破談にすると息巻く趙渝（ちょうゆ）に問い詰められても、耶律洪基（やりつこうき）は郡主・蕭観音（しょうかんのん）と想い合う仲であるとは認めない。そんな中、莫研（ばくけん）は歌舞・文才に続いて武芸を競うことを提案し、展昭（てんしょう）と仮面を着けた副使・耶律菩薩奴（やりつぼさつぬ）が弓矢対決に臨む。その勝負が引き分けに終わって両者の緊張関係は和らぐが、その晩、蕭（しょう）太妃が何者かに暗殺されて…。

蕭（しょう）太妃の暗殺事件を調査し始めた莫研（ばくけん）は、趙渝（ちょうゆ）と耶律洪基（やりつこうき）の結婚を妨害することが目的だと思われる真犯人の裏をかくことに。そんな中、叔父・耶律重光（やりつちょうこう）と水面下で対立する耶律洪基が寧晋（ねいしん）に手を組もうと持ちかけてくる。一方、間諜・隼（はやぶさ）から投げ文を受け取った展昭（てんしょう）は待ち合わせ場所へ。すると、そこに現れたのは意外な人物で…。

蕭観音の兄・蕭信（しょうしん）の招きで寧晋（ねいしん）と展昭（てんしょう）は妓楼へ。それを隠して嘘をついた展昭に腹を立てた莫研（ばくけん）は趙渝（ちょうゆ）と街へ行き、偶然出会った蕭信を不審に思う。そこで一人で蕭信の幕屋へ行くが、彼の罠にはまって貞操の危機に!? その頃、暗殺集団・暗花の主導者を追う展昭と隼（はやぶさ）にも間諜をあぶり出そうとする耶律重光（やりつちょうこう）の罠が待ち受けていた…。

展昭（てんしょう）は耶律重光（やりつちょうこう）の命で現れた耶律菩薩奴（やりつぼさつぬ）と戦い自分から崖下へと落ちる。そんな彼を助けたのは莫研（ばくけん）だった。一方、耶律菩薩奴は蕭信（しょうしん）に追われて怪我をした趙渝（ちょうゆ）を寧晋（ねいしん）とともに救って展昭らと合流。皆の前で自分が間諜の隼（はやぶさ）で蜀中六悪の6番手、騙閻王・蘇酔（そすい）だと明かす。こうして師兄と再会を喜び合った莫研は展昭と婚儀を挙げて…。

展昭（てんしょう）、寧晋（ねいしん）らは耶律重光（やりつちょうこう）を捕らえようとするも失敗。その後、耶律重光の兵に追われた展昭は莫研（ばくけん）と一緒に山中へ逃亡するが、そこには毒気が充満しており体が弱っていた展昭は倒れてしまう。そんな彼を必死に助けた莫研は、山頂の安全な小屋に逃れてしばらく二人で滞在することに。ところが、展昭は彼女を置いて姿を消して…。

展昭（てんしょう）の訃報から1年。開封府の捕頭となった莫研（ばくけん）は心に空いた穴を埋めるかのように忙しく働いていたが、趙渝（ちょうゆ）と耶律洪基（やりつこうき）の婚儀に合わせて寧晋（ねいしん）とともに再び遼を訪問する。ただし、この旅には耶律重光（やりつちょうこう）と密かに通じている太師・ほうきつも同行していた。そんなきな臭い雰囲気の中、莫研は仮面の耶律菩薩奴（やりつぼさつぬ）が蘇酔（そすい）ではないと感づくと…。

不正金事件解決に向け密かに計画を進める寧晋（ねいしん）は耶律洪基（やりつこうき）と手を組もうとするが、彼が出した条件は耶律菩薩奴（やりつぼさつぬ）に死んでもらうことだった。一方、耶律菩薩奴の暗殺に失敗したほうきつは現在の耶律菩薩奴は展昭（てんしょう）ではないかと疑い始め、その正体を確かめようとする。また、婚儀が明日に迫る中、趙渝（ちょうゆ）は勇気を出して蘇酔（そすい）に愛を告白するが…。

