関宏峰は最初の殺人事件が全ての鍵だと考え、犯人の行動範囲を絞り込んでいく。 そして周巡の電話を受け、３番目の被害者である謝静の家に向かうとそこには謝静の恋人がいた。逃げた恋人を捕らえて取り調べるが犯人ではなく、宏峰はさらに捜査範囲を絞り込み真犯人を特定する。そこへ真犯人からの電話がかかってきて…。

関宏峰は関宏宇とタッグを組み、犯人の高遠を周巡へ引き渡す。ある夜、高亜楠が宏峰をバーへ呼び出すが、訪れたのは兄にふんした宏宇だった。その帰り道、宏宇はヤクザにからまれる。そのヤクザはかつて宏峰が逮捕した斉衛東だった。翌日、斉衛東が死体で発見される。そしてその捜査が始まるのだが、副隊長の劉長永が復帰し…。

支隊のメンバーは手分けして聞き込みを始めるが、兄にふんした関宏宇は周舒桐と共に昨日訪れた音素バーへ聞き込みに行く。そこで斉衛東の動向についてある証言を得る。一方、劉副隊長は娘の配属のことで、周隊長に食ってかかる。そんな中、関宏峰は弟が斉衛東に殴られていたことを知り、被害者の爪に残った皮膚は弟の物だと気付き…。

劉長永は娘の身を案じ、外勤を辞めさせるよう関宏峰に取り引きを持ちかける。一方、関宏宇は自分の容疑を晴らすため昼間に出かけ、幺鶏が麻薬の売人だと知る。幺鶏らから逃げたところをバーのママに監禁されるが、自分は刑事で兄の宏峰だとごまかし逃げ出す。弟からの情報は捜査に役立つが、宏峰は周舒桐から情報源を聞かれ…。

周巡が家に来ることになり焦った関宏峰は、弟の関宏宇に逃げるよう連絡する。一方、周舒桐と趙茜は売春の仲介人を追跡して連行する。仲介人を利用して幺鶏の仲間の王輝をおびき出す宏峰だが、潜入捜査にあたった周舒桐は危険にさらされる。周巡は確保した王輝と幺鶏を取り調べるも、斉衛東殺害事件に関する供述は食い違い…。

大雨が降る中、劉長永は娘の周舒桐を連れて半年前に一家斬殺事件があった呉征の家に行く。現場で５人家族がどのように殺されたかを説明し、この事件の容疑者である関宏宇の残忍性を強調する。そしてその日、劉長永は誰もいないはずの呉征の家がある敷地内で怪しい乗用車を発見するが、そこには男女一組の死体があり…。

劉長永のせいで支隊が責められる立場になる。関宏峰は事件を早急に解決しないと周巡まで責任を問われることを知り、１週間の期限を提案する。そして兄にふんした関宏宇の耳に連絡装置を取り付け、兄弟は連携を取って調査を進める。そんな中、今回の事件の特捜班が設置され、他の支隊から犯罪専門家が来ることになり…。

関宏宇の事件の目撃者が実在しないことが分かり、兄弟は討論して新たな仮説を立てる。一方、記者が情報を漏らしたせいで、同じ犯人に見せかけた模倣犯による新たな殺人事件が起きる。被害者の夫婦は年の差婚で、婚前契約など不審点が次々と浮上しカネの動きも説明がつかない。亡くなった妻の車は別の場所で見つかるが…。

関宏峰はマスコミと協力して誤情報を流し、犯人を油断させる作戦に出る。一方、韓彬は最初の犯行を特定すべく、過去の類似事件の洗い直しを提案する。そして韓彬は、関宏峰から顔の傷痕にまつわる過去の事件の話を聞く。そんな中、５年前の類似事件が見つかり、宏峰たちは被害者の呂四平の幼なじみ高亮との面会に向かうが…。

韓彬が関宏峰たち兄弟が入れ替わっていることに気付いてる様子だが口外せず、なぜか助け船まで出すことに宏峰は疑問に思う。そんな中、連続殺人事件の捜査は、凶器に関する情報漏えいから容疑者が絞られたが、その人物は警察内部の人間だった。しかし物証も証人も見つからず、拘束時間のタイムリミットが刻々と迫り…。

