ガンウとのキスに何も感じなかったソヨンはミギョンに相談する。すると、「習うより慣れろ、実戦だ」と言われ、ガンウにもう一度キスをするが、やはりダメだった。互いにヘコんでいる中、ガンウはソヨンをこき使っていたことを祖母に知られ、理事長を解任される。新たな理事長に就任したのはミニョクだった。ガンウは本格的に服飾の仕事をすればいいとソヨンに励まされるが、“友達”だと言われて傷つき、自分を好きになってほしいと伝え…。

ウォンジェとウォンソクは両親が亡くなった事故の日、何があったのかソヨンに話すべきか迷っていた。一方、ソヨンはミニョクがガンウから理事長の座を奪ったことを知り、彼に失望。そんな彼女にミニョクは、ソヨンからガンウを引き離したくて理事長になったと謝り、告白する。ソヨンは突然のことに思わず、自分が好きなのはガンウだと口にしてしまう。やっと本当の気持ちを受け入れたソヨンは、ガンウの元へ急ぎ、彼をデートに誘う。

交通事故の日の記憶を取り戻したソヨンは、罪悪感や悲しみや怒り、そのすべてを兄弟たちに背負わせて、何も知らずに生きてきたことで自分を責める。そして、ガンウからの連絡も無視して、彼を避けるようになる。一方、ガンウはソヨンを家まで迎えに行くが、すでに学校に出勤した後だった。学校まで会いに行くガンウだが、解雇された身としては中に入りづらく、ソジュンを使って呼びに行かせる。しかし、ソヨンからメールで断られてしまい…

ソヨンから連絡を無視され不安になったガンウは、理由を聞くために彼女の家を訪れる。ソヨンはいつも通りに振る舞うが、心の中では別れを決意しており、もし自分がひどい仕打ちをしたら憎んでほしいとガンウに伝える。そんな中、シンファ高校を訪れたガンウの母は息子と別れろとソヨンに要求が、ソヨンが手切れ金も受け取らずにあっさり承諾したことに拍子抜けする。叔母を見かけたミニョクはソヨンを励まし、何も知らないガンウを責め…。

ソヨンは家柄の違いを理由に、ガンウに別れを告げる。するとその場にガンウの母が現れ、母がソヨンを脅したに違いないと考えたガンウは堂々とソヨンを紹介。強引に交際の許可を得るが、ソヨンに責められて戸惑う。その後、ガンウは別れ話を切り出されることを恐れてソヨンを避け続ける。一方、ソヨンのことを母に話したのかとガンウに聞かれ、素直に認めたミニョク。いい奴はやめたと言い、ソヨンにも2人の仲を邪魔したことを打ち明け…。

ガンウへの想いを断ち切れず、心ここにあらずのソヨン。そんな中、彼が自宅まで会いに来る。避けていたくせになぜ来たのかと冷たく言うソヨンだが、ガンウの「会いたくて」という言葉に心が揺らぐ。ガンウは何も言わないソヨンに落胆し、必死で引き止める彼女をどかして帰っていく。翌日、ヒョンスがガンウの家に行くと、そこには食い散らかしたジャンクフードが。ガンウを心配しながらもその場を後にしたヒョンスは、家の前でソヨンに遭遇し…。

ガンウに別れを告げたソヨン。ミニョクは雨の中で泣きじゃくるソヨンにそっと傘を差しかけるが、その様子を目撃したガンウはなぜ泣くのかとソヨンを責める。帰宅後もソヨンは泣き続け、兄弟や同居人を心配させる。一方、落ち込んだガンウは1人でいられず、一緒に寝ようと無理やりミニョクに頼む。翌朝、ガンウはキム博士を自宅に呼び、ソヨンに愛される方法はないか相談する。まだ諦めていなかったのかと驚くキム博士に、ガンウは…

「ソヨンは私と生きていく」というメールとともに、ミギョンからソヨンの写真が送られてきたガンウ。慌ててソヨンの家に行くと、門前にはミギョンが立っていた。ソヨンに嫌われていると思っているガンウに、ミギョンは何も分かっていないと言い、彼がまだ諦めていないことを確かめる。一方、ミニョクはソヨンに避けられていると感じ、彼女の自宅を訪れる。ソヨンは1つだけ質問をしてすぐに帰ろうとするミニョクを引き止め、夕飯に誘うが…