蘇酔（そすい）は心に秘めた愛を口に出せないまま、耶律菩薩奴（やりつぼさつぬ）として花嫁の趙渝（ちょうゆ）を護衛する役を務めることに。だが、花嫁行列は刺客に襲われ、胸に矢を受けた趙渝は蘇酔の前で息を引き取る。その後、暗殺の首謀者として耶律重光（やりつちょうこう）が逮捕される。そして、計画通りに事が運んだことを喜ぶほうきつと、寧晋（ねいしん）、莫研（ばくけん）は趙渝の遺体とともに宋へ戻り…。

反乱軍を配置し謀反の準備を整えたほうきつは満を持して皇帝に退位を迫る。そこで趙渝（ちょうゆ）の死が偽装だったこと、ほうきつが籠絡したつもりでいた耶律洪基（やりつこうき）は寧晋（ねいしん）の味方だったことが明らかになる。だが、見仙石で痛みを感じない無敵の兵士となった反乱軍が宮中になだれ込み、ほうきつは皇帝と莫研（ばくけん）を人質にして逃走。それを追いかけた展昭（てんしょう）は…。

ウェンジンは新人ながらもオークションで落札に成功し、早めに正社員へと昇格する。そして、ご褒美として好きなだけ買い物するようイエ・フイに言われるが、ウェンジンは気乗りしない。ウェイウェイはイエ・フイに事業提携を提案するが断られ、さらにウェンジンとの交際宣言を聞かされて苦い思いをする。一方、ホワ・ホワに呼び出されたジアオショウは偶然、自分を巡ってウェンジンとホワ・ホワが交わした約束を知るのだが…。

母親のガンが再発したとゲンから聞いたウェンジンは実家に飛んで帰る。医療費を案じる母親は治療を拒むが、ウェンジンは町から医者を呼んでくることに。その途中、なんとイエ・フイに出くわす。事情を知ったイエ・フイは、上海で一番の内科医を連れてやってきたのだ。ウェンジンはイエ・フイの優しさに触れ、次第に惹かれていく。一方、ジアオショウもウェンジンの実家に駆けつけようとするが、イエ・フイの行動を知り、心をかき乱される。

急に姿を消して連絡もくれないイエ・フイのせいで気をもんでいたウェンジンだが、彼の温かい真心に触れて、イエ・フイの家に移り住むことに。ジアオショウはアート投資の件を知り、ウェンジンやホワ・ホワにすぐに手を引くようにアドバイスする。イエ・フイの父親のイエ会長は息子が入れあげている娘がいると知り、ウェンジンを訪ねて別れるように告げる。イエ・フイの母親リン・ジーチウはイエ会長を弾劾しようとするのだが…。

アート投資でお金を失ったホワ・ホワの親戚たちが、苦情を言いにくる。責任はウェンジンにあると主張し、返金を強く迫る彼らに困ってしまうウェンジン。見かねたジアオショウは、弁護士を交えて改めて話し合いの場を設けると説明、彼らには一旦帰ってもらうことにする。帰りが遅くなったウェンジンをジアオショウは送っていく。翌日の話し合いの席で、やはり納得せずにウェンジンを責め立てる彼らの前に、イエ・フイが颯爽と現れて…。

ウェンジンはイエ・フイに反対されても起業への夢を諦めきれず、ホワ・ホワやチャーシアオの協力を得て第一歩を踏み出す。イエ・フイは親から良家の娘と付き合うようにプレッシャーをかけられて、もどかしい思いをする。さらに起業のために奔走するウェンジンにも不満が募っていく。ウェイウェイの紹介でウェンジンたちは２日間のＭＢＡクラスに参加する。その夜、ホワ・ホワは長年胸にしまってきた気持ちをジアオショウに打ち明けるのだが…。

