元凌は夜更けに卿塵を呼び出し、2人の血を吸いこんだ玉の輪を贈る。翌日、蕭続を皇宮へと招き歓迎の宴が開かれるが、蕭続は采倩との縁談を断り…。

玉の輪により卿塵の痛みを代わりに引き受ける元凌。彼女のことを想いながら激しい苦痛に耐え忍ぶのだった。

元安から卿塵の命と引き換えに、朶霞を娶るよう脅された元凌。朶霞と梁国を倒した後に離縁すると密約していたため、怒りを隠し阿柴族との婚姻を承諾する。

皇太子を推挙した奏状が集まる中、すべての朝臣が元湛を支持していると知った元安は不快感を覚える。

中国、西魏（せいぎ）の時代。人間狩り場へ美しい女奴婢（ぬひ）が引き立てられた。彼女は記憶を失っており、そのわずかな断片から荊小六（けい・しょうろく）と名乗るが…。

失った記憶の鍵と思われる悪夢を見た小六。目覚めた小六に姉の汁湘（じゅうしょう）は、宇文府（うぶんふ）の恐ろしさを告げる。

小六（しょうろく）は、濡れ衣を着せられた兄・臨惜（りんせき）の死を目の当たりにし、宇文?（うぶん・げつ）の冷酷な態度に強い憎しみを覚える。

祖父・宇文灼の葬儀を終えた宇文?の元を、宇文席（うぶん・せき）が訪れる。宇文席は自分の息がかかった女を、宇文?の夜伽の相手としてあてがうつもりだったのだ。

夜伽（よとぎ）役を勝ち取った小六（しょうろく）が、初めての寝所仕えに臨む夜。宇文?（うぶん・げつ）はひげ剃りを命じて小六を試す。

宇文?は罰と称して、星児に様々な訓練を受けさせる。あまりの厳しさに根を上げそうになる星児は、宇文?が何を考えているのか理解できない。

魏の皇帝は燕北の定北侯（ていほくこう）に謀反の意思があると疑い、事実を探るため宇文懐（うぶん・かい）に密勅を下す。

宇文?を毒蛇から守った星児だったが、雪玉狗のせいで瀕死の状態に陥る。診察した医師によれば、過去に封じ込まれた内力が体内で燃え上がり…。

宇文?（うぶん・げつ）に毒蛇を放った犯人として、錦燭（きんしょく）を捕らえさせることに成功した星児（せいじ）。

宇文灼から星児の訓練を許された宇文?だったが、祖父が秘密裏に、ある計画を進めようとしていることを知る由もなかった。

女執事・宋（そう） の殺害発覚を恐れ、宇文府（うぶんふ）からの脱走を決心する星児（せいじ）たち姉妹。

妹たちを連れて逃げようとした星児だったが、小八が怪我を負った事で宇文府へ戻らざるを得なくなる。

宮中から辺境兵力図の極秘情報が流出する。梁（りょう）の間諜が仕組んだ罠とは知らず、皇帝は燕北に謀反の意ありとの疑念を強めていく。

人質になっている燕洵（えん・じゅん）を連れて帰るため、母・白笙（はく・しょう）が長安（ちょうあん）にやってきた。

7年間の英国生活を終え上海に戻ったウェン・ヌアン。昔の自分を取り戻したい━━そう願う彼女が再出発の職として選んだのは浅宇（チェンユー）グループの社長補佐だった。

ヌアンの恋人のように振舞っているが実は片想いを続けている代中（ダイジョン）グループ社長、ジュー・リンルー。

冷氏グループ傘下のアルファ買収をめぐって浅宇と代中が競合することに。そんな中、ヌアンの活躍で浅宇は良い評価を得ることができ…。

ヌアンはナンシエンから慈善パーティに一緒に出席するよう命じられる。そこで、彼女は彼が自宅に送ってくれたドレスを着て会場へ向かうが…。

ヌアンを浅宇から追い出したいと考えるシントンはイーシンに接触。その後、イーシンは彼女に惚れている益衆（イージョン）グループ社長の弟パン・ウェイニンに会いに行く。

イギリス出張でナンシエンと一緒にロンドンを一望できる観覧車に乗ったヌアン。彼女はナンシエンからピアスを贈られた上、思いがけずキスをされて戸惑うが…。

ヌアンが週末をリンルーと過ごしたと知ったナンシエンはわざと彼女の仕事を増やし、3倍の日給を出すから週末も働くようにと命令。

ウェイニンにしつこく誘われ一緒にランチをしたヌアン。彼がリンルーの幼なじみだと知って会話が弾むが、その姿をナンシエンに見られてしまう。

浅宇が代中に契約を横取りされたのは、ヌアンがリンルーに企業秘密を漏らしたせいだと疑われる。しかも、潔白を訴える彼女にナンシエンの態度は冷たかった。

昔のようにヌアンに夢遊病の症状が出たことに気づいたロウは、妹の精神状態が心配に。だが、翌朝ヌアンはケロッとした様子で会社へ出勤していく。

一連の不祥事はシントンが仕組んだことが判明し、ヌアンの潔白が証明された。だが、ヌアンを恨み続けるシントンはわざと皆の前で彼女と言い争い転んだふりをする。

シントンから許してほしいなら会社を辞めるようにと言われるも、きっぱり断ったヌアン。だが、彼女はもう睡眠薬なしでは眠れなくなっていた。