ヨンミンはギュジンの自白によって、一連の殺人事件の真相を知る。ギュジンに建物を放火され、ヨンミンは殺されそうになるが、警察によって救助される。一方ジヒョンは、ジンスクが亡くなった時の状況を聞き…。

ジヒョンは自分が憑りついている携帯電話が、元はギュジンの携帯電話であることを思い出す。自分が襲われている映像を手に入れようと、ジヒョンはヨンミンに携帯電話のデータの復元を提案するが…。

ギュジンが緊急逮捕されるとヒヨンが警察にやって来て、証拠を並べ連続殺人の犯人は自分であると主張する。一方、ギュジンによって携帯電話を破壊され、ジヒョンの霊が消え去り泣き続けるヨンミンをヒョンスが…。

逃亡するギュジンを、警察とヨンミンは必死に追いかける。ついに追い詰められたギュジンは、自殺を図ろうとするが阻止され逮捕される。事件解決後、ジヒョンは刑事に復帰する。

インソンは手土産を持って久々に実家へ帰るが、一緒に夕飯を食べているときに父パク・ジェチュンと将来のことについて言い合いになる。一方、シルバーライニングの社長キム・ソンジュは、娘が待つキャンプ場に向かう途中で他の車に道を塞がれ…。そんな中、ジェチュンの小言から逃げるインソンは、裏山に登って面接の結果を待っていたが…。

裏山で倒れたインソンは、ソンジュが閉じ込められたスマホを偶然発見。何者かに襲撃され、魂だけがスマホの中に入ったというソンジュの話を半信半疑で聞くが、口座に振り込まれた前払金の1億ウォンが本物であることを確認して驚く。ソンジュと10億ウォンの報酬で契約を結び、シルバーライニングの新社長を演じることになったインソンは…。

ボミョングループの会長の座を狙うオ・ヨングン副会長は、シルバーライニングの突然の社長変更に腹を立てオ・ミラン専務のもとに怒鳴り込む。一方、インソンは秘書の変更に関してセヨンの人柄を信じて彼女を味方に引き込もうと考える。そんな中、ソンジュに娘の姿を見せるため彼の家に行ったインソンは、ソンジュの命令に従って執事のシム・スンボを追跡するが…。

インソンは非通知設定で「私の携帯を返せ」という謎の連絡を受け、スマホの中にいるのが本当にソンジュなのか疑い始める。ソンジュは書斎のパソコンを使えば非通知の相手を逆探知できると言い、インソンはソンジュの屋敷で暮らすことに。一方、ソンジュの行方を知りたいセヨンはミランに呼び出されて、インソンから目を離さないように言われ…。

インソンからすべてを聞き出そうとしたセヨンだったが、ソンジュの力で逆に非通知で電話をかけてきたのが自分だとバレてしまう。ソンジュの身に起こった出来事をセヨンに話したインソンは彼女の協力を得ることに成功し、クァク・サムス常務の動向を一緒に調べることに。そんな中、ヨングンと昼食を取ることになったインソンだが、彼に騙されて…。

会見の生配信中、ヨングンにイヤホンを奪われたインソンだが、ソンジュから聞いたエピソードを思い出し、絶体絶命のピンチを切り抜ける。その後、ミランに呼び出されたインソンは、ソンジュを信じすぎないようにと忠告を受ける。一方、セヨンはサムスが事件当日にソンジュと会っていた映像を手に入れる。そんな中、インソンはスマホを水没させてしまい…。

無事にスマホが修理されて喜ぶインソン。さらに、戻ったばかりのソンジュが映像に不審な点を発見して、尾行していた車の素性を皆で調べることに。しかし、有力な情報は得られず、スマホを発見した場所へ向かうことに。そこで偶然、インソンの両親と出くわして彼の家で夕飯を食べる。その帰り道、例の車に尾行されていることに気づいたインソンたちは…。

セヨンの跡をつけてきたマフィの助けを借りて、ナム・サンウォンを捕らえたインソンたちだったが、ソンジュの指示で彼が動いていると聞かされる。一方、ボミョングループのオ会長が死去しヨングンとミランどちらが新会長になるか国内外の注目が集まっていた。そんな中、ソンジュの予想通りサンウォンが釈放され、インソンは彼を追いかけるが…。

両親が突然会社にやってきて慌てるインソン。なんとか誤魔化してやり過ごすが、社長になったことをいまだに明かせないでいた。一方、ソンジュがサンウォンの入社記録を調べても不審な点を見つけられなかったが、内部に協力者がいると判明する。そんな中、インソンはソンジュの娘キム・ミナの誕生日を祝うため、みんなでキャンプへ出かけるが…。

インソンのイヤホンを偶然見つけて耳にはめ、久々に父親の声を聞いたミナ。ソンジュは誕生日なのになぜ帰ってこないのかと娘に大泣きされ、ミナを置いていなくなったりしないと約束する。そんな中、セヨンはサンウォンとサムスが同じ日に社内サークルに参加していたことを突き止める。インソンはサムスにサンウォンがどこにいるのかと鎌をかけるが…。

初任給で両親にプレゼントを持って帰ったインソンは、会社で作ったARグラスも渡す。それをヒントにソンジュはサムスに情報を白状させる方法を思いつく。インソンたちはサムスになんとかARグラスをかけさせて、不意をついて黒幕がいる証言を録音。インソンの言動からすべてバレていると感じたサムスは、黒幕と話をするため連絡をすると…。

インソンを呼び出したサムスが車の中で遺体となって発見され、インソンはその場で警察に逮捕。ヨングンのおかげで釈放されたインソンだったが、彼から警告を受ける。次の犠牲者となるのは自分の家族かもしれないと不安になったインソンは、ソンジュの言葉にも耳を貸さずに会社を去る。一方、ミランから新たな情報を渡すように要求されたセヨンは…。