ウェンジンたちはアプリのテーマを決めるためにアンケートを行ったが、結局、ウェンジンが以前提案した共有クローゼットのアイデアを採用。一方、ウェンジンが起業して以来、家にいる時間が少なくなったことに不満を抱くイエ・フイは、二人の間の壁が出来たと言って、怒りを爆発させる。その頃、ウェンジンの母親の容体が再び悪化し、上海で治療を受けることに。そしてリウ一家がイエ・フイの豪邸に住み始めるのだが…。

ホワ・ホワは、実家で思いがけず母親から「ジアオショウが好きなのはウェンジンよ」と告げられる。ホワ・ホワはウェンジンを呼び出し、過去にジアオショウがホワ・ホワに贈ったと思い込んでいたピアスは、実はウェンジン宛だったことを知っていたのではないか、と責める。イエ・フイの母親にも認めてもらえないと知ったウェンジンは、ショックのあまり、一人で酔いつぶれてしまう。上海の街をさまよい歩いていると、ジアオショウが偶然現れて…。

ホワ・ホワはジアオショウと会っていたウェンジンに腹を立て、絶交を言い渡す。ウェイウェイは人脈を総動員してイエ・フイのビジネスを助ける。イエ・フイは起業の準備を頑張っているウェンジンに心を動かされてプログラマーを紹介。チャーシアオはホワ・ホワやジアオショウと会って、彼らの友情が壊れないように力を尽くす。そのかいがあってか、ジアオショウはホワ・ホワと仲直りする。さらにウェンジンを呼び、三人で集まるのだが…。

プログラマーのトゥー・フイが加わり、アプリ開発が本格始動した頃、ウェンジンは父親からイエ・フイとの結婚を急かされる。一方、母親からはジアオショウこそ理想の相手だと言われるが、ウェンジンは一笑に付す。ウェンジンとイエ・フイの仲がネットで報道されると、イエ・フイは直ちに関係を否定。ウェンジンはイエ・フイの立場を思いやるが、イエ・フイが出張でウェンジンの母親の誕生日を祝えなかったことから、二人の間の溝が深まり…。

ウェンジンはアプリの完成度を高めるために、学生たちにテストしてもらおうと大学でスピーチを行う。イエ・フイはその様子を見て、都会に溶け込んでいくウェンジンに不満が高まっていく。ウェンジンは街で偶然ハオズーと再会して、仲間たちを呼び、旧交を温める。すべて順調に進んでいると思いきや、ウェンジンたちのアプリをパクったアプリが登場する。さらに追い討ちをかけるようにファン社長から投資の中止を言い渡され…。

アプリの件で悲しむウェンジンの心を理解できないイエ・フイ。ついにウェンジンは、イエ・フイの豪邸を出て行こうとする。必死に止めるイエ・フイだったが、それを振り切りウェンジンは出て行ってしまう。そんな中、イエ・フイの新疆ラリーの最終戦の日が近づいていた。落ち込むイエ・フイを心配する相棒のタイ・ジョンは、ウェンジンを訪ね、応援にきてくれと頼む。最終戦の前日、思い直したウェンジンは空港へ向かうが…。

イエ・フイは自分のせいで相棒が死んだと苦しむ。そんな彼のそばを離れず慰め、また励ましてあげるのはウェイウェイだった。一方、母親を亡くして悲しみに打ちひしがれているウェンジンを支え、面倒を見てくれるのはジアオショウだった。上海に戻ったイエ・フイは、一番大変だった時になぜそばにいてくれなかったのかと、ウェンジンを激しく責め立てる。言い訳もせず黙って聞いていたウェンジンは冷静に自分の決意を告げるのだが…。

上海に戻り、再び起業の準備をしていたウェンジンは、ジアオショウと付き合うよう仲間から急かされるが、真面目に取り合わない。一方イエ・フイは、会社が危機に陥って放心していたウェイウェイにプロポーズする。その頃、ジアオショウは起業する友人の保証人となることに。そして迎えたジアオショウの誕生日。チャーシアオ夫妻の妊娠報告で皆が盛り上がったあと、ジアオショウは意を決してウェンジンに愛を告白するが…。