関宏峰はカードキーを証拠に、王志革の殺人ほう助をした妻を摘発する。そんな中、劉副隊長は証拠をねつ造する周舒桐の映像を発見しもみ消す。一方、事件当時の映像を見た関宏宇は、そこに姿を現わした兄に気付き、その理由を問い詰めるのだが、言い争いになり兄弟は決裂してしまう。そして２人は別行動を取るようになり…。

関宏宇は友人の協力で周巡がいないタイミングを見計らい長豊分局へ侵入し、逃亡中の凶悪犯の王志革に遭遇する。兄と恋人を助け、逃げる際に戻ってきた周巡と鉢合わせてしまう。劉長永を人質に取った王志革は、なぜか関宏宇の事件資料を撮影して送信していた。関宏峰は周巡に、人質のことは自分に任せて別の現場へ行くように言い…。

関宏峰は、立てこもって逃走の手立てを要求する王志革の説得を試みる。一方、周巡は技術課の分析を頼りに王志革の共犯者を追跡する。署内で関宏宇に会ったことで、兄弟間の接触を疑う周巡は、宏峰の家を勝手に捜索するが、証拠を見つけることはできなかった。そんな中、宏宇は情報をもとに安騰が訪れたバーへと向かい…。

関宏宇が二日酔いで目覚めるとホテルの部屋で、そこには装飾音バーのシンガー任迪がいた。その日、郭西郷が通報しに訪れる。息子を誘拐したと身代金を要求されたが、当の息子の郭朋は無事だという。さらに、任迪が署を訪れ弟が行方不明になったと関宏峰に助けを求める。誘拐犯からの写真で人質は任迪の弟の任波であることが判明し…。

誘拐犯は身代金の支払いが遅いことを理由に、任波の指を切った映像をアップする。そんな中、警察が現場に踏み込む直前、関宏峰は映像の場所は罠だと分かり、強行突破を阻止し難を逃れるのだった。一方、周舒桐の元にクビになった元警官の葉方舟が急に訪ねてくる。周舒桐は冷たく突き放すが、葉方舟の動きは何やら怪しくて…。

郭西郷は身代金を用意するが、任波の居場所が特定できない。何とか任波を見つけた周巡たちだったが、任波には喘息があり、口を塞がれたまま亡くなっていた。任迪を暴走させないため、任波が生きているように装い説得を試みるが、任迪に嘘が見抜かれてしまう。郭西郷は、任迪に引き渡すために誘拐犯に賞金を掛けるが情報が錯綜し…。

誘拐犯の胡強が自首したが、任迪は彼の死体と郭朋の交換を要求する。任迪の説得に努める関宏宇だが、任迪は双子の秘密を見抜いていた。その後、宏宇は胡強の強盗事件を調査すべく江州へ行くことになり、関兄弟は駅で交代するが、その場を去る関宏峰が周巡に見つかり逃亡することになる。周舒桐は周巡の命令で宏宇を監視するが…。

バスに乗り逃走を図る関宏峰だが、あとを追ってきた周巡も乗り込んでくる。劉長永は周巡を尾行していた葉方舟を怪しみ、連行して取り調べるも、思わぬ反論を受ける。一方、関宏宇と周舒桐は江州にて胡強の供述の裏取りをするが、聞き込みをした住人の董乾が失踪。現地警察の協力を得て捜索する中、２人は山道で手がかりを見つけ…。

関宏宇と周舒桐は、董乾の車を発見する。そして車内を捜索するとピントを合わせた望遠鏡が見つかる。その焦点距離の山中を捜索してみると、白骨化した遺体や腐敗した遺体が５体埋まっていた。そんな中、宏宇が遺体発見現場で朝日の照らす林を見やると、傾いた樹木が目に入る。そこには、首をつった董乾の死体があった。

周舒桐と一緒に董乾の首つり現場の検証をする中で疑問点を見つけた関宏峰は、自殺に見せかけた他殺である可能性に気が付く。董乾の共犯か敵による仕業か、化学品工場で起きた事件との関連性からある若者の名が出る。懸命に捜査する宏峰の姿を見てすっかり味方になった周舒桐は、監視役はやめると周巡に伝え宏峰に告白し…。