会社に戻ったインソンは犯人を捕まえることが家族の安全につながるとソンジュに告げ、お礼を言われる。さらにインソンはセヨンになぜ会社に残っているのかと聞くと、彼女からソンジュとした約束を教えてもらう。そんな中、インソンはソンジュたちとサムスが死んだ日の動向を探していると、ヨングンの運転手ノ・ウィジェが関わっているとわかり…。

ソンジュが閉じ込められたスマホを、ウィジェに奪われたインソン。セヨンはソンジュの身を案じるが、これは敵陣に潜入して情報収集するためにソンジュがインソンに提案した作戦だった。スマホを通してウィジェの位置追跡や盗聴を行い、ヨングンが誰と密会するか調査をしていたインソンたちだったが、マフィの怪しい挙動を問いただすと…。

インソンは決済待ち案件に関してソンジュの指示を受けられない中、母チェ・スジンとの会話の中からヒントをもらいなんとか無事に切り抜けることに成功する。一方、敵地に乗り込んでいたソンジュは、自分で金庫にいれた封筒をヨングンが持っていることを突き止める。インソンたちは協力してヨングンの副会長室に忍び込んで封筒を探すが…。

イムピョン精神病院の301号室に駆け込んだインソンたちだったが、ソンジュの体はベッドから消えていた。ソンジュを連れ去ったウィジェも見失ったものの、スマホを取り戻したインソンとセヨンはソンジュの体を取り戻すために話し合う。そんな中、スジンから帰ってこいと連絡を受けたインソンが実家に戻ると、お祓いの準備がされていて…。

インソンから自分を信じてほしいと言われたソンジュはパロ4.0の欠陥を伝える。それを聞いたインソンは、サムスを通じてヨングンにその情報を伝えようとしていたのではないかと推測する。一方、母を人質にとられたセヨンはパロ4.0のベータ版を渡すようにミランから脅迫される。不安になったセヨンはインソンにそのことを伝えるが…。

母親の無事を確認したセヨンは、つらい胸の内をインソンに明かして2人はキスをする。ソンジュの提案でセヨンも同じ家で暮らすことになり、浮かれたインソンは眠れない夜を過ごした。そんな中、ミランを専務から解任させるためにボミョンの臨時株主総会が開催。しかし、ヨングンと結託したミランは解任されず、逆にインソンを社長から退任させて…。

ヨングンの策略によって世間でのイメージを失墜させられたインソンは、それに対抗できず思い悩む。一方、ソンジュを恋しがるミナを不憫に思ったマフィは、イムピョン精神病院の院長を拉致して情報を得ることに成功するも、ソンジュの居場所は突き止められずにいた。そんな中、インソンに助けられた会社で働く人たちがネット上で声をあげると…。

インソンたちはマフィを弔い、彼がチャン・ジュソンという名前だったことを知る。そこへ、刑事のチェ・ソンジュンが現れてインソンに協力を持ちかける。家に戻ったインソンはマフィから最後にメールを受け取ったことをセヨンに話し、彼が体育館にいたと知っていた人物を探る。そんな中、ミランは意識がないはずのソンジュの声を聞いて不安に陥り…。

ヨングンはソンジュ失踪説を流してミランを追い詰める。この一件によってシルバーライニングも窮地に陥るが、ソンジュはインソンにパロ4.0が完成したという記者会見を開く計画を提案。インソンはパロ4.0とソンジュの体の交換取引をミランに持ちかけ、記者会見を成功させる。さらにインソンはミランを逮捕させるためソンジュンと協力するが…。

スマホにいたのはソンジュの魂ではなく、パロ4.0だと気づいたインソン。ソンジュの体を取り戻すが、ミランを逮捕出来ないと知って落ち込む。しかし、インソンはスマホのソンジュと協力して事件解決まで社長職を全うしようと決意する。そんな中、ミランに忠誠を誓うウィジェから情報を聞き出すべく、インソンとソンジュンはある策を実行し…。

ミランは奪ったパロ4.0を利用した自動運転車のテスト走行イベントを開催。インソンとともに車に試乗して、車内の様子を生中継するが、インソンとソンジュの計画によって車は暴走する。インソンは車内で自動運転車の欠陥とミランの犯罪を告発し、セヨンは国民のスマホに一斉に証拠映像を流す。追い詰められたミランは自動運転車で逃走を図るが…。

最愛の母の葬儀のあと、手作りのおかずが詰まった母からの宅配便が届き、こらえていた涙があふれ出すヨルム。それでも生きるために会社と家を往復するだけの毎日を過ごしていたある日、通勤途中にふと満開の桜を目にした彼女は、会社とは逆方向の電車に飛び乗る。気づかずにいた季節の移り変わりや、忘れていた穏やかな時間に触れたヨルムは…。

会社を辞めたヨルムはソウルの家を引き払い、最小限の荷物を持って地方の町・アンゴクへ。海辺ののどかな雰囲気と偶然見つけた図書館に惹かれ、この町で暮らすと決めたヨルムは、図書館で出会った司書のアン・デボムに不動産店の場所を教えてもらう。なかなか条件の合う物件が見つからず落胆するが、最後に廃墟と化した元ビリヤード場の物件を紹介され…。

1ヵ月5万ウォンという破格の家賃で契約を結び、アンゴクの住人になったヨルム。図書館で会員証を作り、人目は気にせず思いどおりに生きようと決めたヨルムは、昼間から食堂で焼酎を飲んで泥酔してしまう。酔いから醒めるとそこはなぜか真夜中の図書館だった！ 彼女を心配して閉館後も図書館に残っていたデボムと、朝まで2人で過ごすことになるが…。