やっとの思いでウェンジンたちが再開発したアプリは、ファン社長に認められ、ようやく軌道に乗ろうとしていた。ジアオショウと共に喜ぶウェンジンだったが、その翌日、突然ジアオショウと音信不通になる。どこを捜しても見つからず、ウェンジンは焦り心配する中、チャーシアオに、ジアオショウが知り合いの保証人となったことでマンションも家も売り払ったと聞かされる。すぐさまファン社長の元へ向かったウェンジンは…。

高校に入学したその日、ルー・ミアオはある決心をしていた。それは幼なじみで、兄妹同然の仲であるジアン・ハオユエとの接触を避け、学校では知らぬ者同士として過ごすこと。優秀なハオユエの陰に隠れ、引き立て役にしかなれない劣等生の自分がイヤだったのだ。決心を胸に、張り切って登校したものの、クラスメートには笑われ、隣の席の子には嫌われ、授業は難しくて居眠りをしてしまい、うまくいかない。そして家への帰り道で…。

学校からの帰り道にハオユエとミアオがチンピラに絡まれたことが、学校では尾ひれの付いた噂話に発展していた。２人が異母兄妹だとか、恋人同士だとか、勝手な臆測に憤慨するミアオは、ハオユエ目当てに近づいてくる女子生徒にもうんざりするばかり。そして、ハオユエの義足を嘲笑する男子生徒の言葉を直接耳にして許せなくなったミアオは、仲良くなった隣の席のシエ・ズーイエとともに、賢く反撃する方法を考えることにするが…。

ミアオのクラスに転校してきたシー・チョーは、なれなれしい態度で話しかけてはミアオにイヤがられていた。どうやら、夜道でハオユエとミアオがチンピラに絡まれた時、助けてくれたのが彼だったようだ。シー・チョーはバスケをすることを父親である校長に反対されていたが、ミアオの助けを借りてバスケ部創設を目指す。一方、化学コンテストの事前合宿に参加していたハオユエの前に、前年度優勝者のチュー・ウェイが現れ…。

合宿を終えたハオユエとバスケの試合を終えたミアオ、シー・チョーたちは一緒に麻辣湯を食べに行く。ハオユエを怖い先輩だと思っている１年生たちの中で、シー・チョーだけは遠慮のない口を利き、ハオユエの気持ちをピリピリさせる。ハオユエのライバル、チュー・ウェイが転校してきて、化学コンテストの校内予選で対決することに。ハオユエが負けるのではと噂が広がる中、なんとミアオまでがチュー・ウェイが勝つ方に賭け…。

化学コンテストの校内予選で戦ったハオユエとチュー・ウェイは、互いをたたえあい、いいライバル関係になっていた。そんな中、義足であるハオユエは、下校時のバス車内で足を踏まれても気づかない、。そのことに胸を痛めたミアオは、ハオユエを自転車の後ろに乗せて登下校することを思いつく。ミアオのことが好きなシー・チョーは、自転車の練習に付き合うことを買って出るが、２人の姿に嫉妬したハオユエは、自分も練習を始める。

ハオユエは乗り方をマスターし、ミアオと共ともに自転車で通学するようになる。ミアオを手伝ったのにハオユエの株だけが上がり、面白くないシー・チョーだったが、ゲームの大会にペアで参加して優勝すれば、憧れのバスケットシューズがもらえると知り、ミアオを誘うことにする。クラスメートを応援するつもりで承諾したミアオだったが、数学の時間に立たされている姿をハオユエに見られ、大会への参加を反対されてしまう。

ある日、食堂でハオユエの前に学校のマドンナ、スー・ダイフェイが座った。その様子を見ていたミアオは、彼女に席を立つようはっきりと伝えるが、マドンナをかばうハオユエに怒りを覚え、険悪な雰囲気になってしまう。そのやりとりを見ていたズーイエはミアオに、ハオユエのことを男性として好きになったのかと問いかけるが、ミアオは戸惑うばかりだった。そしてマドンナへの対抗心から、髪形や化粧に目を向けるようになり…。