寄り添ってやることもできないジャン・イーは、余声声を守るためにある決断をする。

小宇宙が正式に解散を発表、ネットは解散のニュースで持ちきりとなりジャン・イーと余声声の噂はかき消されることに。ジャン・イーは余声声を映画館に呼び出し、２人は別れることを決意するのだった。１年後、余声声は何事もなかったかのように装いながら日常を送っていた。そんなある日、帰宅した余声声はトン・ホワからジャン・イーのインタビュー番組を見ないかと持ち掛けられる。ジャン・イーはこの１年、話題の映画への出演が続きその演技が高評価を受けていたが、彼のある変化が世間では話題になっていた。

余声声は裴伽樹から食事に誘われる。トン・ホワと余声声が起業する新しいメディアに投資したいというのだ。トン・ホワとレストランへ向かった余声声だったが、そこには裴伽樹だけでなく程楽一や姜大川、そしてジャン・イーも現れ、内心動揺する。ジャン・イーは付き合いたい女性が見つかったとみんなに報告、食事後、余声声を車で送り、ある事実を伝える。ジャン・イーはこの１年、母親の協力を得て入れ替わりを誘発していた小惑星が第三の磁場であることを発見、その小惑星はすでに地球から遠く離れていた。

江南の小さな町・雲莱鎮で胡一家は精肉店を営んでいた。ある日、貧しそうな書生風の少年が店を訪ねて来る。親同士が決めた阿嬌（胡嬌）の許婚・許清嘉だ。親と死に別れた許清嘉は胡家に身を寄せて勉学に励み、７年後、みごと科挙に合格、それも第２位の「榜眼」として帰ってきた。線が細く腕力のない許清嘉との結婚を阿嬌は断固拒否するが、許清嘉は世話になった胡家への恩返しのためにも絶対に結婚すると言い張るのだった。

許清嘉の帰郷を祝って開かれた酒席で、阿嬌は許清嘉が未来の夫にふさわしくないことを証明しようとして失敗、父親に叱られ納戸に閉じ込められてしまう。自分との結婚を拒む理由を許清嘉から問われた阿嬌は、自分が選んだ相手に嫁いだ母のような生き方をしたいと答える。翌日、許清嘉の結婚を見届けるために都から丞相府の第２執事、賈権が許清嘉を訪ねてくる。その頃、阿嬌はひょうきょくの阿牛に会うため、胡家を抜け出していた。

許清嘉が、丞相の賈昌から持ちかけられた娘との縁談を断って許婚のもとに帰郷したことは皇帝の耳にも入っていた。丞相との出会いには謎が多く、何か裏がありそうだ。筋を通すため、何としても結婚しなければならないという許清嘉の話を聞いた阿嬌は皮算用を始める。許清嘉と結婚すれば、毎月の俸禄から自分の店の開店資金を貯めることができる。経済的に自立すれば結婚相手は自由に選べるはずだ。利害が一致した２人が選んだ道とは…

許清嘉が墓参りから帰ってこないと聞いた阿嬌は、ひょうきょくの者を連れて捜しに。許清嘉が出かけた界隈は、狼が出没する危険な地域だったのだ。阿嬌が山中の洞穴に隠れていた許清嘉を見つけて２人は無事に帰宅。翌朝、父の胡庭芝は、阿嬌の母が自分で縫った花嫁衣装を娘に手渡した。阿嬌は若干の後ろめたさと共にそれを受け取り祝言の支度を進める。新郎の衣装に身を包んだ許清嘉が馬に乗り、胡家の門前に到着すると賈権が待ち構えていた。

祝言の夜、寝室に押しかけてきた友人たちにからかわれ、気恥ずかしさでいっぱいの阿嬌と許清嘉。明日からは正式に夫婦になるという事実を噛みしめつつ、寝台と床の布団で別々に眠りにつくのだった。３日後、２人は許清嘉の任地である上庸へ向けて旅立つことに。家族に別れを告げ、半月もかかって、ようやく上庸の県境までやってくる。河原で一休みしようとした阿嬌の目に止まったのは、思い詰めた顔で川を見つめる男の姿だった。

許清嘉が役所から戻ると、阿嬌はやっと借りられた新居がおんぼろなので不満顔。なぜか許清嘉には赴任前から「金の亡者」というあだ名が付いており、好条件の家が借りられなかったのだ。その晩、２人は朱県令が設けてくれた歓迎の宴に出席、阿嬌は役人の妻たちから嫌味の洗礼を受けるが得意の包丁さばきで一同を黙らせる。一方、殿方たちの卓についた許清嘉は連詩遊びで座を盛り上げつつ、一同を前にある提案を口にするのだった。

民を苦しめる増税に反対する許清嘉。税を廃止した場合の代替策として、民に土地を与えて開墾させる案を示すと、朱県令はもろ手を挙げて賛成する。そこで許清嘉は民と話し合うため西地区へと出向く。「純朴で話の分かる民だ」と聞いていたにもかかわらず、そこの住民たちは気が荒く、役人を敵視していた。広場で語り始めた許清嘉の話にまったく聞く耳を持たず、それどころか罵詈雑言を浴びせて殴りかかった。そこへ駆けつけたのは…

阿嬌を怒らせてしまい、家から締め出された許清嘉。阿嬌の気を引こうと、月夜の庭で琴を奏でて聞かせるものの、音楽の素養のない阿嬌は「うるさい」と怒りだし、木桶を手にする…。翌日、許清嘉は西地区の民が役人を憎む本当の理由を探るため、前任の遅文俊が囚われている牢を訪ね、本人に直接話を聞くことにした。許清嘉に問い詰められた遅文俊が、県庁の問題について口を開きかけた時、県尉の高正が現れて遅文俊を連れ去った。

許清嘉が役所の文書を調べると、遅文俊の事件には玉娘が絡んでいたと分かる。許清嘉は玉春楼を訪ね、玉娘に当時の事情を聞きだそうとするが、なぜかその場で意識を失ってしまった。知らせを受けて駆けつけた阿嬌は不審な点を感じて強引に許清嘉を連れ帰り、高正は現場の状況が遅文俊の事件と似ていたため罠を疑って手を出さず、許清嘉のもとを訪ねる。隠された事実を探ろうとする許清嘉だったが、なぜか突然、農地の視察へ行くことに。