趙馨誠は潜入捜査の追跡を担当していたが無謀にも武器集団に侵入する。そんな中、周巡は趙馨誠を捜し回るも、趙馨誠は警察に逮捕され監禁されていた。そして周巡は関宏峰が潜入捜査を決めたため、反目したふりをして宏峰の顧問を解任する。一方、趙茜は安廷家を捜索して不審な行動をし周舒桐はそのことに気付くのだが…。

関宏宇は武器密輸組織に入るが、潜入捜査官である林嘉茵は警察を裏切っていた。そして林嘉茵は宏宇を射殺して名を上げようとするも金山に阻止される。そんな中、林嘉茵は宏宇が兄を装ってることを暴く。一方、宏宇は武器を餌に金山に林嘉茵を殺せと迫るも、関宏峰は林嘉茵が裏切ることはないと考え林嘉茵の殺害を阻止するのだが…。

関宏宇は兄を救い出そうと金山らの元へ潜入するが関宏峰に交代を拒まれる。そこへ周巡が潜入したため２人は鉢合わせして揉み合いになる。一方、宏峰は武器取引を一旦中止させるよう仕向け、取引相手の手付金を預かり、金山、林嘉茵とともに車で移動する。翌日、孟仲謀に呼び出されて向かうと、孟仲謀が林嘉茵に金山を殺すよう命じ…。

関宏峰は、辛怡との取り引きで主導権を握るべく手付金のマネーロンダリングを行った企業を見つける。銀行口座を凍結させると、慌てた相手はみずから連絡してきた。宏峰は指定場所で取り引きせず、追跡して敵側のアジトを掌握するよう金山に助言する。周巡は宏峰と内密に捜査を進めていただが、この案件には国安局も絡み…。

周巡率いる警察は、武器の取り引き現場を突き止め突撃する。警察の突入により金山、辛怡に関宏峰と林嘉茵が捜査のために潜入していたことがバレて抗争となる。金山は重傷を負い、辛怡は現場に駆けつけた関宏宇に銃で撃たれる。そんなある日、関宏峰は喬森の居場所を突き止めるため二道区の酒場の店主から情報を聞きに向かうが…。

関宏宇は雪の中で立ち往生した兄を見つけ、一緒に歩いて市内へ戻ろうとする。そして、自分が捕まった時にと生まれてくる子を兄の関宏峰に託す。一方、劉長永は酒場を手がかりに捜査を展開するが、情報屋の喬森は行方不明になっていた。そんな中、喬森が通っていた高級クラブの名簿に載っていたカク亦加という人物を訪ねるが…。

診療所で喬森を見つけた劉長永だが、喬森はケガを負い会話ができない。関宏峰は関係者に危険が及ぶと考え、韓彬に助けを求める。夜になり交代した関宏宇は周巡に正体を見抜かれていることを知る。殺人事件当日、宏宇は乱闘になり仲間を刺して警察に指名手配されたのだが、周巡は呉征が警察の潜入捜査員でだったことを暴露し…。

劉長永は毒が入っていたミルクティーを飲み死亡した。事件の日の夜、周巡と劉長永が口論し、部屋には周巡しか出入りしていないことから、周巡は警察に逮捕される。一方、周舒桐は父親を思い涙して、周巡は劉長永の死が自分と関係があることを認める。しかし、関宏宇はミルクティーの加害目標が関宏峰であると推測し…。

周舒桐と趙茜は海港分局の監察医を訪ね、劉長永の死因を知る。そんな中、関宏宇は213事件の物証を確認することに成功し、容疑者のある遺留品を見つけるが、自分の物ではないと確信した宏宇は関宏峰を呼び出す。一方、葉方舟は津港から自分を逃がす代わりに宏宇を差し出すと提案するが、組織からは先に”後始末”を命じられ…。

葉方舟は、化学工場の黄山を始末するために彼を呼び出す。そこに葉方舟を追っていた周舒桐たちも駆けつけるが、葉方舟は組織によって殺されてしまう。そんな中、213事件の現場で犯人に偽装された関宏峰は、弟の関宏宇を容疑者として仕立てていたことが明らかになる。そして宏峰は市局に捕らえられてしまい…。