ガンウはソヨンに思わずキスをするが、お前と愛し合う資格は僕にはないという言葉を残して去っていく。ソヨンはミギョンとチャンミを問い詰めるが、ガンウに両親の事故の話をしたのはウォンソクだった。ソヨンはガンウが落とした携帯電話を家まで届けに行くが、冷たく追い返される。このまま帰るかどうかソヨンが道で迷っていると、ミニョクが現れてお茶に誘われる。ミニョクはイケメン嫌いのソヨンがなぜガンウを好きになったのかを聞き…。

再びガンウの家を訪ねたソヨンだが、家に入れば今夜は帰さないと言われ、怖気づいて引き返してしまう。翌日、シンファ高校にシンファフード会長であるガンウの祖母がやって来る。偶然にもソヨンに会った会長は、ソヨンがガンウの恋人だと知り、さらにミニョクも彼女が好きなことを見抜いて頭を抱える。その頃、ガンウは密かにソヨンの訪問を待ちわびていた。何度もインターホンのモニターをチェックしていると、一瞬だけソヨンの姿が…。

ソヨンと家で2人きりになったガンウは気まずさに耐えられず、音楽をかけてダンスを開始。2人の様子を見たミギョンとヒョンス、ウォンジェは呆れ返る。家に連れ戻されたソヨンはウォンジェを責めるが、ガンウの家から抜け出せたことに実はホッとしていた。ある日、ソジュンが校内で肩を脱臼し、ミニョクは付き添いのソヨンも一緒に病院へ連れて行く。病院の景色や匂いに、ミニョクはウソがつけなくなってしまったときの過去を思い出し…。

ミギョンからの可愛い下着を一度は突き返すソヨンだが、念のため貰っておくことに。対するガンウは、ソヨンが連れ戻された夜以来彼女に会っていなかったため、久しぶりのデートでドキドキが止まらない。そんな中、ガンウの恋人がウォンジェの妹だと知るガンヒは、ウォンジェに結婚しようと告げ、弟よりも先に家族に認められようと動く。一方、ミニョクは「努力します。これ以上、好きにならないように」と、誰かにウソをつく練習をして…。

ソヨンと結ばれて幸せに浸るガンウは、自宅に戻ろうとする彼女を甘えながら引き止める。朝帰りをミギョンとチャンミに見つかってしまったソヨンは、そそくさと部屋に引っ込むが、ミギョンはそれを逃がさない。一方、ウォンジェは突然ガンヒに別れを告げられる。彼女のウソを見抜いたウォンジェは、何のつもりか知らないが離す気はないと言って、思い直すように伝える。そんな中、ガンウはまだソヨンが兄弟に交際を報告していないと知り…

ソヨンはガンウと一緒に、彼の母、祖母と食事をすることに。ガンウは履きなれないヒールで足を痛めるソヨンが心配で、なんと母にソヨンと靴を交換してくれと言い出す！ いたたまれなくなったソヨンは終わってからガンウを怒るが、ガンウは何が悪かったのかピンと来ていない。そんな中、ミニョクは海外に渡ることを決め、ミギョンとヒョンスはガンウの家でミニョクの送別会と自分たちの交際22日記念パーティーを開く。それから3カ月後…。

老婦人で仙女のオクナムは、娘のチョムスンを連れてイヒョンとグムを追ってソウルにやって来る。オクナムは699年もの間、夫の生まれ変わりが現れるのを待ち続けているのだった。その夜、グムはオクナムが公園で寝ているところを見かけ、一晩泊めることにする。

悪夢にうなされたイヒョンは、オクナムが仙女に見える原因を突き止めようと友人で精神科教授のハムスクに相談する。戌の刻にまた会おうと言ったオクナムの言葉が頭から離れないイヒョンは、オクナムが働くカフェに向かう。するとそこにはグムの姿があった。

ハムスクにはオクナムの姿が老婦人にしか見えていないと知り、ますますイヒョンは混乱する。そんな中、オクナムを映画に誘うグムを見て、２人の関係も気になるイヒョン。一方、チョムスンが大学のキャンパスでBL小説を書いていると、その姿を盗撮する謎の男が…。

グムは泥酔したイヒョンを公園のベンチに寝かせるが、忘れ物を取りに行っている間にイヒョンの姿が消えてしまう。翌朝、イヒョンが目覚めると、目の前に大きな虎が横たわっていた。しかし状況を飲み込めないイヒョンは何事もなかったかのように自宅へ戻る。

オクナムが自分を仙女だと学生たちに言っていることを知ったイヒョンは、オクナムに人前で仙女だと言うなと告げる。イヒョンは虎のいる家に行ったのは夢ではないかもしれないと考え始める。そんな中、オクナムは仙界の掟を破った懲罰により熱を出していた。

熱を出した日の夜に介抱してくれたグムに、お礼としてハスの花を届けるオクナム。一方、夢の中でオクナムに“旦那様”と呼ばれたイヒョンは、オクナムが自分の記憶の中に存在しているような感覚を覚える。そんな中、グムはオクナムが好きだとイヒョンに告げる。

イヒョンは身に覚えのない記憶が脳裏をよぎる。オクナムに一緒に水浴びをしたことがあるかと唐突に尋ねるイヒョンに対し、オクナムは、イヒョンの記憶が戻ったのかと胸をときめかせる。グムはオクナムの家にある卵を触り、ヒビが入ったことをチョムスンに伝える。

興奮すると虎に変身するチョムスンの代わりに、BL小説の著者としてインタビューに応じたグムは有名人になってしまう。出勤したイヒョンは、研究室の助手たちからグムがショッピングに行ったと聞かされる。グムはあることが頭に浮かび、オクナムをそっと抱きしめる。

イヒョンは昨夜の無礼をオクナムに謝る。するとオクナムは、夫の生まれ変わりを捜していることをイヒョンに伝え、自分の夫なのかと尋ねる。２人の話を聞いてしまったグムは動揺を隠せない。イヒョンは、オクナムへの気持ちを認め、オクナムに告白するのだが…。

イヒョンは、なりゆきでグムとオクナムと３人でデートをすることに。体験型脱出ゲームに入るが、途中でイヒョンは過去のトラウマがよみがえり、その場に倒れてしまう。倒れたイヒョンを抱きしめ、必死に話しかけるオクナムの姿を見たグムは切なさをにじませる。

オクナムを夕食に招待したイヒョンだが、家にはハムスクが来ていた。イヒョンはハムスクを帰そうとするが、結局、グムとオクナムも一緒に４人で食事をすることに。イヒョンとグムが席を外すと、ハムスクはオクナムにイヒョンのことが好きだと宣戦布告する。

イヒョンは講義中に幻影を見たことをハムスクに相談する。一方、オクナムに会うためソウルに来たク先生、パク仙人、オ仙女。３人はチョムスンと偶然会い、ついにオクナムとの再会を果たす。そんな中、イヒョンは語りかけてくる鹿の幻影が見えるようになっていた。

イヒョンのよみがえった記憶を確かめるため、一緒に鶏龍（ケリョン）に行くことにしたオクナム。２人で行かせたくないグムも同行することに。道に迷った３人が山道を進むと、そこには仙界の花が咲いていた。その先で見覚えのある場所に出たイヒョンの前に、またしても鹿が現れ…。

オクナムとイヒョンがキスしているところを目撃したグムはショックを隠せない。その頃チョムスンは、盗撮されているとも知らずに仲良くなったギョンスルとキスを交わしていた。イヒョンは山で会った鹿に言われた言葉の意味を理解できず、苛立ちを感じる。

オクナムと会うことに気まずさを感じるグム。一方、チョムスンはギョンスルと連絡が取れなくなりもどかしい気持ちをグムに吐露する。チョムスンの話を聞いて触発されたグムは、オクナムが運命の人だと確信し、断ち切れない思いをオクナムに伝えることにする。

鹿が「私はあなた」だと言ったことを思い出し、混乱するイヒョン。オクナムはイヒョンが夫の生まれ変わりだと信じるが、グムのことが頭から離れず、罪悪感を抱いていた。その頃、イヒョンの前に赤い服を着た女の幻影が現れ、「復讐すれば終わる」と告げる。